ストリートカルチャーから生まれたブレイクダンスは、2024年のパリオリンピックで正式種目に選ばれました。
音楽に合わせてダイナミックなダンスを繰り広げるブレイクダンスですが、こんな疑問はありませんか?
そこで、ブレイクダンスを習う息子がいる私が、さまざまな視点から調べてみました。
この記事を読むと、ブレイクダンスのカルチャーや歴史、世界の競技人口などを知ることができます。
また、ルールを知ることで、より楽しく観戦ができるようになりますよ♪
こちらの首にかけるだけのスピーカーは、音楽も楽しみの1つであるブレイクダンスの観戦におすすめです!
低遅延に対応しているので、音と映像がぴったりで迫力満載です!
イヤホンやヘッドホンの圧迫から開放され、周りを気にせずにサウンドを楽しむことができます。

目次
ブレイクダンスの競技人口は世界で1億人以上!

世界各地でブレイクダンスの大会が開催され、知名度と人気をもたらし、世界の競技人口は1億人を超えました!
競技人口とは、特定のスポーツを継続して行っている人の人数のことです。
では、他のスポーツはどのくらいなのか、スポーツ別の競技人口は以下のとおりです。
このランキングを見ても、世界で競技人口1億人を超えるほどのブレイクダンスは、知名度が高く人気があることがわかりますね。
日本のブレイクダンスを含むストリートダンスの競技人口は、2015年の調査で推計約600万人を超えています。
ストリートダンスの競技人口が増えた背景には、2012年から中学校でダンスが必修化されたことや、SNSでダンス動画が流行っていることがあります。
学校でも人気のダンスが習えるなんて、身近に感じられて嬉しいですよね♪
また、2025年にはブレイクダンスを含むストリートダンスの競技人口は、1100万人を超えると予想されています!
ブレイクダンスは1970年代にアメリカで発展したストリートダンス
ブレイクダンスは、1970年代のアメリカ・ニューヨークのサウスブロンクス地区の若者たちによって、発展したストリートダンスだといわれています。
当時のサウスブロンクス地区は、貧困やギャングの抗争が多かった地域。
そんな中、暴力の代わりにダンスで対決し、平和的に解決する手段として『ダンスバトル』という形で、若者のエネルギーをポジティブに変える文化として発展しました。

ブレイクダンスを踊る男性をBボーイ、女性をBガール、まとめてブレイカーと呼びます♪
ブレイクダンスは、ヒップホップの4大要素(MC、DJ、ブレイキン、グラフィティ)の1つ。
ヒップホップとは、音楽やダンス、アートなどのストリートカルチャーのことです。
オーバーサイズのアウターやTシャツ、バケットハットなどの大きめのアイテムを取り入れたファッションのことを、ヒップホップファッションと呼びます。
ヒップホップは、音楽やダンスにとどまることなく文化として定着してきました。
ファッションからヒップホップ要素を取り入れてみるのも楽しいですよね♪
ブレイクダンスはトップロックなど4つのスタイルで構成!
ブレイクダンスは、トップロック・フットワーク・パワームーブ・フリーズの4つのスタイルで構成されています。
それでは1つずつ紹介していきます!
トップロック
まず初めに立って踊るステップを中心としたダンスをします。
足のステップと上半身を合わせたダンスで、立ちながら音楽に合わせてリズムを取り、個性をアピールして相手を挑発します!
フットワーク
床に手をつき、かがんだ状態で足を高速で動かしたり、両手で支えながら足さばきをする、足技ムーブです!
パワームーブ
上半身をメインに使うアクロバティックな動きです。
ブレイクダンスといえば、あなたもこのアクロバティックな技をイメージしたかもしれませんね。
代表的なムーブは、足を開脚して遠心力で背中や肩を床につけて回転するウィンドミルや、頭を床につけて回転するヘッドスピンです!
フリーズ
音楽に合わせて、数秒間、逆立ちの状態や片手で動きを止める技です。
一連の流れのラストの見せ場になるので、ピタッと止まれるとかっこよく決まります!

