バレーのポジションは上手い順ではなく適性で判断!詳しいルールも

バレーの試合を観戦中、このような疑問を持ったことはありませんか?

  • バレーのポジションは上手い順で決まるの?
  • 試合中の選手のポジションはどのように変わっているの?
  • バレーの得点のルールを知りたい
  • アウトサイドヒッターとオポジットの違いは何?

私も試合を観戦することが好きなので、詳しく調べてみました!

この記事でわかること
  • 選手のポジションは上手い順ではなく、役割に合った適性などで判断している
  • 試合中の選手のポジションは、時計回りに1つずつローテーションしている
  • 1試合につき5セット行い、1セット25点を3回先取すると勝利となる
  • アウトサイドヒッターとオポジットの違いは、守備をするかしないかである

この記事を読むと、選手の役割は上手い順で決まるか否かがわかります。

バレーの詳しいルールも説明しているので、最後まで読んでくださいね♪

バレーのポジションは上手い順ではなく適性などで判断

バレーのポジションは上手い順ではなく、それぞれの役割に合った適性や体格、性格などを判断材料にして指導者が決めることが多いようです。

バレーのポジションは5つあり、それぞれに求められるスキルが違うので見てみましょう!

5つのポジションに必要なスキル
  • セッター:広い視野と素早い判断力、トスの高い技術力
  • アウトサイドヒッター:攻撃力と守備力、プレッシャーに強いメンタル
  • ミドルブロッカー:高いジャンプ力と素早い攻撃ができる対応力
  • オポジット:高いジャンプ力と強い攻撃力、戦い続けるための体力
  • リベロ:あらゆる攻撃に反応できるスキルと、ボールを正確に回す技術

どのポジションも高い能力が必要とされているので、上手い順では決めていないんですね!

わかなちゃん
わかなちゃん

運動能力に長けている選手は、重要ポジションに置きたいという意見もみられますが、基本的に上手い順では決めていないそうです。

それぞれのポジションが役割を担い、お互いを支え合うことでチームが成り立っています。

次の章では、それぞれの役割について詳しく解説していきますね!

セッターは攻撃の流れを組み立てる絶対的司令塔

セッターは、攻撃の流れを組み立ててチーム全体のバランスを取るため、コート上の「絶対的司令塔」と言われています。

レシーブされたボールを正確な判断でトスして、スパイカーが打ちやすいように攻撃をつなげます。

正確なオーバーヘッドパスだけでなく、相手ブロッカーをだますフェイントトスを使うこともあるんですよ!

セッターは、試合全体を見ることができる広い視野や、一瞬で判断する能力が求められます。

また、高い技術力とリーダーシップも必要不可欠で、バレーの中で最も重要なポジションと言えるでしょう。

アウトサイドヒッターは攻撃も守備もこなすオールラウンダー

アウトサイドヒッターは、攻撃も守備もこなすオールラウンダーで、スパイクだけでなくレシーブなどでも活躍する万能なポジションです。

左右両方から攻撃をしますが、主にレフトからスパイクを打ち、チームの得点を狙います。

アウトサイドヒッターは「攻撃のかなめ」としてチームを支えるため、身長の高さやジャンプ力、強いメンタルが必要となるでしょう。

また、サーブレシーブや守備もこなすので、安定感と判断力も求められます。

攻撃でも守備でもチームに大きく貢献し、アウトサイドヒッターの質はチームの強さに匹敵すると言えるでしょう。

ミドルブロッカーはブロックと速攻で活躍する守備の要

ミドルブロッカーは、前衛の中央で相手のアタックをブロックし、守備と攻撃の両方で活躍するポジションです。

コートの中央に立ち、相手の攻撃をブロックしたり、速攻などの素早い攻めの技をしたりすることも求められます。

相手のアタックに対して、ネット前で飛んでブロックする必要があり、身長が高い選手がミドルブロッカーに選ばれることが多いようですね。

ミドルブロッカーの能力は、相手のアタックをどれだけ防ぐことができるかが関わってきます。

しかし、レシーブを弱点とする選手も多く、後衛に回ったときにリベロと交代することがあるようです。

オポジットは強力なスパイクを打ち得点を狙う攻撃のエース

オポジットは主に得点を狙う役割で、強力なスパイクを武器に攻撃を続けるポジションです。

オポジットとは英語の「opposite」が語源で、「対角」という意味を持ちます。

コート上で「セッターの対角」に配置されます。

オポジットは、前衛でも後衛でも守備には回らず、攻撃専門でスパイクやバックアタックで得点を取りに行きます。

高いジャンプ力や、常に攻撃する選手の力強さに魅了されますよね♪

リベロはレシーブなどの守備でチームを支える

リベロはスパイクを打たず守備に専念し、レシーブやカバーでチームの守りを支えて安定させるポジションです。

バレーの試合の観戦中、1人だけ違う色のユニフォームを着用している選手を見たことはありませんか?

