天然石を接着剤でくっつけるなら、おすすめはどんな商品?と疑問に思っていませんか。
大切な天然石をうまく接着することができるか、不安になりますよね。
この記事では、ハンドメイドや修理に使える接着剤についてご紹介します。
アクセサリーのハンドメイドを楽しんだり、気に入ったものを長く使うためには接着剤があると便利です。
天然石を接着するときに知っておきたいことをご紹介していきますね♪
強力な接着剤なら、混ぜて10分後から固まり始めるこちらがおすすめ。
乾くと透明になるので、アクセサリーの邪魔をしないのが一番の長所です!
ハンドメイド愛好者からもよく選ばれている商品です!
目次
天然石の接着剤でおすすめは2液タイプ!均等に混ぜてくっつける
天然石に使う接着剤で最もおすすめなのは、2種類の液を混ぜ合わせて使う「エクセルエポ」という商品で、強力な接着力があります。
ひとくちに接着剤といっても、さまざまなものが売られていますよね。
「布・紙用」「木工用」「模型用」など、素材や用途が示されていますが、意外にも「アクセサリー用」という記載は少ない…。
用途の違う接着剤を選んでしまっては、天然石がうまくくっつかないばかりか、素材を汚してしまうことになるかも?!
接着剤を選ぶときには、用途のほかに次のようなことをチェックしましょう。
接着したあと位置を微調整したい場合は、あえて硬化時間がゆっくりめのものを選ぶのもおすすめです。
天然石やハンドメイドに使うことのできる接着剤、3タイプをご紹介します。
2液タイプのエポキシ接着剤なら強力固定!
2液タイプの接着剤は、パッケージに2本のチューブが入っており、混ぜ合わせて使うタイプのものです。
一般にエポキシ接着剤と呼ばれる2液タイプは強度が高く、金属やガラスなどの硬い素材を接着するのに向いています。
仕上がりが硬くなるため、ゴムや革製品、布などには不向きとされていることに注意してくださいね。
2種類の液を混ぜて使うことが特徴的なので、使い方を見ておきましょう。
ポイントは、2種類の液を1:1の割合で混ぜ合わせることです。
上の画像のように、小さなシートの上で線のようにまっすぐ出すと、同じ量で混ぜ合わせやすいのでおすすめです。
完全に混ざると固まりはじめるので、もったりとした感触になってきたら使いたい部分に塗りましょう。
細かい部分に塗るときはつまようじが便利で、ようじを寝かせるようにして混ぜ合わせるとよくくっつきますよ。
接着したいもののすき間を埋めてくれる性質もあるので、天然石のような凹凸のある素材にもぴったりですね。
代表的な商品に、セメダイン株式会社の「エクセルエポ」があり、こちらは硬化したあと透明になるため目立ちにくく、ハンドメイドに向いています。
UVレジン接着剤は強度が高い!専用のライトが必要
ハンドメイドでよく使われる、UVレジンを接着剤代わりにするのは難しく、専用の商品を使った方が確実です。
UVレジンとは、紫外線ライトを当てると固まる液状の樹脂のことで、アクセサリー作りなどに利用されているものです。
ハンドメイドに関心の高いあなたなら、UVレジンを接着剤代わりに使いたくなるかもしれません。
しかし、短時間で固まり、透明になるからといって、一般のUVレジンを接着剤として使うのはおすすめしません。
レジンの扱いに慣れており、レジンを使って接着したいという場合は、「接着用」として売られているものを選びましょう。
UVレジンは通常、ライトの光が当たらない部分が固まらないため、接着力が弱まってしまいます。
東亞合成株式会社「アロンアルファ 光」という商品は、UVレジン接着剤と瞬間接着剤の性質を合わせたもので、ライトが当たらない部分も硬化するそうです。
商品を選ぶときは、こうした特徴を調べて購入すると失敗が少なくなりますよ。
瞬間接着剤は手軽だが白くなる現象に注意!
瞬間接着剤は使い方がわかりやすく手軽ですが、乾いたときに白くなる製品は天然石のアクセサリーに向いていると言えません。
2種類の液を混ぜ合わせる必要がなく、容器から出してすぐに使うことのできる瞬間接着剤。
「接着剤」と聞いて一番に思い浮かぶのはこのタイプかもしれません。
瞬間接着剤の成分は、「シアノアクリレート100%」という表示になっていることが多いので、選ぶときはチェックしてみてください。
使い方が簡単なのが長所ですが、接着力はエポキシ接着剤やUVレジン接着剤に比べると少し弱いようです。
また、充填性(素材のすき間を埋めてくれる性質)にとぼしいため、天然石のような凹凸のある素材はうまくくっつかないおそれもあります。
アクセサリーに使うときに最も注意してほしいのは、瞬間接着剤のはみ出た部分が白くなってしまう現象です。
ラインストーンがとれたときに瞬間接着剤を使ったら、石が白くくもってしまい見ばえが悪くなったよ…(涙)
瞬間接着剤の中では、ビーズスミス社の「ジュエリースーパーグルー」が便利で、上記でご紹介したようなデメリットがありません。
乾くと透明になることや、素材のすき間を埋めてくれることが特長で、においがないのも嬉しいところです。
天然石の接着剤をダイソーで調達!強力なつけ方も
ダイソーで売られている、天然石に使える接着剤には、2液タイプのエポキシ接着剤と手軽な1液タイプがあり、用途に合わせて選ぶことが大切です。
アクセサリー用の接着剤はダイソーなどの100円均一ショップでも売られており、手軽に試すことができます。
値段が安くても品質の良いものが多く、扱っている種類も豊富なので便利ですが、使い道が限定されている商品もあるようです。
「木材用」「プラスチック用」など、何を接着することができるのか確認してから購入しないと、手間やお金が無駄になってしまうかも…。
ダイソーで売られている接着剤で天然石に向いているものには、次のようなものがあります。
身近にある100円均一ショップで気軽に購入できるなら、試しやすくて良いですね♪
天然石が取れたり割れたりしたら2液タイプなどで対処
大事にしている天然石が割れた!台座から取れた!というときはショックですよね。
天然石が割れたり取れたりしたときにはどのような接着剤を使えば良いのでしょうか。
割れた天然石を直すなら、石材や墓石用のものを使うことができます。
はっきり「天然石に使える」と表示してある製品もありますが、中には乾くと黒やグレーになるものもあり、アクセサリーに使うには要注意です。
大切な天然石に予期しない色がついてしまい、そのまま乾いてしまったら大変!
