リトミックのねらいは表現力を養うなど3つ!効果や発表会の様子も♪

あなたは、リトミックのねらいが気になっていませんか?

  • リトミックはどんなねらいで行うの?
  • リトミックスカーフはどんなねらいがあるの?
  • 発表会はどんなことをするの?
  • リトミックとリズム遊びの違いはあるの?

今回は、最近リトミックのことをもっと知りたいと思っている私が調べてみました!

この記事でわかること
  • ねらいは音やリズムに触れ合うことで感性、想像力、表現力を養うなど3つある
  • スカーフのねらいは、視覚や触覚などの感覚を刺激し、さまざまな表現を通して豊かなイメージ力を育むこと
  • リトミックでは通常の発表会と違い、普段の様子をそのまま見てもらうことが多い
  • リトミックは自由な表現に重きを置いているが、リズム遊びはまねをすることが前提という点が違い

リトミックで期待できる効果についても紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

リトミックのねらいを知れば、お子さんをリトミックに通わせたくなるかもしれません!

目次

リトミックのねらいは感性や表現力を養うなど3つある

リトミックのねらいは音やリズムに触れ合うことで感性、想像力、表現力を養うなど3つあります。

  • 音楽に親しみながら、リズムに合わせてのびのびと身体を動かす楽しさを味わう
  • 友達と一緒に表現する楽しさを共有する
  • 音やリズムに触れ合うことで、感性、想像力、表現力を養う

音楽に親しみ、のびのびと身体をつかう活動を通して、表現する楽しさを感じることができます。

表現する楽しさを友達と共有することで、コミュニケーションが活発になるかもしれません。

さらに、音やリズムを通して、歌詞や曲調から曲のもつ雰囲気を感じ取れるようになり、感性や想像力が養われます。

楽器を使うことで表現の幅が広がることも期待できますよ。

ねらいは1つではないんですね!

わかなちゃん
わかなちゃん

リトミックとは段階的に成長を促す音楽教育法の一つ

リトミックとは、音楽に合わせて身体を動かしたり、楽器を演奏したり、友達と協力して発表したりすることで、段階的に成長を促す音楽教育法の一つです。

音楽に関する能力だけでなく、身体面、感覚面、知能面などいろいろな角度から子どもの感覚を刺激し、潜在的な能力を引き出す効果が期待されています。

20世紀初頭にスイスの作曲家であり、教育家でもあるエミール・ジャック=ダルクローズによって考案されました。

日本では明治時代にはすでに取り入れられていたようです。

思ったより歴史が古くて驚きました!

こたろうくん
こたろうくん

リトミックには多様な種類がありますが、主に3つの柱で構成されています。

  • リズム運動

音楽に合わせて身体を動かす運動のこと。

  • ソルフェージュ

リズムや音程などの音楽的要素を、耳で聴いて理解できる力のこと。

  • 即興演奏

感じたことをその場で自分なりに表現する力を育む。

保育園では、ダンスやリズム遊び、体操や表現遊びなどが取り入れられているようです。

リトミックの動きに正解はないので、音楽やリズムを聴き、身体全体で表現して楽しむことが基本となっています。

リトミックで期待できる効果を6つ紹介

保育にリトミックを取り入れると、6つの効果が期待できます。

  • 子どもの感性を養う
  • 集中力や思考力を育む
  • コミュニケーション力や協調性を育む
  • 身体能力の向上
  • リズム感・感覚を養う
  • 音楽的能力を育む
  • 子どもの感性を養う