リベロは、他の選手とは違う色のユニフォームを着用し、アタックなどの攻撃をせずに、レシーブやトスを回す守備専門の役割を持ちます。

相手の強烈なアタックに素早く反応する姿は、とてもかっこいいですよね。

他の選手と比べると身長は高くないですが、小さな体でどんなボールも受け止めるので、私も応援に力が入ります!

バレーのポジションはローテーションしながら時計回りに動く

バレーの選手のポジションは、試合中に時計回りに1つ動きローテーションしながらゲームを展開していくというルールがあります。

ローテーションには4つのルールがあります。

  • 時計回りに動く
  • 並び順を変えない
  • バックライト①の人がサーブを打つ
  • サーブ前のポジション移動は禁止

このルールを守らないと反則になってしまいます。

また、ローテーションするタイミングも決まっているので覚えておきましょう。

相手チームから始まるサーブで、自分のチームが点を取ればサーブ権が移動するので、このタイミングで時計回りに移動します。

自分のチームのサーブで始まって点を取った場合は、サーブ権は移らないのではポジション移動は行いません。

6人制のバレーは、ローテーションのルールがありますが、9人制のバレーはポジション移動のルールはありません。

ローテーション順などは試合前にラインアップシートに記入

ローテーションの順番やサーブ順は、チーム監督が各セットの試合前に「ライン・アップ・シート」にスターティングメンバーと背番号を書きます。

このシートは、「オーダー表」や「目玉」と呼ばれているので、聞いたことがあるかもしれませんね。

ライン・アップ・シートには「セット数」「チーム名」「背番号」「監督氏名」を記入します。

セット中は、ローテーションの順番やサーブ順を変更することはできません。

ルールを守ることで、正確なポジション移動を行い、円滑に試合を進めることができるのです。

また、バレーの実況で「S1ローテ」などと聞いたことはありませんか?

「S」はセッターの意味で、数字は①~⑥まであります。

「S6ローテ」の場合は、セッターは後衛の⑥の位置に配置されているということですね。

ローテーションによって、攻撃パターンや守備の戦術が異なるので、選手の位置はとても大事です。

バレーの得点のルールは1セット25点を3回先取すると勝利となる

6人制のバレーのルールは、1試合につき5セット行われ、1セット25点の得点を先に3回獲得したチームが勝利します。

このルールは、国際大会などでも採用され、3セットマッチの場合もあるんですよ。

3セットマッチの場合は、2回先取したチームが勝利です。

また、5セット目や3セット目まで試合がもつれることを「フルマッチ」と呼び、最終セットは15得点先取すると勝ちとなります。

両チーム24点で得点が並んだ場合は「デュース」となり、先に2点差をつけたチームが勝利です。

最後まで諦めない選手の姿に、一瞬たりとも目が離せませんよね!

その他のバレーのルールは以下のとおりです。

  • 9人制のバレー「1セット21点で3セットマッチ」
  • ソフトバレー「1セット15点で3セットマッチ」
  • ビーチバレー「1セット21点で3セットマッチ」
やぎ先生
やぎ先生

ソフトバレーは4人制、ビーチバレーは2人制で行われます!

同じバレーでもルールや人数が違うんですね!

わかなちゃん
わかなちゃん

バレーの得点獲得ケースは相手コートにボールが落ちるなど3つ

バレーの得点が入るケースは、相手コート内にボールが落ちる、相手選手が触れたボールがコート外に落ちる、相手チームが反則した場合にそれぞれ1点ずつ獲得します!

じゃんけんやコイントスでサーブ権を得たチームの「サーブ」から試合が始まります。

ボールが相手コートの内外に落ちたり、反則があるまで打ち合いの「ラリー」が続き、この瞬間は観るものを魅了しますよね!

