あなたは、周りに「バッサリ切り捨てる人」がいて、どのように対応したらいいか悩んでいませんか?
私の知人にもバッサリ切り捨てる人がいるのですが、どういった心理かまでは考えたことがなかったので、この機会に調べたり考察してみたりしました。
相手の心理を考えるという行動に出ているあなたは、きっといい人間関係を築けるようになりますよ。
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目次
バッサリ切り捨てる人の心理は自分の心を守りたいという気持ち

バッサリ切り捨てる人の心理には、自分の心を守りたいという気持ちがあります。
実は、バッサリ切り捨てる人は、突然そのような行動をするわけではなく、長期間の葛藤の末にその結論に至っていることが多いです。
特に優しい人ほど、この傾向が強くみられるでしょう。
その理由には、次の3つが挙げられます。
- 自分のことより、相手のことや気持ちを優先しがちなため
相手の気持ちを優先することで、自分の感情を押し殺したり、意見を飲み込んだりするようになります。
その蓄積によって、自分の心が疲弊してしまい耐えられなくなり、突然関係を切るといった手段に出ることがあるようです。
自分の心を守るための防衛本能と言えるでしょう。
- 共感する力が高く、相手のことも自分のことのように受け止めてしまうため
優しい人は相手の悩みや相談を親身になって聞くことが多く、共感する力も高い傾向にあります。
ただ、共感しすぎることで、相手の悩みを自分のことのように受け止めるようになるので、自分でも知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまうのです。
そのストレスが限界まで達してしまうと、相手のことを切り捨てるという決断に至ることがあります。
- 他人を信じる心が強く、信頼関係を重視しているため
優しい人は、基本的に他人を信じる心が強く、信頼関係を重視する傾向にあります。
相手が約束を破るなどといった信頼を裏切る行動を行ったとしても、何度もチャンスを与え、相手が変わることを信じます。
けれど、その信頼を壊すような行動が繰り返されると、悲しみが蓄積され、次第に失望へと変わっていき、関係を切る決断をするのです。
いずれにしても、自分も相手も傷つけずに済む方法として、関係を切るという手段を選んでいるのです。
バッサリ切り捨てるという行動は、むしろ優しいからこそできることなのかもしれませんね。
この優しさを当たり前と思うのではなく、都度、感謝の気持ちを伝えることで、相手が関係を切るという決断に至ることなく、いい関係を続けることができますよ。
バッサリ切り捨てる前にある4つの予兆を見逃さないようにしよう

バッサリ切り捨てるという行動の前には、連絡頻度が減ったり返答がそっけなくなったりするなどの4つの予兆が現れることがあります。
バッサリ切り捨てる人は、突然そのような行動に移しているわけではなく、その前にはいくつかのサインを出しているようです。
それを感じ取り、相手の気持ちを汲み取れば、関係を終わらせずに済むかもしれません。
次のような予兆があれば、あなた自身の言動を見直してみましょう。
<連絡頻度が減ったり、返答がそっけなくなったりする>
最初に現れる変化として、連絡頻度が減ったり、返答がそっけなくなったりします。
会話も当たり障りのないことだけ話したり、「うん」「そうだね」などの簡単な言葉だけで終わったりするようになります。
少しずつ相手と心の距離をおこうとしているのかもしれません。
<表情や態度が変わり、感情がさらに表に出なくなる>
笑顔が減ったり、反応が薄くなったりする傾向もあります。
これまで関心があったような内容のことでも興味を示さなくなるなど、態度にも表れるようです。
さらに、元々自分の感情より相手の気持ちを優先することが多いですが、さらに自分の感情に蓋をして表に出さなくなります。
感情を使う余力すらないという危険信号の可能性もあるので、十分に注意しましょう。
<頼みごとなどを断るようになる>
普段は快く引き受けてくれていたのに、急に断ることが増えたら、疲労やストレスを溜め込んでいる可能性があります。
快く引き受けてくれるということは、できるだけ期待に応えたいと思っているということ。
そんな人が断るという決断をするということは、ストレスから自分の心を守ろうとしているサインなのかもしれません。
「今までそうだったから」、「やってくれて当然」という気持ちがないか、相手への礼儀を尽くしていたか考え直すようにしましょう。
<「疲れた」「大丈夫」などの言葉が増える>
精神的に疲弊しているため、会話をしていても「疲れた」という言葉が出てくることがあります。
また、「大丈夫」という言葉が多くなってきたときも注意が必要です。
自分に言い聞かせるための場合もありますが、相手に対して心の中で諦めや失望が広がっている可能性もあります。
「もういいよ」という意味で言われているのであれば、心の距離を置こうとしているのかもしれません。
これらの予兆を見逃さずに気づけるかどうかで、今後の関係修復に大きく影響してくるでしょう。
切り捨てられたあと関係修復できるかはあなたの真摯な行動次第