自由な表現のなかで、子どもの感性を養うことができます。

年齢が上がると、歌詞や曲調から「楽しい曲」「おもしろい曲」「悲しい曲」といった雰囲気を感じ取ることができるようになりますよ。

いろいろな楽器に触れる機会があるので、楽器の扱いや奏でる楽しさを知ることもできます。

  • 集中力や思考力を育む

集中力とは、一つのことに対して意識や注意を集め、物事に取り組む能力のことです。

友達と一緒に行うときは、周りの様子にも注意する必要がありますよね。

友達と楽しみながら、自然と集中力が養われます。

動物のまねをする場合は、さまざまな動物を連想し、動きを考えますよね。

音やリズムを聴いて判断するときは、「最初は低い音だったから、次は高い音かな?」と考えることで思考力の向上も期待できます。

  • コミュニケーション力や協調性を育む

コミュニケーションには、「話す力」と「聞く力」の両方が必要です。

リトミックでは、友達や先生と一緒に活動するので、自分の考えを伝える力や、相手の考えに耳を傾ける場面が出てきます。

最初はうまくいかないこともあるかもしれません。

仲間と協力する場面が何度もあるので、繰り返しコミュニケーションを図っていくうちに、自然と能力が養われていきます。

協力していくうちに、お互いを認め合う力もついていきますね。

また、音を出すタイミングを合わせたり、他の楽器を聴いたりすることで、協調性も養うことができます。

ペアを組んだり、全員で手をつないだりする動きを取り入れるのもいいですね!

  • 身体能力の向上

幼児期に身に付けておきたい「歩く・走る・ジャンプ・スキップ」といった動作を楽しみながら覚えることができるでしょう。

「揺れる・転がる・ねじる・はう」といった全身運動を取り入れることで、上手な身体の使い方を身につけることもできます。

音楽に合わせて身体を動かすと、空間認知能力も育まれますよ。

  • リズム感・感覚を養う

音楽に合わせてステップを踏んだり、手をたたいたりを繰り返し行うことで、楽しみながらリズム感を養うことができます。

聴こえた音によって違う動きをするには、記憶力・判断力・表現力などを活用する必要があります。

苦手な子が増えているスキップも、一定のリズムでステップを踏む動作なので、音楽に合わせてリズムを覚えれば、少しずつできるようになりますよ!

  • 音楽的能力を育む

ビート感や音の高低の聞き分けけが自然とできるようになります。

長調と短調の聞き分けや、音の特徴や音域・広がりを体で表現することで、音の変化に気づき、感情のこもった音楽表現ができるようになっていきます。

音楽を楽しむには欠かせない要素ばかりですね!

わかなちゃん
わかなちゃん

リズムに合わせて数を数えることで数に親しんだり、音楽に合わせておもちゃを運んだりすることで、片付けなどの生活習慣を身につけられそうですね!

効果はすぐに出てくるものと成長してから発揮されるものがある

リトミックの効果には、「音に反応する」などすぐに表れるものもありますが、潜在意識に刷り込まれた感覚は、成長してから大きな力を発揮することもあります。

「音楽に反応するようになった」「歌をうたうようになった」という効果はすぐにみられることが多いです。

対して、潜在意識に刷り込まれた効果は、6歳以降の活動にも影響してくるそうです。

潜在意識とは、日常の生活の中で自覚のないままに行動するときの意識のことです。

今あなたが行っている、歩く、走る、箸を使うなどは、意識的に行っていた行動が潜在意識の中に刷り込まれて今では自然に行っていることだといえると思います。

リトミックも同じで、何度も意識して行っていた活動が、無意識レベルで行えるようになることで、大きくなってから効果を発揮するのです。

今目で見てわかる成果がすべてではないんですね!
成長してからわかる効果もあることを覚えておきます!

わかなちゃん
わかなちゃん
やぎ先生
やぎ先生

臨界期りんかいきは6歳未満と言われているので、幼児期にリトミックを行うことが大切ですね!

