スーバーに行くと、豆腐の種類が豊富で、どれを買おうか迷ったとき、安いものを選びがちですよね。
私もできるだけ安い豆腐を買うようにしていました。
しかし、安い豆腐には、消泡剤の含有量や凝固剤などの危険因子により、健康に少なからず影響が出る可能性があります!
スーパーでいつも安い豆腐を買っていた私としては、危険と言われても…と思ってしまいましたが、これを読むとなぜ危険と言われるかがよくわかると思います!
あなたもこの記事を読んで危険と言われる理由をよく理解することで、これから健康によい栄養豊富な豆腐を買えるようになりますよ!
なぜ安い豆腐が販売できるのか、安い豆腐に入っている栄養なども見ていきますので、最後までしっかり読んで、豆腐マスターになってください!
目次
安い豆腐は危険!消泡剤や凝固剤の種類によって健康にも影響か
安い豆腐には、使われる大豆、消泡剤、凝固剤の3つの危険因子があり、健康にも影響を与えてしまう可能性があります。
- 使われる大豆
- 消泡剤
- 凝固剤
この3つはそれぞれに危険と言われる理由があります。
危険と言われる理由をしっかり把握しておくことによって、あなたもスーパーでの豆腐選びに役立つこと間違いなしです!
それぞれの内蔵量は必ず豆腐のパッケージに記載されています。
この記事を読んで、パッケージを見る癖付けをつけてもらえたらと思います!
大豆は輸入大豆か国産大豆かをしっかり見ることが大事!
危険と言われる大豆は輸入大豆で、理由としては、遺伝子組み換え大豆などを使用している可能性があるためです。
遺伝子組み換え大豆は、日本国内では禁止されています。
しかし、日本の大豆の食料自給率はなんと6%しかないんです。
たったの6%ですか⁉めちゃくちゃ低い…
つまり、ほとんどの大豆は輸入されてきた外国産の大豆というわけです。
日本は、大豆やトウモロコシなど一部の作物に限り、海外で栽培された遺伝子組み換え作物の輸入を認めています。
あなたが普段買っている安い豆腐も外国産の大豆を使用している場合、遺伝子組み換え大豆である可能性があるということです。
ただ、日本では遺伝子組み換え作物が使用されている食品、もしくは遺伝子組み換え作物が混入している可能性がある食品には、必ず表記するように義務付けられています。
ではなぜ遺伝子組み換えの作物が危険なのでしょうか。
遺伝子組み換えを行った作物が体内に入ると、アレルギーの原因になるのではないか、という指摘があるからです。
危険というより、安全ではない、という言い方のほうが正しいかもしれませんね。
また、遺伝子組み換え以外にも農薬の危険があります。
大豆自体にそんなにいくつも危険があるの⁉
輸入大豆は、長期間の倉庫保存や輸送のために、防カビ剤、防虫剤、防腐剤など収穫後に使われる農薬の散布が法的に認められています。
これらの農薬はカビや害虫、腐敗を避けるために散布されていますが、通常の農薬よりも毒性が強いと言われています。
発がん性物質が入っている可能性もあるとのことです。
私もこんなに輸入大豆に農薬や遺伝子組み換えなどの危険が潜んでいるとは知りませんでした。
豆腐を買うときは国産大豆使用のものに切り替えようと思っています。
消泡剤は人工の化学薬品が使われていることが多い
豆腐を作る過程で使われるのが消泡剤ですが、現在日本で使われている消泡剤のほとんどが人工的に化学合成で作られたもののため摂取は避けたほうがいいでしょう。
そもそも消泡剤とは、大豆を鍋で煮る工程の際に大量に泡が発生するのを消すための薬品です。
効率よく大量の豆腐を生産するためには、大量の泡が邪魔になるので、泡を消すために消泡剤が使われます。
薬品など入れずにきちんと濾過をすればいいのですが、手間がかかりすぎてしまうので安い豆腐は作れません。
また、この消泡剤が入っている豆腐は明らかに味が落ちます。
消泡剤によって味まで落ちるなんて、なんだか避けたくなってきた…
最近では、パッケージの表示に消泡剤と記載されずに、「グリセリン脂肪酸エステル」と記載されていることがあります。
しかし、これは消泡剤のことなので、記載されていれば、消泡剤を使われている豆腐ということになります。
毒性や危険性は低いとされてはいますが、自然界に存在しない人工物の摂取は避けたほうが身のためでしょう。
そのため、消泡剤が含まれていない豆腐のほうが危険は少ないといえます。
凝固剤は大きく分けて3種類ありにがりが一番安全
凝固剤には工業的に生成された化学物質、グルコノデルタラクトン、海水由来の天然にがりの3種類あり、一番安全といえるのは、にがりとなります。
凝固剤は豆腐を固めるためには必須になってくる成分です。
ただ、その凝固剤に何が使われているかはしっかり確認してから豆腐を購入するようにしましょう。
凝固剤に何が使われているかもパッケージに必ず表記されているので、あなたも確認を怠らないようにすると、安全といえる豆腐選びができるようになりますよ!
