低温調理にジップロックを使うと便利だけど、「溶けることがある」と聞いて不安になったことはありませんか?
確かに低温調理でジップロックが溶けるのか不安になりますよね。
そこで溶ける原因と対策について調べてみました!
できたかな?と思ったら袋が溶けて旨味が溶けだしていた…!という状況は避けたいですよね。
コスパのいい代用品も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
低温調理には溶けないジップロックを使いたいですよね。
こちらの商品は耐熱温度が100℃なんです!
ジップも付いていてサイズも大きく使いやすいですよ♪
目次
低温調理でジップロックは溶けることも!原因と対策を解説

低温調理でジップロックは使い方やモノによっては溶けるんです!
以下で溶ける原因について詳しく解説していきます。
- 耐熱オーバー
- 鍋底の局所高温
- 内部蒸気圧の上昇
- 耐熱オーバー
ジップロックなどジップ付きの商品の多くは、ポリエチレンという素材でできています。
ポリエチレンは110℃で柔らかくなり、130℃で溶け始めてしまうんです!
家庭用ヒーターや炊飯器は設定温度より5~15℃高くなる誤差が生じてしまうことがあります。
その場合、想定外に高温になり、袋が破けてしまいます。
- 鍋底の局所高温
IH・ガス問わず、鍋底は120℃以上になる場所が形成されやすいんです!
袋が鍋底に付くと、1~2秒で薄いところが溶けてしまいます。
- 内部蒸気圧の上昇
完全密閉した袋内の空気・水蒸気が膨張し、チャック部が裂け液漏れを起こすことがあります。
油分は温度が急上昇しやすいため、直接湯に油分が広がると袋が溶けてしまう原因になります。
せっかくの美味しい料理が食べられなくなってしまっては悲しいですよね。
以下でジップロックが溶けないための対策をご紹介します!
- 「湯煎可」と表示された製品、または「高耐熱性」の袋を使用する
耐熱温度が100℃以上の製品であれば、通常の湯煎(火を止めたお湯)で比較的安全に使用することができます。
- 鍋底に耐熱皿を置く
鍋底に直接袋が触れるのを防ぐために、耐熱皿を置きましょう。
- 木製の箸とクリップを使用して袋を水面に浮かべる
鍋底に直接袋が触れるのを防ぐもう一つの方法として、袋を水面に浮かべる方法があります。
木製の箸でジップロックを挟みクリップで固定します。
- 沸騰後は火を止めてから湯煎を続ける
沸騰している状態では、温度が100℃以上に上がる可能性があります。
袋の耐熱温度を超えないように沸騰後、火を止めてから入れるようにしましょう。
溶ける原因をしっかりと理解し、調理するときは上記の対策をすることをおすすめします!
湯煎する前にしっかりとジップロック内の空気を抜き、液漏れを防ぐことが美味しく作るためのコツです。
しっかりと対策を行い、低温調理でおいしい料理を作りましょう♪
ジップロックを選ぶ時は耐熱温度などを確認しよう!
低温調理で使うジップロックを選ぶ時は耐熱温度などを確認しましょう!
下記でジップロックを選ぶポイント3選をご紹介します!
- 耐熱温度が100℃以上
- 適度な厚みがある
- ジッパー付き
- 耐熱温度が100℃以上
メニューによっては水の温度が100℃になる恐れがあります。
そのため、耐熱温度が100℃以上のジップロックだと安心して使用できます。
- 適度な厚みがある
ジップロックは適度な厚みがあることが理想的です。
しかし、厚すぎると空気を逃すのが大変で、薄すぎても破れやすく、低温調理機に触れると、くっついて溶けてしまいます。
0.05mm前後を選ぶのがおすすめです!
- ジッパー付き
ジッパー付きは使いやすく、水も入りにくい為おすすめです!
調理中に水が入ってしまい、旨味が流れてしまっては悲しいですよね。
上記のポイントを参考にジップロックを選んでみてくださいね♪
主要なジッパー付き袋の商品比較一覧
主要な商品比較を一覧にしました!
ブランド | リード | クレハ | IKEA | ジップロック (旭化成) | ダイソー等 (100均) |
---|---|---|---|---|---|
商品名 | 新鮮保存バッグ | キチントさん マチ付き保存バッグ | プラスチックジップバッグ | フリーザバック | 食品用湯煎調理袋 |
温度 | 約90℃ | 約100℃ | 約50℃ | 約100℃ | 約110℃ |
低温調理に向いている? | 高温に注意して使用 | 湯煎向き | あまり向いていない | 湯煎向き | 湯煎向き |
コメント | マチ付きで自立するのが嬉しい! | 密閉力が強く液漏れしにくい♪ | コスパ◎だが耐熱性が低く、湯煎向きではない | 厚手のため、解凍や時短湯煎にも◎ | 湯煎用と明記があるので安心! コスパも◎ |
リードとIKEAの商品は耐熱温度が100℃以下のため、湯煎には向いていないことが分かりますね。
湯煎の適正をしっかりと考え、それぞれの特徴に合った調理方法で調理するようにしましょう。
ジッパー付き袋を使った低温調理レシピ3選!
ジッパー付き袋を使った低温調理レシピはサラダチキンを筆頭に複数あります!
ここでは3つ紹介いたします。
どれも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!
- サラダチキン
- 鶏もも肉のみぞれ煮
- ローストビーフ
ジッパー付き袋を使うと、材料をすべて袋に入れて調理するだけなので、難しそうな料理でも簡単に作ることができちゃうんです!
カレーは一人分だけ作りたいときや、レトルト風に仕込んでおけるので、ジップロックを使うとすごく便利だと感じました!
皆さんも上記のレシピを参考に、低温調理をしてみてくださいね。
低温調理で使用するジップロックは100均でも手に入る!