臨界期りんかいきとは、脳の発達において特定の刺激が与えられたとき、その効果が最もよくあらわれる時期のこと

リトミックを行うときのポイントは決まった音楽を使うなど8つ

リトミックを行うときのポイントを8つ紹介します。

  • 毎回決まった音楽を繰り返し流す
  • ピアノなどの楽器を使う
  • テンポを使い分ける
  • 音階や拍子を聴いて決まった動きをする
  • 道具を使って表現を楽しむ
  • ○○ごっこをしてまねをする
  • 子どもの自由な表現を尊重する
  • あなたが率先して楽しむ
  • 毎回決まった音楽を繰り返し流す

始まりと終わりの曲を固定すると、曲を聴くと始まりや終わりがわかるので、気持ちを切り替えやすくなるようです。

  • ピアノなどの楽器を使う

子どもの動きや流れに合った即興性のある音楽を使うのが効果的です。

音楽経験に合わせて楽譜を選択し、無理して演奏するよりも、余裕をもって演奏できるレベルの楽譜を使うのがおすすめです。

お手本を行う場合はCDを使うなど、使い分けられるといいですね。

  • テンポを使い分ける

一定のリズムに慣れてくると、飽きてくる子もでてきます。

そんなときは、テンポに変化をつけてみましょう!

子ども達は、テンポが速くなるとぐっと集中します。

速めた後は、ゆっくりとしたテンポに戻すと、おさまりもよく、達成感も高まります。

テンポだけでなく、曲の雰囲気を「楽しい」「静かに」「怖い」などアレンジするのも楽しいですよ!

  • 音階や拍子を聴いて決まった動きをする

高い音が鳴ったら、手を上にあげてキラキラさせる、低い音が鳴ったらしゃがむなど、ゲーム形式で行うのも楽しめます。

ピアノに合わせて歩き、音が速く高くなったら小走り、低く遅くなったらゆっくり歩くなど、スピードを調整するのもいいですね。

演奏が止まったら動きを止めるのも盛り上がりますよ!

  • 道具を使って表現を楽しむ

簡単に音を鳴らすことができるカスタネットやタンバリンなどを取り入れると、より盛り上がります。

他にも、ハンカチやスカーフを使ってひらひらとした動きを楽しんだり、丸めてお花に見立てたりするのもおすすめですよ。

リズムに合わせてボールつきをしたり、キャッチボールをしたりして楽しむのもいいですね。

  • ○○ごっこをしてまねをする

電車や動物など、身近な動物のまねをする「ごっこ遊び」は子ども達もイメージや表現がしやすいです。

まねをするものをモチーフにした曲を使うとより楽しくなりますね♪

「速い」「遅い」「大きい」「小さい」など具体的な特徴を伝えると、より細かに表現することができますよ。

  • 子どもの自由な表現を尊重する

リトミックの活動を計画する際に、「子どもにこんな動きをしてほしい」という願いがありますよね。

しかし、リトミックでは、音楽を聴いて感じたことを、自分なりに表現することを楽しむ過程が大切だと考えられています。

「こう動いてほしい」と決めるのではなく、子どもの素直な表現を受け止め、のびのと自由な雰囲気を大切にしてくださいね。

  • あなたが率先して楽しむ

子どもが安心して表現を楽しめるように、まずはあなたが率先して楽しみましょう!

お手本を見せるあなたが楽しそうだと、「なんだか楽しそう!」「やってみたい」と子ども達も参加しやすくなりますよ♪

慣れるまでは、見本を見せたり、アレンジの提案をしてあげたりするのがおすすめです。

0歳児は音楽に慣れ親しむことが大切!曲に合わせて手足をさする等

0歳児は、音楽に慣れ親しむことが大切なので、曲に合わせて子どもの手や足をさすったり、抱っこして優しく揺れたりするのがおすすめです。

やり方の例
  • 音楽に合わせて子どもの手や足をさする
  • 抱っこして優しく揺れる
  • 子どもが握ったマラカスや鈴に手を添えて音楽に合わせて動かす
  • スカーフやボールを使う

カラフルなスカーフやボールを使って視覚を刺激する遊びも効果的です。

自分で音楽に合わせて動くことが難しいので、保育士や保護者がスキンシップをしながら一緒に楽しめるといいですね!

あまり長い時間楽しむことが難しい年齢なので、5~10分程の短い時間で行うのがおすすめです。

いつも違う活動をするより、同じ活動を繰り返したほうが安心感が生まれるといわれています。

大好きな保護者や保育者の楽しそうな声や表情にふれることで、音楽に興味をもってくれるかもしれませんね♪

0歳児から行うことができるんですね!