まず、工業的に生成された凝固剤は、硫酸カルシウム・塩化カルシウム・硫酸マグネシウムの3種類あります。
消泡剤と同様で、危険性は低いようですが、自然界には存在しない人工物なので、摂取は控えたほうがいいでしょう。
グルコノデルタラクトンは自然物由来の精製物質であり、蜂蜜などによく含まれている天然成分で、ハチミツ酸とも言われます。
自然由来なら健康にいいんじゃないの?
自然物なので毒性や危険性は極めて低いと言えるでしょうが、味と栄養に問題がでてきます。
グルコノデルタラクトンを使うと、わずかな量の大豆でも豆腐が出来上がってしまうのです。
にがりで作る豆腐の2~3倍くらいに薄めた豆乳でも豆腐が作れてしまうということです。
安全性はあるにせよ、栄養価が低くなってしまっては、せっかく豆腐を食べて健康になろうとしているのに、残念ですよね…。
ただ、現在豆腐に使われている凝固剤のほとんどは実はにがりです。
にがりとは、海水から塩を作るときに発生する副産物で、主に塩化マグネシウムを主成分とした液体のことを言います。
マグネシウムの摂りすぎという問題がありますが、豆腐に入っている程度のマグネシウムであれば、摂りすぎるということはないでしょう。
むしろ、栄養素として抜け落ちがちなマグネシウムを摂取する貴重な機会として考えたほうがよさそうです。
豆腐はにがり、表記によっては塩化マグネシウムと書かれているかもしれませんが、そちらが入っているものを購入するようにしましょう。
安い豆腐には理由が3つあった!安すぎる豆腐には注意!
豆腐が安い理由には、大豆の種類・凝固剤の種類・充填豆腐という種類の豆腐の登場の3つあります。
- 大豆が輸入大豆で作られている
- 凝固力の高い凝固剤を使って作られている
- 充填豆腐という種類の豆腐であること
危険だと言われる理由にもあがっていた、輸入大豆や凝固剤の話がここでも登場します。
また、充填豆腐というよくスーパーで売られている豆腐も安い理由の1つとなります。
こちらは危険度はそうないですが、安い豆腐の1種類としてあげられるので、今回ご紹介しますね!
原材料の大豆が輸入大豆で作られているとかなり安価になる!
豆腐の元となる大豆の価格は、国産か輸入かで大きく変わり、100gあたり5円~20円も変わってきます。
大豆国内自給率は6%と先ほどお伝えしましたが、それだけ大量に外国からの輸入に頼っているということ。
そうなると輸入大豆のほうが安価になるのは当然ですよね。
以下は国産大豆と輸入大豆の100gあたりの価格の比較です。
国産大豆 | 15~25円/100g |
輸入大豆 | 5~10円/100g |
大豆でこれだけの差があれば、おのずと輸入大豆で作られた豆腐は安くなりますよね!
豆腐1丁を作るために必要になる大豆の量は、にがりを使用した場合は約85g、最も安価な凝固剤で作られた場合は約30gとなっています。
つまり、豆腐1丁あたりで考えると、以下の通りになります。
国産大豆・にがり使用 | 約128~213円 |
輸入大豆・安価な凝固剤 | 約15~30円 |
これだけ差があれば、販売価格に大きく差が出てもおかしくないですね!
安い豆腐を買いたい場合は輸入大豆のほうがもちろん安いですが、先ほどもお伝えしたように、輸入大豆には遺伝子組み換えが含まれている可能性や農薬の危険性があります。
安いに越したことはないですが、危険性があるのであれば、やはり控えたいですよね…。
私も安い豆腐ばかり買っていましたが、これを知ってからは国産大豆で作られた豆腐に切り替えました!
あなたも安い豆腐の理由と危険を知っていれば、家族みんなが健康でいられる豆腐選びができるようになりますね!
凝固力の高い凝固剤を使って作られている豆腐は安い!
