看護助手の一日の流れを仕事内容ごとに紹介!持っておくと役立つ資格も

看護助手を始めてみたいけれど、実際どういう仕事をしているのか分からないし、なんだか難しそうだからと諦めていませんか?

看護助手の主な仕事は大きく分けて3つ看護師のサポート、患者様のサポート、病院内の施設の環境完備があります。

今回は、今密かに人気が高まっている看護助手の仕事内容を一日の流れに沿ってお話ししていきます。

この記事を読まないままだと看護助手は難しいし資格もないとできないと思って新たな一歩を踏み出せないままになりますよ。

この記事では、看護助手の一日の流れを日勤と夜勤に分けてお伝えして、持っていると役立つ資格も紹介します!

看護助手一日の流れを仕事内容と一緒に紹介!

看護助手の一日の流れは看護師のサポートを含め3つに分かれます。

看護助手の主な仕事
  1. 看護師のサポート
  2. 患者様のケアサポート
  3. 病院内の施設の環境整備

看護助手の一日の流れでは、看護師がしている仕事の中で看護助手がしてもいいとされる患者様へのサポートも業務に入っています。

例えば、患者様への食事の配膳と介助や入浴介助など看護師のサポートというのは患者様へのサポート業務でもあるんですね。

ここから看護助手の一日の流れを紹介していきますね。

看護助手の病棟に入ってから昼食までの流れ

病院に着いたら制服に着替えて病棟ナースステーションに入ります。

看護助手の制服は看護師と見分けがつくように看護師が白で看護助手はピンクやブルーの制服と決まっています。

制服に着替えたら、外からの菌を病棟内に持ち込まないため、しっかりと洗い流します。

病院内には免疫が弱い患者様も多くいらっしゃるので、洗浄をしないと自分が持ち込んだ菌で感染を広めてしまう可能性があります。

出勤して手洗いまでを終えたら仕事に入っていきます。

看護助手の出勤から昼食までの仕事内容
  1. 朝の申送り
  2. 病室巡回
  3. 入浴介助
  4. 患者様の対応

①朝の申送り

朝の申送りはナースステーションで医師、看護師、看護助手、病棟クラークが集まって行います。

病棟クラークとは医療事務の中でも入院患者の受付、対応やカルテ管理、備品の管理を主に行う仕事です。

朝の申送りでは、入院患者の状態や情報共有しておくべきことを医師や夜勤看護師から伝えられます。

朝の申送りでは患者の様子など必要なことは、日中の患者のケアに関わってきますのでメモを取るようにしましょう!

ここで大切なことをメモしておくことでこの後の巡回の際に患者様の様子の確認がスムーズに行えますよ♪

②病室の巡回

看護師と手分けして病室を回り患者様に挨拶をします。

患者様一人一人の顔を見ながら患者様の様子を確認することで体調に変化はないかを把握します。

巡回の時に患者様だけでなく病室に危ないものが落ちていないか患者様の身の回りが散らかっていないかなども見回ります。

患者様の近くに物が落ちていると患者様が踏まれて転倒してしまう原因になりかねませんので注意して見回りましょう!

③入浴介助

患者様の皮膚を清潔に保ち、身体に異変がないかを確認できる大切な業務が入浴介助です。

入浴介助はとても力が必要で、足を滑らせて怪我をしてしまうかもしれない恐れがあるのでとても集中して介助を行なわないといけません。

入浴時間は決まっているので、スムーズに入浴が行えるように看護師のサポートをしていきます。

乾いた地面で大人の体を支えるだけでも、とても体力を使うのに足元が濡れたお風呂場で体を支えて頭や体を洗うなんて、大変な事だと想像できてしまいます。

入浴日ではない患者様には清拭(せいしき)介助を行いここで皮膚のチェックや身体の状態を確認します。

巡回の時と同じく、清拭の際も病室の清掃と見回りをし清掃と病棟の環境整備をおこないます。

④患者様の対応

排泄介助や検査への誘導とナースコール対応、処置や検査で使用した器具消毒を行います。

看護師が対応するナースコールですが、看護師がすぐに対応できない場合は代わりに出て迅速に看護師に伝える必要があります。

正確な情報を素早く看護師に伝えるのは慣れるまでとても難しそうですがとても大切な業務の一つです!