わかなちゃん
わかなちゃん

1歳児は自己表現が育まれるので大きな動きを取り入れよう!

1歳児は、手足を動かすなどして自己表現が育まれる時期なので、動物の動きをまねするような、大きな動きを取り入れるのがおすすめです。

やり方の例
  • 音楽に合わせて動物のまねをする(犬や猫、うさぎなどわかりやすいものがおすすめ)
  • 音楽に合わせて歩いたり走ったりする
  • 簡単な歌をうたう

興味のある歌や手遊びなどを取り入れて、音楽に関心を深められるといいですね♪

簡単な指示を取り入れてみたり、速度を変えてみたりすると楽しめるかもしれません。

また、音の高低差の聞き分けもできるようになってきます。

動けるようになるとさらに楽しくなりますね♪

こたろうくん
こたろうくん

2歳児は音を聴いて身体を動かすことで集中力UP!簡単な楽器使用も

2歳児は音楽をよく聴き、身体を動かすことで、集中力が養われるので、音に合わせてステップを踏んだり、簡単な楽器を鳴らしたりするのもおすすめです。

やり方の例
  • 音楽に合わせてステップを踏んだり、手をたたいたりする
  • 音楽に合わせて片足で跳ねたり、ジャンプしたりする
  • 子ども同士で手をつなぎ、向かい合ってダンスをする
  • 簡単な楽器を鳴らす(タンバリン・鈴・カスタネット・マラカスなど)

簡単な言葉を理解できるようになる2歳児は、行動の幅も広がりますよ。

音楽が速いときはうさぎ、遅いときはぞうなど、動作を変えるようにすると、集中して音楽を聴くことができるようになります。

友達や保育士と一緒に取り組んでいくうちに、自分なりの表現もできるようになる子も出てくるでしょう。

指先や全身を使う少し複雑な動きを取り入れて、動きやリズムに変化をつけることもできるようになります。

子ども同士向かい合わせになり、他の子の動きに興味を持てる工夫をするのもいいですね♪

先生やお友達と音楽を楽しむ時間、素敵です!

わかなちゃん
わかなちゃん

3歳児は簡単なリズムをまねることができる!楽器演奏もおすすめ

3歳児は簡単なリズムをまねることができるようになるので、音楽に合わせて行進したり、楽器を演奏したりするのがおすすめです。

やり方の例
  • 音楽に合わせて行進しながら、リズムに合わせて手を振ったり足踏みをしたりする
  • 音楽に合わせて身体を曲げ伸ばしし、簡単なストレッチを行う
  • 簡単な楽器をリズムに合わせて演奏する(タンバリン・鈴・カスタネット・マラカス)
  • 子ども同士で大きな布(パラバルーン)を使って音楽に合わせて上げ下げする

運動能力が発達するこの時期には、片足でバランスをとったり、身体をひねったりと複雑な動きもできるようになってきます。

リズムよく楽器を演奏できるようになるのも3歳児ならではの活動です。

さまざまなリズムパターンに合わせて身体を動かすのもいいですね。

また、簡単な会話や自分の気持ちを言葉で伝えられるようになり、ごっこ遊びを楽しむこともできるようになります。

友達と一緒に楽しめるものや、自分を表現できる活動を増やしていく活動もおすすめですよ。

自分の感情やアイデアをのびのびと表現できるように配慮してあげてください。

おしゃべりも上手になって、友達との関わりが楽しくなりますね!