低温調理で使用するジップロックに似た商品は100均でも手に入るんです!
以下で100均で手に入るジップロックの代用商品を紹介していきます。
100均は身近にあるお店なので、手軽に商品を手に入れることができていいですよね。
オンラインショップもあるので、一度商品を見てみてはいかがでしょうか。
ダイソーで手に入る食品用湯煎調理袋
ダイソーでは「食品用湯煎調理袋」を購入することができます!
30枚入りで100円(税込み110円)でコスパも良いです。
厚さ0.015mm、横260mm、縦390mmです。
耐熱温度は110℃、耐冷温度は-30℃となっており、湯煎用なので安心して使用することができますね♪
ジップロックのようにジッパー付きではないので、低温調理をする際は空気をしっかりと抜き、中身がこぼれないようにきっちりと縛りましょう。
セリアやキャンドゥで手に入る食品調理用袋
セリアやキャンドゥでも「パカッと開封できる調理用袋」を購入することができます!
30枚入りで100円(税込み110円)でコスパも良いです。
厚さ0.015mm、横250mm、縦390mmです。
耐熱温度は100℃、耐冷温度は-30℃となっています。
袋の口を縛った後でも簡単に取りだせるように、袋の底に「切り込み加工」が入っているんです!
火傷をしにくい作りになっているのが使いやすいポイントですね♪
耐熱温度が100℃なので、必ず鍋底には耐熱皿を敷き使用しましょう。
ダイソーのものと同様、ジッパー付きではないので、低温調理をする際は空気をしっかりと抜き、中身がこぼれないようにきっちりと縛りましょう。
100均でも耐熱の調理袋を手に入れることができるので、使い方に気を付けて安全に低温調理を楽しんでくださいね。
低温調理で使うジップロックは他のもので代用できる!