看護助手が代わりにできる仕事を代わりに率先して対応することで、看護師が他の業務を行うことができ効率のよい流れができるんです!

看護助手の昼食から退勤までの流れ

病棟での午後の流れは昼食の介助から退勤までは患者様の対応を主に行います。

看護助手昼食から退勤までの仕事内容
  1. 昼食の配膳と食事介助
  2. 昼食の片付けと口腔ケア
  3. 入浴介助
  4. 夜勤看護師への申送り記入
  5. 患者様の対応

①昼食の配膳と食事介助

昼食の配膳と1人で食事ができない患者様へ食事の介助を行います。

食事をすることが難しい患者様も多くいらっしゃるので喉に詰まらせないように注意して介助します。

昼食を終えた後は患者様の摂取した食事量と水分量を記録して片付けていきます。

日々の食事の記録をとることでその日の体調や変化が気づけるのでとても大切な業務です。

昼食の後は、患者様の口腔ケアを行います。

食事介助を必要としない患者様も片付ける際に食事量と水分量を記録していることに感激しました!

②入浴介助

午後の入浴介助では、朝に入れなかった患者様や感染症のある患者様の入浴介助を行います。

感染症のある患者様の入浴介助の後はしっかりと消毒洗浄を行い院内感染を防ぎます。

ただ患者様の入浴介助するということだけではなく、消毒洗浄を徹底することで院内感染を防ぐことができるんですね!

③夜勤看護師への申送り記入

今日一日の流れを通して患者様の様子で気付いたことや伝えておきたいことを書きます。

夜勤の看護師への伝達事項だけでなく患者様一人一人の日々の記録が何か手がかりになることあるのでとても重大な業務です。

④患者様の対応

患者様の排泄介助やナースコール対応などを行います。

この後の夕食の準備まで終えたら退勤します。

看護助手の一日の流れを知って、なかなか簡単に始められる仕事ではないと私自身感じました。

ただ、大変な一方で人と人との関わりが濃くとてもやりがいのある仕事だなとも感じています。

私自身、入院経験はないのですが親族のお見舞いには何度も行っていて看護師さんと話していると本当にいろんなことを教えてくれます。

例えば、『今日は昼食の時に自分のことを楽しそうに話してたよね』なんてまるで家族かのように温かく話してくれるんです。

患者様の介助をするだけの仕事ではなく、人と人との心のつながりを感じ大切にすることでやり甲斐が高まっていくお仕事なんですよ!

看護助手一日の流れには夜勤もある!仕事内容を紹介

看護助手の一日の流れには夜勤もあるんです!

夜勤看護助手の一日の流れ
  1. 夕食の配膳と食事介助
  2. 就寝準備と消灯
  3. 病棟•病室巡回と排泄介助
  4. 事務作業
  5. 朝の患者様の記録記入
  6. 朝食の配膳と食事介助

看護助手の一日の流れは夜勤では主な仕事が巡回や見回りになります。

夜間徘徊する患者様がいないか、間違えて他の部屋に入らないかを見守りながら巡回しながら必要な患者様には排泄介助を行います。

また、ナースコールの対応をし看護師に患者様の様子を伝えるというのも大事な業務です。

看護助手の一日の流れを夜勤の仕事内容ごとに紹介

看護助手の一日の流れ夜勤の仕事は夕食から始まり、消灯、巡回、朝の患者様の記録を行います。

①夕食の配膳と食事介助

日勤の時と同様に患者様への食事介助を行います。

片付ける際に患者様一人一人の食事量と水分量の記録をしていきます。

②就寝準備と消灯

夕食後、患者様の口腔ケアと寝巻きへの着替え介助を行います。

就寝前に服薬が必要な患者様には服薬の確認をし、排泄介助をして消灯の声かけをしていきます。

食事の介助から口腔ケアまでは日勤と変わりませんが、夜勤勤務は就寝準備が加わってくるんですね。

③病棟•病室巡回と排泄介助

看護助手の一日の流れで夜勤の巡回では、部屋を間違える患者様がいないかを見回ります。

巡回しながら排泄介助を必要としている患者様がいたら排泄介助を行います。

病室巡回では、点滴の交換と排泄の確認と記録をとります。

消灯後で、足元が暗い中患者様はお手洗いに行かれることもありますので、転倒を防止するためにもここでも病棟内の環境整備を行います。

常に先のことを考え行動することで、患者様の怪我などのリスク回避や看護師の負担軽減に繋がるんですね!