こたろうくん
こたろうくん

4歳児は音楽に合わせた簡単な劇などグループ活動がおすすめ

4歳児は音楽に合わせて簡単な劇をし、台詞や動きを楽しむようなグループ活動をするのがおすすめです。

やり方の例
  • 打楽器を取り入れ、リズムに合わせて演奏する(ドラム・シンバルなど)
  • ダンスやパラバルーンに子ども達の意見を取り入れる
  • 音楽に合わせて簡単な劇をし、台詞や動きを楽しみ、役になりきる

さらに運動能力が向上する4歳児、ケンケンが上手にできるようになる子もいます。

グループで行う活動をして協調性を育て、自分たちでアイデアを出し、形にする楽しさを感じられる活動をするのもおすすめです。

創作ダンスや劇遊びを通じて想像力を伸ばす活動をするのもいいですね。

何通りか振付を準備し、子ども同士話し合いながら組み合わせたり、動物になりきる動きをみんなで相談して決めるたりするのもおすすめです。

自己表現も豊かになるので、自分の個性を発揮できるように、さまざまな楽器に取り組むのも楽しめそうですね。

得意や不得意がわかりやすくなる時期なので、前向きな声掛けを心がけたいですね。

友達と話し合いながら進められるなんて、成長を感じますね!

わかなちゃん
わかなちゃん

5歳児は音を聴きながら縄跳びをするなど複雑な動きを取り入れる

5歳児は音楽に合わせてボール遊びや縄跳びを楽しむなど、音楽を聴きながら複雑な動きを取り入れるのがおすすめです。

やり方の例
  • 童謡やアニメの曲に合わせて身体を動かせるよう、簡単ミュージカルをする
  • さまざまな楽器に触れ、楽譜に合わせて演奏する(ドラム・木琴など)
  • 音楽に合わせてボール遊びや縄跳びを楽しむ

5歳児は、歩く速度が速くなったり、自転車に乗れるようになったりと、さらに身体能力が高まります。

音楽に合わせた運動遊びやゲームの中で複雑な動きを取り入れると、楽しく習得できるかもしれません。

好きな音楽に合わせて自主的にダンスをし、リズムをとれるようになる子も出てきます。

子ども自身の好きなことや関心のあることを聞き、取り入れるとより音楽を楽しめそうですね。

保育者が褒めることで、「○○くんはボールつきが上手なんだ」など、友達の良さに気づくきっかけになるかもしれません。

簡単な楽譜をみて楽器を演奏する活動は、音階を知る練習になります。

リーダーを一人決め、リーダーが提示したリズムを他の子がまねをするゲームも盛り上がりますよ!

ゲーム性のある遊びは5歳児に大人気ですよね!

こたろうくん
こたろうくん

保育園で行う場合は保護者とのコミュニケーションが大切

保育園で行う場合は、保護者とのコミュニケーションが大切です。

子ども達の様子や課題、家庭での様子を共有することで、円滑にリトミックを行うことができます。

保護者に配布するおたよりに様子を記載するのもいいですね。

ねらいや効果・内容やサポート方法など、丁寧に説明すると保護者も理解が深まります。

参観の際に実際に見てもらうのもおすすめです!

また、簡単な歌やリズム遊びを紹介すると、家庭でも行えるかもしれませんね。

保育士のあなたは、保育士が向いていないと感じることはありませんか?

こちらの記事では、向いていないと思ったときの対処法を紹介しています。

あなたに合う対処法が見つかるかもしれません。

リトミックスカーフのねらいは感覚を刺激しイメージを育むこと

リトミックスカーフのねらいは、視覚や触覚などの感覚を刺激し、さまざまな表現を通して豊かなイメージ力を育むことです。

リトミックスカーフは、軽くて扱いやすいので、小さい年齢でも簡単に導入でき、音楽要素を自然に身に付けられる道具です。

カラフルなリトミックスカーフは、子どもたちの目を引き付け、視覚を刺激します。

また、シルクやナイロンで作られたスカーフは柔らかな手触りが心地よく、触覚にもアプローチすることができますよ。

大きく振り回すダイナミックな表現を楽しんだり、柔らかな風のように揺らしたりとさまざまなイメージで使用することができるもの魅力です。

わざわざリトミック用のものを購入しなくても、おうちにあるスカーフやハンカチでも楽しむことができますよ。

スカーフやハンカチを使ってリトミックをしてみませんか?