相手チームがサーブを打ち、自分のチームが得点を入れると「サーブ権」獲得となります。

サーブに関するルールは3つあります。

  • 8秒以内に打つ
  • コートのエンドラインを踏まない
  • ボールを上げたら必ず打つ

他にも反則となるルールがいくつかあるので紹介しますね!

ドリブル(ダブルコンタクト)同じ選手が2回ボールに触れる(ブロックはノーカウント)
フォアヒット(オーバータイムス)4回以上ボールに触れて相手コートに返す
キャッチボール(ホールディング)ボールを掴む、長時間受け止める
ペネトレーション・フォールト相手チームのコートに侵入
タッチネットプレー中の選手の体、ユニフォームがネットに触れる
オーバーネット相手側のコートにあるボールに触れる
マーカー外通過ボールがマーカーの外側を通過し相手コートに入る

また、バレーの点数は紙に書くことが主流でしたが、近年では「スコアボードアプリ」や「得点板アプリ」を利用するようになってきています。

リアルタイムでデータ分析ができるアプリも人気で、弱点を克服しパフォーマンス向上に役立てることができるようです!

バレーの専門用語やルールを解説!

バレーの試合観戦中って「今のはどういう意味?」って思うことがあるんですよね。

わかなちゃん
わかなちゃん
やぎ先生
やぎ先生

観戦を楽しむために、専門用語やルールを解説していきますね!

6人制のバレーは、前衛と後衛3人ずつに分かれ、手や腕などを使ってボールを打ち、3回以内に相手コートに返します。

ただし、ブロックは3回のうちに入りません。

コートの広さやネットの高さはこちらです。

後衛の選手は、アタックラインより前で攻撃してはいけないルールがあります。

下の表で、試合中によく聞かれる主要な専門用語を紹介しますね!

ラリーボールがコートに落ちたり、ミスやアウトになったりせずに長く打ち合うこと
レシーブ相手選手が打ったボールを拾うこと
トス味方が攻撃を打ちやすいようにボールを上げるプレー
スパイク上げられたボールに合わせて、ジャンプして勢いよく攻撃すること
ブロック相手のボールを両手を伸ばしてジャンプして防御すること
サービスエース相手が返せない好サーブによる得点のこと
バックアタック相手の意表をつき、後衛から打つスパイク
ワンタッチスパイクしたボールがブロックする選手の手に当たること
アドバンテージデュースの状態でどちらかのチームが1点得ること

こんなにたくさんの専門用語があるんですね!意味がわかったので、試合観戦が楽しくなりそうです♪

わかなちゃん
わかなちゃん

チームを支えるコーチ陣は監督など5つの役割がある

チーム全体を支えるコーチ陣は多様化していて、監督をはじめとする5つの役割があります。

どのスポーツにも共通しますが、常に戦い続ける選手には専任のコーチ陣がチーム全体のサポートをしています。

  • 監督
    • チーム全体をコントロールする。選手の状況などすべてを考慮して勝つための戦略を立てる。
  • コーチ
    • 監督の補佐役。相手や自分のチームの分析、攻撃や守備担当など役割分担制が主流。
  • メディカルトレーナー
    • スポーツ医療を専門とし、選手のパフォーマンスを上げるマッサージや、怪我からの復帰をさせる役割。
  • フィジカルコーチ
    • 選手のパフォーマンスが上がったり怪我をしないように、体力面の管理・トレーニングを行う。
  • アナリスト
    • 試合中の選手の動きをパソコンに入力して、リアルタイムで勝利に導くようデータ化する役割。事前に相手チームを分析して監督・コーチと戦略を立てる役目も持つ。

選手にとって、さまざまなコーチ陣の存在は心強いでしょうね♪

わかなちゃん
わかなちゃん

スポーツ観戦も楽しいですが、実際に運動をしてみたくなったあなたには、こちらの記事がおすすめです!

トライアスロンは、水泳・バイク・ランニングの3種目を行う競技です。

ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

アウトサイドヒッターとオポジットの違いは守備をするかしないか

アウトサイドヒッターもオポジットも、強い攻撃性を必要とするポジションですが、両者の違いは守備をするかしないかという点です。

  • アウトサイドヒッター

以前はレフトやライトと呼ばれていたポジションです。

左右両サイドから攻撃をするため、「ウィングスパイカー」と呼ばれることもあります。

アウトサイドヒッターは、強い攻撃性だけではなく、サーブレシーブやトス、ブロックなどの守備もこなすオールラウンダーとしての役割があります。

  • オポジット

オポジットは「対角」という意味で、セッターの対角に位置し、主にライト側に配置されます。

アウトサイドヒッターとは違い、レシーブなどの守備はせずに、強烈なスパイクやバックアタックなどを得意とする攻撃専門で「スーパーエース」と呼ばれています。

右側から攻撃するため、左利きの選手が多いそうですよ。

また、オポジットに該当する選手は少なく、Vリーグレベル以上のチームでポジションが置かれるのが一般的です。

学生のチームなどではオポジットではなく、アウトサイドヒッターとして左右に配置されるんですね!