④事務作業

巡回と事務作業を交代で行いその間のタイミングで1〜2時間ほど仮眠をとります。

事務作業では、カルテの整理や患者情報の入力を行います。

⑤朝の患者様の記録記入

起床後、患者様の採血、点滴の交換、バイタルチェックを行い患者様の様子を確認しながら今日の様子を記録します。

⑥朝食の配膳と食事介助

朝食の配膳と食事介助を行い、食後の口腔ケアをします。

朝食後に服薬しないといけない薬がある患者様の投薬の確認を行って朝の申送りに出席します。

夜の巡回での記録や朝の記録を朝の申送りで伝えます。

看護助手の一日の流れは夜勤ということもありとても体力が必要だと感じました。

また、記録をする業務が多く細かい作業が多い印象があります。

集中力があり、細かい作業が得意な方は夜勤看護助手が向いてるのではないでしょうか♪

看護助手の一日の流れに持っておくと役立つ資格3選!

看護助手として必要な資格はありませんが、役立つ資格がメディカルケアワーカー、看護助手認定実務試験、介護職員初任者研修の3つがあります!

これまで、看護助手の一日の流れを日勤と夜勤に分けてお話ししてきました。

看護助手の一日の流れでは患者様の介助がメインの業務で、資格は必要ないからといって誰にでもこなせる業務ではないと感じられたと思います。

では、ここから持っていると業務がスムーズに行える資格のおすすめを紹介します!

持っていると役立つ資格
  • メディカルケアワーカー
  • 看護助手認定実務者試験
  • 介護職員初任者研修

メディカルケアワーカーと看護助手認定実務試験はどちらも民間試験です。

メディカルケアワーカーの2級を受けるには一年以上の実務経験がある方のみ受験ができます。

一方で看護助手認定実務者試験は受験資格は無く誰でも受験することができます。

介護職員初任者研修はこの中では唯一看護助手の資格ではないですが、看護助手の一日の流れには介助スキルが学べれるのでとても役に立つ資格です!

何も資格がなくて、看護助手の仕事を始めたいあなたはまず看護助手認定実務試験と介護職員初任者研修を取ることをおすすめします!

看護助手の一日の流れを見て考えると資格がなくても始められる仕事ですが、資格は持っているほうがいいと思いました!

知っておくべき内容を学べる資格を取得するのは看護助手の仕事をする際にとてもスムーズに業務に取りかかれるのでおすすめです!

近年、自宅での介護が増えている現状があり、あなたも看護助手にならなくても介護に携わることになるかもしれません。

介護職員初任者研修は看護助手にならない選択肢をしたとしても、介護をする上で必要な知識になるので持っていて役立つ資格ではないでしょうか!

まとめ

  • 看護助手の一日の流れは看護師のサポート、患者様のケアサポートと病院内の施設の整備がある
  • 夜勤看護助手の一日の流れには夜勤もあり患者様の見守りと患者様の記録がメインの業務
  • 看護助手になるには資格は必要ないが役立つ資格はメディカルケアワーカー、看護助手認定実務試験、介護職員初任者研修がある

看護助手の一日の流れをお仕事内容ごとに読んでもらって少しでも看護助手について考えていただけたら嬉しいです!

看護助手とは看護師の補助をするだけが仕事ではなく、患者様の介助が大半を占めていてとても関わりの多いお仕事です。

あなたがもし看護助手になりたいけれど悩んでいるのであれば一度資格を勉強してみるのはどうでしょうか♪

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