私も家でスカーフを使って子どもと楽しんでいます♪

わかなちゃん
わかなちゃん

スカーフのおすすめの使い方を6つ紹介

スカーフのおすすめの使い方を6つ紹介します。

  • スカーフを振る・揺らす

基本は音楽に合わせてスカーフを振ります。

ただ振るだけではなく、上下や左右に動かしたり、円を描いたりするなど、さまざまな動きを取り入れるとより楽しくなりますよ。

音の強弱に合わせて振り方に差をつけるといいですね。

手首を使う練習にもなりますよ!

スカーフを使うと見た目も華やかできれいですよね♪

こたろうくん
こたろうくん
  • スカーフを投げる

子どもにスカーフを持たせ、音楽に合わせて上に投げるように伝えます。

まだ投げるのが難しい子は、手伝ってあげてくださいね。

スカーフが空中で舞う様子を楽しみながら、手や目の動きを鍛えることができます。

  • スカーフを丸めて開く(投げる)

大人の手の中に丸めてしまい、ゆっくり手を開くとふんわり花が咲くようにスカーフが広がります。

子どもも一緒に丸めると、指を使う練習にもなります。

  • スカーフを踏む

地面にスカーフを広げて、リズムに合わせてスカーフを踏みます。

足の動きやバランス感覚を鍛えることができますよ。

すべって転ぶと危ないので、注意して行ってくださいね!

わかなちゃん
わかなちゃん

我が家では大人がスカーフを踏んで滑っているので、大人も注意してくださいね!

  • スカーフを被る

子どもが大好きな「おばけ」になりきるのにぴったりです。

スカーフを使って「いないいないばあ」をするのもおすすめです。

  • スカーフを身体の周りで動かす

頭の上や身体の前後左右にスカーフを動かすことで、身体の柔軟性や空間認知能力を養います。

スカーフが1つで、さまざまな使い方ができるんですね!

大判スカーフは大人数での活動にぴったりの道具

大判スカーフは、大人数で活動するのにぴったりの道具です。

一緒に向き合って活動することで、友達を意識するきっかけにもなります。

大判スカーフは、布屋さんに行って切ってもらうと簡単に入手できますよ。

大きなスカーフを池に、小さなスカーフをその上にのせてカエルや魚に見立てて歌をうたうとイメージもふくらみますね。

みんなで力を合わせて広げたり狭めたりすれば、協調性も養えそうですね!

なかなか家で使わない大きなスカーフは特別感がありますよね!

こたろうくん
こたろうくん

スカーフを使って家で遊べるおすすめの曲を7つ紹介

スカーフを使って遊べるおすすめの曲を7つ紹介します。

  • むすんでひらいて

「むすんでひらいて」の部分でスカーフを握ったり広げたりすると盛り上がりますよ!

  • シャボン玉

ゆったりしたメロディに合わせてスカーフを持って風のように揺れてみましょう。

  • いとまき

「いとまきまき」に合わせてくるくる回すと楽しいですよ。

  • ちょうちょ

スカーフをひらひらさせてちょうちょを表現してみましょう!

どんなちょうちょに出会えるかな?

  • お花がわらった

スカーフを丸めてお花に見立ててみましょう!

ふわっと開くのがまるでお花みたいで綺麗ですよ。

  • きらきら星

きらきら、おほしさまのようにスカーフを振ってみましょう。

手首の良い運動になりますよ!

  • おおきな栗の木の下で

「おおきなくりのきのしたで」で上から下にスカーフを振ってみましょう。

知っている童謡も、スカーフでアレンジするとさらに楽しくなりますね!

