コンポストが発酵しないなら入れるものを見直そう!温度と期間も大切

家庭で出る生ごみを減らし、リサイクルして使うことができるコンポストが人気ですね。

ベースのピートモス、水などと一緒に毎日の生ごみをかき混ぜるだけなのに、ちゃんと発酵しない様子だと心配ですよね。

コンポストが発酵しない原因は、コンポストに入れるものと入れないものの間違い、十分な温度と熟成期間が足りていないことです!

コンポストのやり方は簡単ですが、この記事に出てくるポイントを押さえずにただ生ごみを入れ続けるだけでは、成功しません。

コンポストが発酵しないときにチェックするべき点、つまりコンポストに入れるべきもの入れるべきでないもの、温度と熟成期間について説明します。

ゴミを減らして堆肥たいひとして畑や花壇で再利用できるコンポストを、ぜひこの記事を読んで成功させてくださいね!

コンポストが発酵しない!入れるものを見直せば解決!?

コンポストが発酵しないときは、入れるものを見直して発酵しやすい環境を作れているかどうか確認してください!

コンポストのベースは基材きざいと言って、作り方はピートモスともみ殻燻炭がらくんたんを6対4くらいの割合で入れて水と混ぜるだけです。

コンポストってもっといろんな材料や道具がいるのかと私も思っていましたが、そんなことはありません。

このベースをコンポストの容器に入れて生ごみを入れていくわけですが、注意点がいくつかあります。

コンポストをきちんと発酵させるために、入れるべきものと入れてはいけないものがあるのです。

コンポストに入れるものをもう一度見直せば、あなたのコンポストが発酵しない原因が見つかるでしょう!

コンポストを発酵させるために入れるべきもの

コンポストを発酵させるために、水分と発酵を促進するための米ぬかや発酵促進剤を入れましょう!

アンちゃん

★ポイント1★

コンポストには適度な水分が必要! 60%くらい湿るように調整しましょう。

あとから生ごみを追加するから、と最初のベース作りの時に水分を加えないで乾燥したままだと、発酵がうまく進みません!

ベース(基材きざい)作りの段階で、ピートモス、もみ殻燻炭がらくんたんと一緒に水を加えましょう。

水分の目安はベースの土を握ってみて、塊が割れるくらいの硬さです。

アンちゃん

★ポイント2★

水分が多すぎると、コンポストが腐ってしまうので要注意!

私も適当に生ごみを入れていたら、コンポストの水気が多くなりすぎてしまいしばらく乾燥させなければいけませんでした。

生ごみを入れるときに水分をよく切ってから入れると、コンポストが水っぽくなるのを防いで発酵しやすくなりますよ。

アンちゃん

★ポイント3★

水分の他に、コンポストの発酵を促すための材料を入れましょう!

身近なものであれば、米ぬかをひとつかみ生ごみに入れて混ぜるだけで、コンポストが発酵しやすくなります。

市販の発酵促進剤を使えば、お手軽にコンポストの発酵を進ませ、消臭効果も期待できますよ!

コンポストが発酵しないときは、水分と発酵を促す米ぬかや発酵促進剤を入れてくださいね!

コンポストを発酵させるために入れてはいけないもの

コンポストを発酵させるために入れてはいけないものは、分解されにくい生ごみ、ガラス、プラスチックや落ち葉などです。

生ごみだからとなんでも入れていると、分解されにくい固形物だけ残ってしまいコンポスト全体が発酵しない原因になります!

分解されにくい生ごみには、たとえば次のようなものがあります。

  • 肉類、魚類の骨
  • 貝殻
  • 玉ねぎ、とうもろこし、タケノコの皮や芯

塩気の強いものは洗うか、そもそも入れないようにすれば、発酵を妨げる原因を減らせます。

落ち葉や木の枝、割りばしやつまようじは分解されるのに何年もかかるものなので、コンポストには不向きです。

私も、自然由来のものであれば何でもコンポストに入れてもよいと勘違いしていました。

このほか、コンポストに入れてはいけないものには、ほとんど分解されないものや危険物があります。

  • ガラス
  • プラスチック
  • 金属類
  • 革製品
  • タバコや薬品

どれも短期間で分解しないものですし、明らかに健康を害するものはコンポストに悪影響なので入れてはいけません!

ここまで読んで、コンポストが発酵しない原因は入れるべきものとそうでないものにあったと、あなたも気づいたのではありませんか?

コンポストに入れるものを見直せば、きっとコンポストを効率よく分解させて発酵させることができるようになります!

コンポストが発酵するには温度が十分に必要

コンポストが発酵するためには、微生物が活動して生ごみを分解しやすい20℃から60℃の温度が必要です。

温度が低くても分解はゆっくり進みますが、真冬や日陰に置いたコンポストはどうしても温度が低く、発酵が進みにくくなります。

コンポストの温度を上げるために、できることはいくつかあるのでぜひ試してみて下さい。

  • 1回に入れる生ごみの量を減らす。
  • コンポストを屋外から屋内に、日陰から日なたに移動する。
  • 米ぬか、廃てんぷら油、魚などのたんぱく質を入れる。
  • お湯を入れたペットボトルをベース(基材きざい)のなかに入れる。

ちょっとした材料と工夫で、コンポストの温度を上げて発酵をうながすことができますね!

アンちゃん

ぬか漬けのように、1日1回以上コンポストをよくかき混ぜると、酸素がいきわたって温度が上がり発酵しやすくなりますよ!

コンポストが発酵するには熟成期間も十分に必要

コンポストに投入した生ごみが発酵して分解し堆肥たいひとして使えるようになるまでに、夏は1か月、冬は2~3か月程度の期間がかかります!

コンポストにただ生ごみを入れてベース(基材きざい)と混ぜるだけでは、すぐに堆肥たいひにはなりません。

生ごみが微生物によって分解をくり返して養分になるためのために必要な期間を、熟成期間といいます。

熟成期間を十分とらないままコンポストを使うと、虫が寄ってきたり植物の根を傷める原因になりますよ!

夏は毎日コンポストに生ごみを入れて約2週間置き、さらに1か月ほど熟成期間をとれば堆肥たいひとして使えるようになります。

冬は毎日コンポストに生ごみを入れて約1か月置き、さらに2~3か月ほど熟成期間をとれば堆肥たいひとして使えるようになりますよ。

3日から1週間に1回くらい1~2ℓの水分を加えてコンポストをよく混ぜると、分解と発酵が順調に進みます!

コンポストを早く使いたい!とはやる気持ちを抑えて、コンポストを発酵させる熟成期間を十分とれば、きっと質のよい堆肥たいひができるでしょう。

まとめ

  • コンポストが発酵しないときは、入れるものを見直して発酵しやすい環境を作れているかどうか確認する
  • コンポストが発酵するためには、微生物が活動して生ごみを分解しやすい20℃から60℃の温度が必要
  • コンポストに投入した生ごみが発酵して分解し堆肥たいひとして使えるようになるまでに、夏は1か月、冬は2~3か月程度の期間がかかる

コンポストが発酵しない原因は、コンポストに入れるもの、温度と熟成期間が足りていないことについてお話しました。

コンポストがうまく発酵しないと、せっかく始めたモチベーションが下がってしまいますよね。

この記事を読んで、あなたのコンポストが発酵しない原因が見つかり、これからもコンポスト活動を楽しく続けるのに役立てば幸いです!

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