低温調理で使うジップロックは、実は他のものでも代用できるんです!
以下で詳しく紹介していきますね。
- アイラップ(岩谷マテリアル)
- 食品用ポリ袋(ワタナベ工業)
- Felioイージークッキングバッグ(富士商)
- スマートキッチン食品保存用ポリ袋M(日本サニパック)
- たっぷり冷凍保存フリーザーバッグW(大日産業)
- アイラップ(岩谷マテリアル)
・厚さ0.009mm、横210mm、縦350mm
・耐熱温度:120℃、耐冷温度:-30℃
・内容量:60枚
冷凍から熱湯ボイルまで幅広い用途で使用することができます!
耐熱温度は120℃で脂が出て高温になりやすい肉料理でも破けることなく安心して使用できますよ♪
- 食品用ポリ袋(ワタナベ工業)
・厚さ0.015mm、横260mm、縦390mm
・耐熱温度:110℃、耐冷温度:-30℃
・内容量:80枚
標準的なポリ袋よりも横約+10mm、縦約+40mmと十分なサイズに作られていて、口も縛りやすく使いやすいです!
大きな食材を低温調理するときにおすすめです。
- Felioイージークッキングバッグ(富士商)
・厚さ不明、横185mm、縦195mm、マチ70mm
・耐熱温度:バッグ 220℃、ロックバー 150℃、耐冷温度:-40℃
・内容量:1枚
シリコンで作られており、食洗器でも洗うことができます。
繰り返し使うことができ、エコでコスパも良いです!
- スマートキッチン食品保存用ポリ袋M(日本サニパック)
・厚さ0.01mm、横250mm、縦350mm
・耐熱温度:110℃、耐冷温度:-30℃
・内容量:50枚
ティッシュケース式の箱が採用されており、衛生的に取り出すことが可能です!
湯煎調理用に製造されているため、安心して低温調理に使用することができます。
- たっぷり冷凍保存フリーザーバッグW(大日産業)
・厚さ0.06mm、横180mm、縦200mm
・耐熱温度:100℃、耐冷温度:-30℃
・内容量:50枚
独自開発の強力なWクリックジッパーでしっかりと密閉が可能です。
元々は冷凍保存用であるため、高温になりそうなメニューの場合は注意して確認するようにしましょう。
ジップロック以外にもジッパー付き袋の種類がたくさんあることに驚きました!
上記のようにジップロック以外でも代用できる商品がたくさんあるので、使い方に気を付けて用途に合わせて選んでみましょう。
低温調理で使用したジップロックの使い回しは推奨されていない!

実は低温調理で使用したジップロックの使い回しは基本的には推奨されていないんです!
その理由について以下で詳しく説明しますね。
- 衛生面の問題
- 耐熱性の低下
- 風味移り
- 衛生面の問題
肉や魚のタンパク質が袋のシワに残り、雑菌繁殖のリスクがあります。
- 耐熱性の低下
繰り返し使いまわすと袋が劣化し、湯煎中に破ける可能性があります。
- 風味移り
ニンニクやスパイスなどを使用すると、香りが残り、次の料理に影響する場合があります。
以上のことから低温調理で使用したジップロックは基本的に使い回しは推奨されていないんです。
どうしても、もったいないと思って使い回しにしたくなりますよね。
上記でも述べた通り、100均でも食品用耐熱袋は売られているので、コスパが気になる方でも使い回さないように注意してくださいね!
ジップロックを使い回すと食中毒のリスクが高まる
低温調理で使用したジップロックを使い回すと、食中毒のリスクが高まるんです!
せっかくおいしい料理を作っても、おなかを壊してしまっては大変ですよね。
食中毒のリスクを軽視できない訳は、主に3つあります。
・危険温度帯(10℃~60℃)に長時間食品が置かれると菌が急増する。
・生肉や魚の汁に含まれるサルモネラ菌、カンピロバクター菌は、再加熱しても完全に死滅しないことがある。
・特に夏場や家庭での調理環境では衛生管理が難しいため、袋の再利用はリスクが高い。
せっかくの手作りご飯で、家族や自分が体調を崩したら…と考えるとちょっと怖いですよね。
私の友人もカンピロバクターになり、出勤停止になっていました…。
食中毒は潜伏期間が長いため、私生活にも影響が出てきてしまいます。
以上のことから、低温調理で使用したジップロックは使い回さないようにしましょう。
まとめ

- 低温調理でジップロックは使い方によっては溶けるため耐熱温度などを確認するとよい
- ジップロックは100均のものでも代用できる
- 低温調理で使うジップロックは他のものでも代用できる
- 低温調理で使用したジップロックの使い回しは基本的には推奨されていない
低温調理でジップロックが溶ける原因と対策が分かりましたね。
他のものでも代用できるので、コスパのいいものを探してみてくださいね。
ジップロックが溶けることのないよう、安全に楽しく低温調理を楽しみましょう♪
低温調理を楽しむならジップロックを使うのが一番です。
食品用に設計されているので溶ける心配が少なく、しっかりと密閉できるんです!
まとめ買いしておくと使い捨てできて便利ですよ♪