リトミックの指導案はスモールステップを意識

保育園で指導案を作る必要がある場合は、スモールステップを意識して構成するのがおすすめです。

お家で進める場合にも役に立つので、参考にしてくださいね♪

集中して取り組め、飽きることのないように小さな活動をいくつか準備しておきましょう。

5~10分間隔で新しい遊びにうつるといいですね。

リトミックで必要な「音を聴く」ということは、慣れていない子どもには難しく、集中力も必要な活動です。

道具や器具を使うときは、出し方を工夫してみましょう。

この工夫一つで、子どもの興味の持ち方がぐっと変わります。

保育者が配るのか、取りに来てもらうのか、詳しく書いておくと慌てませんよ。

3歳児のスカーフを使った指導案を一例としてみてみます。

<例>ねらい

スカーフを使って表現する楽しさや開放感を味わう。

ねらいを達成できる活動を考えてみましょう。

<例>活動の流れ

①子どもを一か所に集め、順番に名前を呼び、保育者からスカーフを受け取る。

②スカーフを持って、保育者のまねをしていないいないばあをしたり、ちょうちょの曲に合わせてひらひらさせたりする。

③シャボン玉のメロディに合わせて、スカーフを持って風を表現して歩いたり、ふわふわさせたりする。

一通り遊んだあとに、どのような表現をしたのか発表する時間を設けてもいいですね。

<例>予想される子どもの姿

それぞれの場面で、どのような姿が見られるのか予想して指導案に書いておきましょう。

・スカーフのきれいさに夢中になってひらひらと動かして遊ぶ。

・保育士の話を聞くときに、話を聞かずにスカーフを触る。

→スカーフから手を放す動きを取り入れる。

・みんなの前に立つと緊張して発表できない子もいる。

→自分で発言できるよう、声をかける。

予想しておくことで、慌てることも少なくなりますね。

<例>環境構成・保育者の援助

・ダイナミックな動きや一体感を味わうよろこびを一緒に感じる。

・スカーフを渡す前に、首に結んだり引っ張ったりしないなど注意点を伝えておく。

・③シャボン玉の曲では音楽の速さや動きを変えて、音を聴いて表する楽しさを味わえるようにする。

クラスの子どもの様子に合わせてスカーフを渡すタイミングは調整してくださいね。

リトミックが楽しい時間になるよう、保育者が率先して楽しむ姿を見せたいですね。

リトミックの発表会は日ごろの様子をそのまま見てもらう

リトミック教室の発表会は、通常の発表会と違い、日ごろの様子をそのまま見てもらうことが多いようです。

保育園や幼稚園だけでなく、最近は習い事としてリトミック教室を見かけることも増えてきました。

リトミック教室の発表会の一例を紹介します。

劇や歌の発表のように、本番に向けて練習してその成果を見てもらうのではありません。

普段と違うのはたくさんの人が見に来るということです。

リトミックはとても流動的なので、子どもの反応によって変化していきます。

しかし、いつも通り進むわけではないので、指導者が臨機応変に対応することが求められます。

発表会の前に日ごろからなにを大切にして、どんな内容で行っているのか、指導者の思いを保護者に伝えておくと慌てないでしょう。

子ども達が集中して楽しむ様子を見てもらえるといいですね!

今どんな反応を子ども達がしているのか、解説しながら行うとお客さんもわかりやすいですよ。

普段のレッスンでやっていることなら、無理なく参加できそうですね!

わかなちゃん
わかなちゃん

未就園児は保護者と一緒に参加するリトミック教室が多い

未就園児は保護者と一緒に参加するリトミック教室が多いようです。

まだまだ一人で参加するのは難しい年齢ですよね。

保護者が膝を伸ばして座り、その上に子どもが乗ってバスごっこをしたり、歌をうたったりして一緒に過ごす時間は今だけの貴重な時間です!

ぜひ親子で通える近くのリトミック教室を探してみてくださいね!

まずは体験をさせてくれる教室もあるので、体験に参加するのもおすすめです。

私も月2回ほど、地域の児童館で行われているリトミックに通っています。

発表会はありませんが、レッスンに繰り返し参加していると、子どもも音楽に合わせて踊ったり、楽器を楽しんだりできるようになってきました。

先生は、どのようなねらいで行っているか説明しながら行ってくれるので、いつも「なるほど!」と思いながら私も楽しんで参加しています。

家でも私が歌をうたうと、子どもも踊ったりスカーフを振ったりして楽しんでいますよ♪

リトミック教室に通っていると、ピアノを習おうと思ったときに、リズム感が身についていて、習得しやすいメリットもあるそうです!