接着剤が乾いたときの色味をチェックして、天然石の色や透明感を邪魔しない製品を選ぶのが必須です!
商品のパッケージに色味が表示してあることもあるので、よく調べましょう。
割れたり取れたりした天然石に使える接着剤を選ぶときのポイントをご紹介します。
素材のすき間を埋めてくれる性質を充填性といいます。
「充填性がある」などとうたわれている製品なら、割れた天然石もくっつけることができます。
石材や天然石専用の接着剤の中には、「石を汚染しない」と紹介されているものがあります。
こうした点にも注意しておくと安心して使うことができますね。
なお、小さな部品がコロコロ転がってしまうときは、厚めの発泡スチロールやスポンジに差し込むと、作業用の土台代わりになりますよ。
もしものときの対処方法を知っていれば、安心して天然石を身に付けることができますね♪
「天然石の一部が欠けてしまった!」という場合、研磨して形を整え、オリジナルのジュエリーにしても素敵ですね。
おうちでできる研磨の仕方もご紹介していますので、ぜひごらんください。
知って損なし!強力に接着するコツ3選!
接着剤を使って素材を強力に接着するためには、表面の汚れを拭きとるなどのコツがあります。
ちょっとしたコツを知らずに使ってしまい、接着剤がすぐにはがれてしまっては意味がないですよね。
ほんのひと手間加えるだけで、接着剤の効果がアップするんです!
接着する表面の状態はとても重要であり、汚れや皮脂をきれいに拭きとることで強力に接着することができます。
拭きとりにはアルコールを使うことがおすすめで、脂を落とすのに有効ですよ。
また、接着する面を紙ヤスリで軽く数回こすり、傷をつけると接着剤がしみ込む表面積が増え、より強度が増します。
接着剤が完全に固まるまでには、速乾タイプとうたわれているものでも、1日ほど時間を置くのが確実です。
接着した部分の周りをテープで仮留めするなど、素材が動かないようにしてじっと待ちましょう。
チューブから2種類の液体を出し、均等に混ぜるのは意外に難しいものです。
均等に混ざり合っていないと、うまく固まらずはがれの原因になってしまいます。
小さく切ったクリアファイルなどの作業用のシートの上で、2種類の液を「=」のような形に並べて出し、ヘラで上下に混ぜ合わせていくのが確実な方法です。
接着剤についてよく理解することで、天然石のおしゃれやハンドメイドを楽しんでくださいね!
ハンドメイドに関心のあるあなたなら、こちらの記事もおすすめ。
シンプルな手順でゴージャスに見える、ワイヤーアクセサリーの作り方をご紹介しています。
あなただけのオリジナルアクセサリーを作って、天然石の美しさを味わいましょう♪
天然石の接着剤の剝がし方はお湯や除光液などを使って
皮膚についたり、天然石についてしまった接着剤の剥がし方として、お湯や除光液を使うことができます。
私にとっては意外だったのですが、接着剤にはお湯に弱いという特徴があるのです。
アクセサリーをつけたままお風呂に入ったら、接着剤が剥がれて天然石がとれてしまった…というケースもあるようですよ。
これを逆手にとって、指先に接着剤がついてしまったときや、天然石の接着を剥がしたいときはお湯につける方法があります。
皮膚でなく素材についた接着剤の剥がし方としては、除光液を使うこともできます。
これは、除光液に含まれているアセトンという成分の効果で、接着剤が溶けるためです。
身近にあるものを使った接着剤の剥がし方を知っておけば、ハンドメイドなどのときにも作業がしやすくなりそうですね。
ただし、アセトンが入っていない除光液も販売されていますので、成分を確認して使うようにしてくださいね。
この記事で「2液タイプ」とご紹介しているエポキシ接着剤の場合は、アルコールでも剥がすことができるようです。
また、瞬間接着剤であれば、接着剤を剥がすための専用の液も発売されています。
こちらも便利ですが、プラスチックや塗料のついた面に使用すると、表面を溶かしてしまうことがあるため注意してくださいね。
まとめ
- 天然石に使う接着剤で最もおすすめなのは、2種類の液を混ぜ合わせて使う「エクセルエポ」で、強力な接着力がある
- ダイソーで売られている、天然石に使える接着剤には、2液タイプのエポキシ接着剤と手軽な1液タイプがあり、用途に合わせて選ぶことが大切
- 皮膚についたり、天然石についてしまった接着剤の剥がし方としては、お湯や除光液を使う方法がある
ひとくちに接着剤といっても、その種類や用途はさまざまです。
大切な天然石に使うものなら、目的に合わせて最適なものを選ぶことをおすすめします。
便利な製品をうまく使って、より快適で楽しい生活を手に入れましょう♪
こちらの商品は、この記事で「2液タイプ」とご紹介したおすすめの接着剤です!
手ごろな価格でお求めやすくなっており、ご家庭にひとつあるといざというときの修理にも役立ちますよ。
ハンドメイドやアクセサリーに関心のあるあなたなら、手に入れないわけにはいきませんね♪