スタイルごとにさまざまな技があり、構成や組み合わせ次第で全然違った表現になります!
ルールや技に詳しくなれば、見どころも分かってより楽しく観戦できますね♪
ブレイクダンスの有名な大会としてRed Bull BC Oneなど4つを紹介
ブレイクダンスは世界中で多くの大会が開催されていて、その中でも有名な大会を『Red Bull BC One』など4つ紹介します。
<Red Bull BC One>
Red Bull BC Oneは毎年開催される世界最大の1on1バトルの大会です。
各国で予選を勝ち抜いたBボーイ・Bガールそれぞれ16人が世界王者の座をかけてバトルします。
<オリンピック>
2024年に開催されたパリオリンピックでは、初めてブレイクダンスが正式種目に選ばれましたね♪
また、14~18歳の選手が対象のユースオリンピックでも、2018年の大会で採用されていました。
<Battle of the Year>
世界最大のチーム戦の大会『Battle of the Year(BOTY / バトル・オブ・ザ・イヤー)』は、各地で予選を行い、ドイツで決勝戦が行われます。
<DANCE ALIVE HERO’S>
『DANCE ALIVE HERO’S(ダンスアライブヒーローズ)』は、毎年開催される日本最大級のストリートダンスバトルイベントです。
ブレイクダンスを含むさまざまなジャンルのトップダンサーたちが1対1で競い合う大会です。
日本全国の予選を勝ち抜いたダンサーが、日本武道館で行われる決勝戦に進出!
決勝戦の勝敗を決めるのは、審査員と会場の観客の反応も含まれるので、ダンサーのパフォーマンス力が試される大会です。
どんな大会があるのか知らず、気づいたら応援したい選手の活躍を見逃していた!なんてことがあったら、悲しいですよね…。
どの大会も見どころ満載なので、ぜひチェックしてみてください♪
ブレイクダンスがオリンピックで初めて採用されたのは2024年パリ

ブレイクダンスがオリンピックで初めて採用されたのは、2024年に開催されたパリオリンピックです。
14~18歳の選手を対象としたユースオリンピックでは、2018年にブエノスアイレスでの大会で採用されています。
ブレイクダンスは世界各地で大会が行われていて、他のストリートダンスやさまざまなダンスの中でも、知名度と人気をあげてきました。
近年、オリンピックは、若い世代に人気のあるスポーツを競技種目に取り入れています。
2021年の東京オリンピックでは『スケートボード』『スポーツクライミング』『サーフィン』が追加されました。
その他にも、ブレイクダンスがオリンピック競技に選ばれたとされる理由はこちらです。
都市型スポーツのスケートボードやパルクールと同様に、ブレイクダンスもストリートカルチャーとして、高く評価されています。
オリンピックにおける採点のルールは技術性など5つ
ブレイクダンスのオリンピックにおける採点のルールは『技術性』『多様性』『完成度』『独自性』『音楽性』の5つの基準に基づきます。
1対1のバトル形式で行い、DJの音楽に合わせて交互に演技を披露します。
1ラウンドの演技時間は約1分で、1回戦につき2~3ラウンド演技し、審査員のジャッジで勝敗が決定します。
審査員のジャッジを待つ時間って長く感じることもありますよね…。

ブレイクダンスでは、各ラウンドごとに9人の審査員がどちらの選手が優れていたかをジャッジしていきます!
その場で結果がわかるのでドキドキしますね!
ブレイクダンスの大会をテレビやパソコンのモニターで観戦するときに、こちらのモニタースタンドがおすすめです!
ブレイクダンスなどの日本人有名選手4名を紹介!

ブレイクダンスやフリースタイルダンスで活躍している、日本人選手『Issei』選手や『Ami』選手など、4名紹介します!
ここからは、『Red Bull BC One』の大会で世界王者に輝いた有名な日本人を紹介します。
また、フリースタイルダンスで世界一になった今注目のダンサーも紹介します。
有名な日本人ダンサーを知って観戦したら、より夢中になって楽しめそうですよね♪
ISSEI選手はRed Bull BC Oneで日本人初優勝を果たした実績あり
ISSEI選手は、2016年に開催された『Red Bull BC One』で、日本人初、世界最年少の19歳で優勝を果たしました。
ダンスを習い始めたのは6歳の頃で、その後、地元福岡のキッズブレイキンチーム『九州男児新鮮組』にメンバー入りしています。
さまざまな大会に出場し、ソロ部門で優勝するなど輝かしい経歴の持ち主です!
世界最大のチーム戦の大会『Battle of the Year』では、チームのFOUND NATIONで出場し、2018年に準優勝、2023年にベスト4進出・Best Show賞を受賞しています。
Shigekix選手はRed Bull BC Oneで優勝して最年少記録を出した
Shigekix選手は、2020年に開催された『Red Bull BC One』で優勝を果たし、当時18歳で最年少記録を塗り替えました。
7歳でブレイクダンスを始め、11歳で海外の大会に挑戦するようになり、数多くの優勝を収めています。
さまざまなCMに出演したり、数多くのダンスイベントに参加したりしていることで有名です。
2024年のパリオリンピックでは、ブレイキン男子日本代表として出場し、4位に入賞しました!
Ami選手はRed Bull BC Oneで2度の優勝に輝いた
2018年に開催された『Red Bull BC One』で優勝、さらに2023年にも2度目の優勝を果たしています。
10歳の頃から本格的にブレイクダンスを始め、数々の大会で優勝しています。
2024年のパリオリンピックでは、ブレイキン女子日本代表として出場し、決勝戦でリトアニアのNICKA選手を破り、見事金メダルを獲得しました!
Ami選手を知らない人はいないと言っていいほど有名になりました。