リトミックとリズム遊びは自由に表現するかまねして動くかの違い

リトミックは自由な表現に重きを置いていますが、リズム遊びはまねをすることが前提という点が大きな違いです。

どちらも「音楽やリズムに合わせて身体を動かす」という共通点がありますが、明確な違いがあります。

リトミックは、音楽を聴いて感じたことを身体で表現し、決まった動きはなく基本的には「自由」です。

音楽的能力だけでなく、他にもさまざまな能力や感覚を身に付けていくことが大きな目的です。

自由に動いていいと、のびのび楽しめますよね!

こたろうくん
こたろうくん

一方リズム遊びは、「決まった体操やリズム打ちを、みんなと同じように取り組む」という特徴があります。

お手本の動きを見て「まねをする」という点が大きな違いです。

リトミックは、ピアノなどで演奏するほうが、テンポやリズムを柔軟に変化できて合っています。

リズム遊びは、録音された音楽を使ったり、みんなで歌をうたったりすることが多いです。

ピアノが苦手な指導者でも取り組みやすいというメリットがあります。

私の通っていた幼稚園は、リズム遊びが多かった気がします!

わかなちゃん
わかなちゃん

リズム遊びは集中力やリズム感などを身につけられる

リズム遊びは、お手本のまねをするので、習得するために集中力やリズム感などを身につけることができます。

発達段階にあわせたリズム遊びを取り入れることで、さまざまな能力の発達が促されるそうです。

リズム感が身につくと、スポーツの動きの理解や習得も早くなるといわれています。

ピアノでなく、CD音源でも取り組みやすいので、家でも取り組みやすそうだなと思いました。

手軽にできそうでいいな!家でも取り入れてみようかな♪

わかなちゃん
わかなちゃん

リトミックでは運動能力の向上などが期待できる

リトミックでは身体を自由に動かすため、運動能力の向上などさまざまな効果が期待できます。

音やリズムを聴いて動くことが多いので、自然とリズム感が身につきます。

身体で表現するには音に集中する必要があるため、集中力の向上にもつながります。

また、曲調によって動き方が変わることから、音楽に合わせて表現する中で感性も育まれます。

さまざまな効果が期待できるのは、かなり魅力的ですよね!

こたろうくん
こたろうくん

リトミックのレッスンに経歴やスキルは必須ではない

リトミックのレッスンを行うのに、音大を卒業していたり、即興演奏ができたりする必要はありません。

私も挑戦してみたいけど、どうしたらいいのか悩んでいます…

わかなちゃん
わかなちゃん

保育でリトミックを取り入れたい、自宅で教室を開きたいと思っているあなたは、養成講座を受講してみるのもおすすめです。

講座を受講すると、そのままレッスンで使用したり、アレンジしたりできる製作やアイデアを提供してもらえます。

アイデアをアレンジするのであれば、私にもできそうです♪

わかなちゃん
わかなちゃん

リトミックを提供したいと思っているあなたは、検討してみるのも一つの手ですね。

私も講座を受講してみたくなりました。

お子さんにリトミックを習わせてみたいと思いませんか?

こちらの記事では、リトミックの月謝の相場や、教室を選ぶポイントを詳しく紹介しています。

教室を探そうと思っているあなたはぜひ読んでみてくさいね♪

まとめ

  • ねらいは音やリズムに触れ合うことで感性、想像力、表現力を養うなど3つある
  • スカーフのねらいは、視覚や触覚などの感覚を刺激し、さまざまな表現を通して豊かなイメージ力を育むこと
  • リトミックでは通常の発表会と違い、普段の様子をそのまま見てもらうことが多い
  • リトミックは自由な表現に重きを置いているが、リズム遊びはまねをすることが前提という点が違い

リトミックのねらいは、1つだけではなく複数あり、音楽で表現することを通してさまざまな効果が期待できることがわかりました。

年齢や発達段階に応じてさまざまな道具を使い、内容も発展していくため、成長に合わせて楽しめますね。

この記事がリトミックのことを知りたいあなたの役に立つと嬉しいです!

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