凝固剤のなかでも一番安いのが、グルコノデルタラクトンで作る豆腐で、かなり凝固力が高いため、安価で生産が可能になります。
水に溶けやすく扱いやすいという特徴もあり、量産しやすいという点でも安価に仕上がる理由の1つでしょう。
一方、天然のにがりは、扱いが難しくできあがりの量も限られてしまいます。
そのため、どうしても高価になってしまうというわけです。
現在ある凝固剤では、天然にがり>塩化マグネシウム>硫酸カルシウム>グルコノデルタラクトンの順で高価と言われています。
また、同じ順番で味にも影響しやすく、作るために技術を要するということです。
凝固剤自体の価格を比較すると以下の通りになっています。
天然にがり | 10~30円/1丁 |
グルコノデルタラクトン | 0.1円/1丁 |
天然にがりだと本当に高価なものになると、1丁100円するものもあるとか!
ぜひとも1丁100円のにがりの豆腐を食べてみたいなぁ!
私もそんな高価な豆腐、食べてみたくなりました!
凝固剤も先ほどの危険度のところでお伝えしましたが、一番安全なのは、にがりです。
やはり安全なものはどうしても高価になりがちですね…
でもあなたが健康でいることが何よりなので、高価でもにがりを使っている豆腐を選ぶことをおすすめします!
充填豆腐という種類の豆腐は作る工程に秘密があった!
充填豆腐の製法方法が大量生産できるような製法だったため、豆腐をより安価で買えるようになったようです。
そもそも充填豆腐とは、スーパーなどでよくみる水が入っていない豆腐がそうです。
よくパッケージを見ると、必ず充填豆腐と書かれていると思いますよ!
その充填豆腐の製造方法は、豆乳と凝固剤を一緒に1丁ずつに分けて容器に注入し、密閉・加熱して凝固させます。
この製法だと、機械による流れ作業が可能になり、大量生産ができるようになります。
戦後の機械化の進展に伴い生まれた豆腐だと言われています。
機械化が進むにつれて、人件費も削減できるため、さらに安くなるということです。
また、充填豆腐のいいところは、豆乳注入後に加熱と凝固をおこなっているので、その間に殺菌が行われて、日持ちのいいこともあげられます。
日持ちがいいのは嬉しいですねー♪
さらに、充填豆腐が安い理由はもう1つあり、形状が均一なので、積み重ねや運搬が容易になり、その輸送コストも削減できるからです。
この充填豆腐であれば、凝固剤や大豆にさえ注意しておけば、安く手に入る可能性があるので、あなたの生活も費用が浮いて嬉しいですよね♪
充填豆腐だからといって、凝固剤や消泡剤・大豆には注意してくださいね!
安い豆腐に栄養はあるがタンパク質の量には差がでる
安い豆腐と高い豆腐の栄養価はそこまで大きく変わりませんが、良質なタンパク質を得るには安い豆腐は避けたほうがいいでしょう。
安い豆腐と高い豆腐、栄養自体はそこまで大きく変わりはしません。
そんなに栄養は変わらないんだね!
ただ、使われている大豆の量などによって、良質なタンパク質が少ないということです。
タンパク質は身体の中の様々な機能を請け負っていて、人の身体に欠かせない栄養素の1つです。
それだけ大事なタンパク質が少ないのであれば、やはり安い豆腐は避けるべきでしょう。
特に、育ち盛りの子どもや健康を意識している方は、安い豆腐は避け、できるだけ、国産大豆と天然のにがりで作った豆腐を選ぶことがベストです。
ここまで知っておけば、あなたもスーパーでの豆腐選びは完璧なので、健康にいい身体づくりのためにも、ぜひいい豆腐を選んでくださいね!
まとめ
- 安い豆腐には、危険因子が、大豆自体と消泡剤、凝固剤の3つあり、健康にも影響を与えてしまう可能性があり、危険といえる
- 豆腐が安い理由には、大豆の種類・凝固剤の種類・充填豆腐という種類の豆腐の登場の3つある
- 安い豆腐と高い豆腐の栄養価はそこまで大きく変わらないが、良質なタンパク質を得るには安い豆腐は避けたほうがいい
安い豆腐には安いなりの理由があり、危険と言われる理由もわかりましたね。
私も豆腐は国産大豆使用・天然にがり使用の豆腐をこれから選ぶようにしようと思います!
あなたもぜひこの記事を参考に、まずはパッケージを見る癖付けをつけて、安全な豆腐選びをしていってくださいね!