オリンピックのブレイキン女子決勝で、Ami選手が優勝したときはとても興奮しました!
眩しいほどの笑顔で、ハキハキと答える様子も好印象でしたよね♪
THE D SoraKiダンサーはフリースタイルダンスで世界一に輝いた
THE D SoraKiダンサーは、2022年に行われたフリースタイルダンスの世界大会『Red Bull Dance Your Style』で、当時19歳で日本人初のチャンピオンに輝きました。
『Red Bull Dance Your Style』の大会は、ランダムに流れる曲に合わせて、即興で踊るダンスバトルです。
この日、ダイアナ・ロスの『I’m coming out』が流れると、大好きなこの曲に合わせてステージを縦横無尽に踊り、観客を魅了したパフォーマンスがSNSで話題に。
総再生回数は1億回を超えるほど、注目を集めています!
子供の頃からヒップホップやロック、ハウスやポップ(体の筋肉を弾くダンス)を習い、ストリートダンスをベースにしたフリースタイルというジャンルを確立しました。
177cmの長身を活かしたダンスは、とてもしなやかで力強く、これから応援していきたいダンサーの1人です♪

ミュージシャンのミュージックビデオに出演したり、モデルとしても活躍しています!
お気に入りのソファがあれば、テレビで観戦するときにも、快適なくつろぎ時間が過ごせます。
ソファ選びはこちらを参考にしてみてくださいね!
ブレイキンとブレイクダンスに違いはない!メディアが広めた名称

ブレイキンとブレイクダンスに違いはなく、ブレイキンの存在を知ったメディアが『ブレイクダンス』という言葉を作りました。
メディアがブレイキンのことを取り上げるときに、わかりやすいようにブレイクダンスと呼ぶことが多く、言葉の違いというだけです。
あなたもパリオリンピックの競技種目で、初めて『ブレイキン』という言葉を知って、違いは何なのか気になったのではないでしょうか?
実際にダンスをしている人たちは自分たちのジャンルを『ブレイキン』と呼んでいます。

私の息子が通うダンス教室でも、ブレイクダンスではなく、ブレイキンと呼んでいますよ!
ブレイクダンスのサイファーは勝ち負けではなく楽しむことが目的
サイファーで大事なことは、音楽に合わせてどれだけ自由にブレイクダンスを楽しむかということです。
息子がブレイクダンスを始めてしばらくしたとき、

今日はレッスン中にサイファーをしたんだよ!
と話してくれたことがありましたが、聞き慣れない言葉だったので、一体何のことなのかわかりませんでした…。
サイファーとは、ブレイカーたちが円を作り、その中央で1人ずつ踊るスタイルのこと
ブレイクダンスのルーツである、ストリートカルチャーやHIPHOPの精神が強く反映されたスタイルで、ブレイカー同士の交流の場としてとても大事なものです。
ブレイカーたちが普段行っているサイファーの流れがこちらです!

実際に息子のブレイキンを観に行った時も、「おー!」や「ヤバい!」など声をかけ合ってお互いに盛り上げていましたよ!
それに、自分のタイミングで飛び込むということに、驚きました!
勝敗を決めるダンスバトルと違い、『みんなで楽しむ』ということがサイファーのルールです!
まとめ

- 世界各地で知名度と人気を上げ、ブレイクダンスの競技人口は1億人を超えた
- オリンピックの正式種目になったのは2024年パリでの大会
- ブレイクダンスなどの大会で世界1位になった日本人はIssei選手など4名
- ブレイキンとブレイクダンスは同じ意味を持つ
競技人口が増え、パリオリンピックの正式種目にも選ばれ、世の中の関心が高まるブレイクダンスについてまとめました。
ブレイクダンスは、2028年のロサンゼルスオリンピックでは残念ながら不採用となりましたが、さまざまな大会やメディアで取り上げられることが多くなってきました。
若い世代のBボーイ・Bガールも世界中で続々と登場し、競技人口もますます増え、これからもっと盛り上がっていくこと間違いなしです!
こちらの首にかけるだけのネックスピーカーで観戦すれば、音に包まれるような臨場感のあるサウンドを体験できるでしょう!
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