もしあなたがバッサリと切り捨てられてしまった場合、関係を修復するには、口だけではなく、行動で真摯な態度を示すことが重要です。
相手は、何度も深く考えた末に関係を断ち切るという決断に至っています。
そのため、関係修復はかなり困難な道ですが、可能性はゼロではありません!
そのために何より重要になるのは、言葉だけでなく、行動で誠意を見せられるかどうかです。
もちろん謝罪は必要ですが、まずはなぜ相手が関係を切るに至ったのか、その行動の意味を理解する姿勢が大切です。
そのうえで、自分はどうすればよかったのか、これからどのような行動を取ればいいのかを考えます。
例えば、約束を何度も破ってしまったということがあったのであれば、今後はその相手だけでなく、誰に対しても約束は守るというように態度を改めましょう。
また、関係の修復を焦って謝罪を繰り返したり、「修復したい」という自分の気持ちを押し付けたりすることは控えてください。
相手は何度も考えた結果、あなたと離れるという選択肢を選んでいます。
そのときにはすでに、心を閉ざしてしまっていることが多いでしょう。
そのため、無理にこじ開けようとするのではなく、相手の気持ちに寄り添い、「話したくなったら話したい」という気持ちだけを伝えるほうがいいかもしれませんね。
あなたの「相手の気持ちを理解しようとする姿勢」が伝われば、きっとまた元の関係に戻れて、楽しい時間を一緒に過ごすことができますよ。
バッサリ切り捨てる人とうまく付き合うのに大事なポイント3つ

バッサリ切り捨てる人とうまく付き合っていくには、約束を守る、適切な距離感を保つなど3つのポイントがあります。
<約束を守る>
これは誰に対しても、どんなことに対してもですが、約束は必ず守るようにしましょう。
特にバッサリ切り捨てる人は、信頼関係を重視する傾向が強いです。
しっかりとした信頼関係を構築するためにも、約束は守る、嘘はつかないといった誠実な態度を心がけましょう。
<適切な距離感を保つ>
誰しも踏み込んで欲しくない距離感というものがあります。
バッサリ切り捨てる人は優しい人が多く、その優しさ故に相手に無理に押し切られてしまう、距離を詰められても断れないということがあるようです。
相手も自分も疲弊しないために、相手の求める境界線を越えないようにしましょう。
<価値観の違いを認め、対話を重視する>
自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の考え方や行動を理解し、認めることで信頼関係を築くことができます。
相手の考えを理解するには、対話が非常に重要です。
一方的に話すのではなく、「対話」を意識したり、相手の言葉を傾聴する姿勢を見せたりすることが大切です。
バッサリ切り捨てる人に限らず、誰に対してもこのような態度で接していけば、あなたの人間関係もうまくいくようになり、笑顔で過ごせるようになりますよ。
もし、相手が何かしらのストレスを感じていると気付いたのであれば、フランキンセンスのお香をおすすめしてもいいでしょう。
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こちらの記事では、フランキンセンスのお香で期待できる効果や使い方まで紹介されているので、合わせてチェックしてみてください。
物事に対してバッサリ切り捨てる人は合理性や効率を重視している

人間関係だけでなく、物事に対してもバッサリ切り捨てる人は、合理性や効率性を重視している傾向にあります。
仕事の進め方や生活の中でも、バッサリと切り捨てるという手段に出る人がいます。
例えば、仕事の進め方であれば、タスクの優先順位を即座に判断し、不要なものは除外するなどがあります。
生活の中で言えば、断捨離などが該当するでしょう。
こういった行動の背景には、合理性や効率性を重視する思考があります。
周りからは「冷たい」と感じられる場合もありますが、むしろこのような人は、必要なものを取捨選択できる判断力のある人なのではないでしょうか?
もちろん行き過ぎた行動は止めたほうがいいと思いますが、仕事や生活においては、その判断力を見習って過ごしたいとも思いますよね。
相手のことをよく観察したり、どういう考えのもと動いているのかを聞いたりすることで、あなたも判断力のある人間になれるかもしれませんよ。
優しい人ほど冷たいと感じる理由は執着しないからなど5つある!