わかなちゃん
わかなちゃん

ポジションには位置と役割の2つの意味がある

アウトサイドヒッターやオポジットなどの呼び名が広がったことにより、ポジションには「位置」と「役割」の2つの意味を持つようになりました。

試合中は選手たちがコートの中をローテーションして移動するので、役割も変わると思ったことはありませんか?

あります!選手の位置が変わるたびに、担当する役割も変わると思っていました…。

わかなちゃん
わかなちゃん

ポジションには2つの違いがあります。

<位置を表すポジション>

  • レフト
  • ライト
  • センター

選手の位置を表し、ネット寄りの3人を前衛(フロント/フォワード)、後ろ側を後衛(バック)と言います。

前衛の中央をフロントセンター、後衛の左側をバックレフトなどと表します。

<役割を表すポジション>

  • アウトサイドヒッター
  • オポジット
  • セッター
  • ミドルブロッカー
  • リベロ

選手のプロフィールや、試合の実況などで使われます。

選手がいる位置が変わっても、本来の役割は変わらないんですね♪

わかなちゃん
わかなちゃん

以前の役割を表すポジションは「レフト」「センター」「ライト」「セッター」でした。

それが、「レフト」を「アウトサイドヒッター」などと呼ぶようになったのは、1990年以降のことです。

国際大会や英語圏で使われていたバレー用語が日本にも浸透したそうですよ!

石川祐希選手は男子日本代表のアウトサイドヒッター

石川祐希選手は男子日本代表のアウトサイドヒッターで、不動のエースとして国内だけでなく世界でも活躍し続けています!

また、ネーションズリーグ2023年と2024年のベストアウトサイドヒッターに選ばれ、ベストアタッカーや得点王にも輝いています!

2024年に行われたパリオリンピックで、男子日本代表のキャプテンも務めていましたよね♪

わかなちゃん
わかなちゃん
石川祐希選手
  • 身長/体重:192cm/84kg
  • 利き手:右手
  • 背番号:14番
  • スパイク最高到達点:353cm
  • ブロックジャンプ到達点:335cm
  • 所属チーム:シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ(イタリア)

石川祐希選手の強みは、高いスパイク力と冷静な判断力でしょう!

男子日本代表のキャプテンとして、安定したリーダーシップも魅力の1つです♪

西田有志選手は男子日本代表のオポジット

西田有志選手は男子日本代表のオポジットで、爆発的なジャンプ力と強烈なスパイクで観客を魅了するプレーが特徴です!

左利きから繰り出されるパワフルなスパイクは、とてもかっこいいですよね!

わかなちゃん
わかなちゃん
西田有志選手
  • 身長/体重:186cm/89kg
  • 利き手:左利き
  • 背番号:クラブチーム11番、日本代表1番
  • スパイク最高到達点:350cm
  • 所属チーム:大阪ブルテオン

西田有志選手の強みは、高いジャンプ力と最速120kmを超えるサーブ、そして得点力でしょう!

お気に入りのソファで試合観戦をしませんか?

こちらの記事では、へたらないおすすめのソファを紹介しているので、購入の際の参考にしてくださいね♪

まとめ

  • バレーのポジションは上手い順で決めることはなく、役割に合った適性や体格、性格などによって指導者が判断する
  • 試合中の選手のポジションは、時計回りに1つ動いてローテーションしている
  • バレーのルールは1試合につき5セット行い、1セット25点を3回先取すると勝利となる
  • アウトサイドヒッターとオポジットの違いは、守備をするかしないかである

バレーのポジションの役割は、それぞれ求められる能力に違いがあり、上手い順で決めていないことがわかりましたね!

敢えて上手い順で示すなら、1位は絶対的司令塔の「セッター」という意見もあるようです。

選手の役割やルールを知って、楽しんでバレーの観戦や応援をしてくださいね♪

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