優しい人ほど冷たいと感じる理由には、バッサリ切り捨てるという行動以外にも、執着しない、能力が高すぎるなどの5つあります。
- 執着しない
優しい人ほど執着や依存をしない傾向にあり、自立している人が多い印象があります。
自分のためにも、相手のためにも自ら行動し、問題解決を図る姿勢から優しい人と捉えられることも多いです。
しかし、周りに頼らずに一人で何でも解決してしまうこともあるため、一人で行動する冷たい人と感じられることもあるようです。
確かに、私の友人にもしっかり者で周りのために動くような人がいますが、その人をよく知らない人からは、意見を聞かず自分だけで物事を進める人と思われています。
あなたにとっての優しい人が、見方によっては冷たいと感じられるのは悲しいですね…。
- 能力が高い
優しい人は、頭の回転が速く、現実を認知する力に優れていることが多いため、周囲の状況の変化などによく気づき、先回りして行動します。
そのため、周囲の人からすると「助けてくれた!」と思い、優しいと感じるでしょう。
一方で、トラブルなどが起こったときに、自分の頭の中で処理し、「起こってしまったものはしょうがない」と受け流すこともしばしばあるようです。
感情が揺さぶられるようなことでも受け流してしまうときには、冷たさを感じてしまうかもしれないですね。
- 本気度が低い
能力が高いことにも関係してきますが、ある程度の力で何でもこなせてしまうため、物事への本気度が低い傾向にあります。
物事に対して熱意を感じられず、冷たい人と思われることもあるようです。
- 客観視する
優しい人は、物事を客観的に見ることができ、相手が何を言いたいのかなどを理解し把握する力にたけています。
相手からしたら、自分のことを理解してくれた、と嬉しくなり、いい人・優しい人という印象が強くなるでしょう。
一方で、状況を把握する力が強い分、先回りして動いてしまうため、尊敬と同時に恐れも感じさせることがあります。
冷たいというよりは、いい意味で「この人すごすぎる」「ある意味怖い」という感情かもしれませんね。
- 他人に興味がない
他人に興味がない人は、誰に対しても一定の距離感を保って接するため、周囲から見ると、特定の人をひいきしない優しい人と感じる場合もあるようです。
一方で、深入りしない、相手に対して無関心といった部分が垣間見えると、冷たい印象を持たれることもあります。
このように、優しい人ほど冷たいと感じる理由はさまざまです。
ただいずれの理由も全ての人に当てはまるものではないので、あなた自身が相手としっかりコミュニケーションを取ることで、こういった悩みは解決するかもしれませんね。
本当に優しい人と優しそうで冷たい人では違いがある!

本当に優しい人と優しそうに見えて実は冷たい人とでは、ちょっとした対応に違いがあります。
一見優しそうに感じるけど、実は八方美人なだけたったり、表面的な言葉しか言っていなかったりする人も一定数います。
本当に優しい人は、相手のことを想ってときには怒ってくれる人ではないでしょうか。
このように、ちょっとした行動や態度に本当の優しさ、冷たさは現れることがあります。
例えば、困ったことがあったときの両者の対応には、次のような違いがあります。
本当に優しい人とは、行動を伴った言動をしている人かもしれませんね。
本当に一番怖いのは優しい人と言われる4つの理由

「本当に一番怖いのは優しい人」と言われる理由には、本心が見えにくいなどの4つあります。
- 本心が見えにくい
優しい人は、普段穏やかであまり表情を表に出さないことが多いため、何を考えているのかわかりにくい場合があります。
一見落ち着いていると感じるかもしれませんが、周囲が慌てている場面でも冷静に行動するなど、本心が読み取れないこともあり、怖いと感じるのかもしれません。
- 我慢して急に爆発する
優しい人は日頃から、相手を優先する気持ちや波風を立てたくないという考えから、自分の気持ちを出さず、我慢する傾向にあります。
しかし、我慢の限界を超えると、本人でもコントロールできないほどの怒りを爆発させます。
普段優しい人だからこそ、急にスイッチが入って怒り出したら怖いと感じるのでしょう。
- よく相手を観察している、洞察力がある
よく相手を観察しているからこそ、相手の大事な部分がわかり、それを同じように大切にするといった姿勢を見せてくれるのも優しい人の特徴です。
逆に、よく観察して、なおかつ鋭い洞察力があるからこそ、相手の弱点となる部分も把握しています。
怒ったときなどは、的確にその弱点を突いてくるため、本当に怖いと感じます。
- 周囲に味方が多く、対立した相手は反撃しにくい
優しい人は誰に対しても思いやりのある態度で接するため、周囲の人は「いい人」「信頼できる人」と感じていることが多いです。
そんな人と対立してしまった場合は、その人だけでなく、周囲の人も敵にまわしてしまっているかも…。
周囲の人に守られているため、なかなか言い返すこともできなかったり、逆にこちらが責められたりするため、怖いと感じることもあるようです。
私の知人の男性にも、普段は本当に穏やかですが、怒ると手が付けられないほど怖い人がいます。
振り返ってみると、上記4つの特徴に当てはまっていると感じます。
私とその男性には共通の友人がおり、3人でよく出かけるのですが、その友人はよく遅刻をするんです。
私は都度怒ってしまうのですが、彼はいつも笑って「次から気をつければいいよ」と許してあげていました。
しかしつい先日、同じように出かける約束をしていて、共通の友人が遅れてきたときには、駅のホームでしたが、びっくりするぐらい声を張り上げて怒鳴り出したのです。
まさに一番怖いのは優しい人と思う瞬間でした。
誰に対してもですが、特に優しい人には誠実な態度で接するように心がけようと思いました。
バッサリ髪を切る心理には生まれ変わりたいという欲求がある

バッサリ髪を切る心理には、過去の自分から生まれ変わりたい、気持ちをリセットしたいなどの欲求が隠れている場合があります。
ここまで人間関係についてバッサリ切る人の特徴などを紹介してきましたが、バッサリ髪を切る人も、ある意味、自分自身との決別を選んでいると言えます。
長い髪を切るってそれなりに勇気がいりませんか?
それでもバッサリ切ろうと思う心理は、強く自分を変えたいと思っている場合が多いです。
実際、髪をバッサリ切るときに何かしらの心理的背景があるか、というアンケートに対して、YESと答えた人は半数以上いることがわかっています。
内面的に自分を変えていくには時間もかかりますが、すぐに変えられることとして髪を切って気分転換するといった行動に出るようです。
確かに、バッサリ髪を切ると気持ちがすっきりしたり、生まれ変わったりする感覚がありますよね!
私もこのままではいけない、と思ったときに髪をバッサリ切るので、すごくよくわかります。
では実際にどんな場面で髪を切ろうと思うのでしょうか?
次のような場面になったときにバッサリ髪を切ると決断する人が多いようです。
どれも自分に当てはまっていたので、びっくりしました!
外見を変えることで、行動や思考も変わりやすいので、バッサリ髪を切ることで前向きになれて、いつもの生活がより明るいものになるかもしれませんよ。
もしあなたの周りにもバッサリ髪を切った人がいるのであれば、こちらの記事をおすすめしてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら気分転換をしたいと考えて髪を切っているかもしれないので、そんな人におすすめな元気になる方法を解説してくれています。
あなたにとっても、いい人間関係を築くきっかけになると思うので、ぜひ読んでみてくださいね!
まとめ

- バッサリ切り捨てる人の心理には、自分の心を守りたいという気持ちがある
- 優しい人ほど冷たいと感じる理由には、バッサリ切り捨てるという行動以外にも、執着しない、能力が高すぎるなど5つある
- 「本当に一番怖いのは優しい人」と言われる理由には、本心が見えにくいなど4つある
- バッサリ髪を切る心理には、過去の自分から生まれ変わりたい、気持ちをリセットしたいなどの欲求が隠れている場合がある
バッサリ切り捨てる人は、突然そのような行動に出ているわけではなく、さまざまな葛藤があった上で行動に移していることがわかりましたね。
「バッサリ切り捨てる人は冷たい人だ」と決めつけるのではなく、その心理的背景も理解して接していくべきでしょう。
人間関係の構築は難しいですが、いつでも相手のことを思いやり、感謝の心を忘れずに接していれば、きっとあなたの周りは明るい笑顔で溢れるようになりますよ。
さまざまな人間の心理を知りたいと思っているあなたには、「嫌われる勇気」という書籍をおすすめします。
物語形式で書かれているので、難しくなく、とても読みやすい一冊です。
もしかしたらあなたにとっての人間関係における指針になってくれるかもしれませんよ。
