自転車にオイルスプレーで注油するやり方は4ステップ!初心者も簡単!

毎日の通勤や通学、買い物や子供の送り迎えなど、私たちの暮らしに欠かせない自転車ですが、自分でメンテナンスすることができるのか不安になりますよね。

一番身近なのがチェーンへの注油です。

チェーンのオイル切れはさびやチェーンが伸びてしまう原因となり、自転車の寿命も短くなってしまいます。

  • 自転車のチェーンに注油ってどうやるの?
  • 自転車チェーンの注油頻度はどのくらい?
  • 自転車チェーンにKURE556は使えるの?

そこで、初心者でも自分で自転車チェーンに注油するやり方を調べてみました。

この記事でわかること
  • 自転車にオイルスプレーで注油するやり方はオイルの用意・自転車の下準備・注油・仕上げの4ステップ
  • 自転車チェーンの注油頻度はオイルで変わる
  • 自転車チェーンにKURE556は使える

今回は初心者でも簡単にできる自転車チェーンにオイルスプレーで注油するやり方をご紹介します。

自転車にオイルスプレーで注油するやり方簡単4ステップ

自転車のチェーンにオイルスプレーで注油をするやり方は、必要なものを用意する、下準備をする、注油する、仕上げをするの4ステップで行うことができます!

注油のやり方
  1. 必要なものを準備する
  2. 下準備をする
  3. 注油する
  4. 最後の仕上げをする

たったこれだけで、あなたでも簡単にオイルスプレーで注油ができちゃいますよ!

こんなに簡単なら、いつも頑張ってくれている自転車を毎回お手入れしてあげたくなっちゃいますね♪

ではやり方を細かく見ていきましょう!

注油に必要なのはオイルスプレーとウエスだけ!初心者でも楽ちん!

注油に必要になるのは、オイルスプレーとウエスの2点だけです!

まず自転車に注油するために必要なものを用意しましょう。

用意するもの
  • オイルスプレー
  • ウエス(油などの汚れをふき取るための布。チェーンにからまないように毛羽立ちの少ないものがよい)

今回は扱いが簡単で自転車メンテナンス初心者も扱いやすい「スプレータイプ」の使い方をお教えします。

ぽんちゃん

いろいろ用意するのかと思ったけど、これだけでいいんだ!

チェーンに印をつけて注油の下準備!

注油の下準備として、どこから注油を始めたかわかるようにするために、チェーンに一か所目印をつけましょう。

下準備って聞くとめんどくさいんじゃないかって思ってしまいますよね。

自分がわかるようにするのが目的なので、気負わずにやってみましょう♪

先生

糸をしばったり、マーカーで印をつけるとわかりやすいよ。

ミッシングリンクをつけている自転車は、リンクの位置を決めてから始めるとわかりやすいです。

先生

汚れがひどいときはチェーンや駆動系周りのクリーニングをしてからオイルを使うといいよ!

チェーン周りは金属粉や砂などの汚れがいっぱい。

これがギアの歯やチェーンとこすれて消耗を早める原因になるので、汚れ具合をみて始めましょう。

オイルスプレーを使って注油してみよう!

オイルスプレーでの注油は、チェーン上部からスプレーする・クランクを回す・チェーンが一周するまでスプレーする・オイルを馴染ませるの4工程でできます!

①まずチェーン下部にウエスをあて、チェーン上部からチェーンラインに沿ってスプレーします。

この時、ウエスト一緒に端から端まで移動させてスプレーします。

先生

チェーン側面でなく内側を狙ってスプレーするのがコツだよ。

オイルスプレーは一気に噴きつけられますが、周りに飛び散って汚すことがあります。

ストロー状のノズルを使うなどして、不要な部分にオイルがつかないよう注意しながら行ってください。

②端から端までオイルを噴きつけたら、クランク(ペダルがついている棒状のパーツ)を少し回して、注油していない部分が下側になるようにチェーンの位置を合わせます。

その後①と同様にウエスをあててスプレーします。

注油したらまたクランクを回し、注油していない部分が下側になるようチェーン位置をあわせて注油します。

③チェーンが一周するまで①と②の作業を繰り返します。

④チェーン全体が注油出来たら、今度はオイルとなじませていきます。クランクを5,6回ゆっくり回します。

早すぎるとオイルが飛び散る原因となるので、かならずゆっくり回しましょう。

その後数分置いてオイルが全体になじむのを待ちます。

先生

オイルがなじんでいくとだんだん黒くなっていくのがわかるよ。

余分なオイルをふき取り最後の仕上げ!

最後の仕上げは汚れと一緒に余分なオイルをふき取ること!

ここまでくればゴールは目前です!

全体にオイルがなじんだら、ウエスでチェーンを軽くはさむように押さえ、クランクをゆっくり回して余分なオイルをふき取りましょう。

先生

ウエスが毛羽立っているとチェーンにはさまってしまうことがあるよ。指などをはさまないように十分注意しよう!

汚れがまだまだ気になるというときは、3と4の一連の工程を繰り返すとチェーンがきれいになっていきます。

汚れ具合を見て回数を決めてください。

自転車チェーンの注油頻度はオイルで変えよう!

自転車の乗り方によってオイルの種類やチェーンへの注油頻度も変わってきます。

ぽんちゃん

オイルスプレーのやり方はわかったよ。
ところでオイルにさすタイミングっていつなの?

たまにチェーンをギコギコ鳴らしながら自転車を走らせている方がいます。

もしあなたの自転車がそんな状態なら、今すぐ注油してください。

自転車チェーンにとってオイルは、人間にとっての水みたいなものです。

暑くなってくると「のどが渇く前にこまめに水分をとりましょう」とよく聞きますが、自転車にとっても同じことです。

チェーンが悲鳴をあげる前にこまめにオイルをさしましょう!

チェーンは地面に近いので、砂や土、金属が摩擦するときに出る金属粉など、いろんな汚れが付着します。

オイルはそれらの汚れからチェーンを守り、なめらかに動くようにする役割があります。

チェーンの注油頻度はオイルによって様々ですが、オイルのタイプに合わせて適切な頻度で注油しましょう。

ぽんちゃん

オイルのタイプに合わせてっていうけど、何を選べばいいの?

先生

オイルは、自転車を使う状況によって種類も注油頻度も変わってくるよ。

  • 晴れた日に乗ることが多い方におすすめなのが「ドライタイプ」

砂やほこりを吸着しにくく、チェーン掃除がしやすいのが特徴です。

ただし雨や水に流されやすいので、雨が降った後などはすぐに注油する必要があります。

晴れの日であれば走行距離が200㎞を超えたところが目安。

週一くらいの注油がベストです。

  • 雨など悪天候でも自転車に乗るという方には「ウェットタイプ」がおすすめ

ウェットタイプは粘着性が高くオイルの持ちも良いので、泥はねにも強いのが特徴です。

こちらは月に一度は注油しましょう。

このタイプはドライタイプと違い、砂やほこりを吸着しやすく汚れが付きやすいのでこまめな掃除する必要があります。

  • 「万能タイプ」はオールマイティ

ドライタイプとウェットタイプのいいとこ取りなのが、この万能タイプです。

普段使いのママチャリなどはこのタイプがいいかもしれません。

チェーンが汚れにくくオイルも長持ちします。

水にも比較的強いので、出かけた先で急に雨にあっても安心。

ただ大雨や雨天の悪路には向きません。

  • レースなど本格的な乗り方をするなら「ワックスタイプ」

こちらはさらさらで汚れが付きにくく潤滑性も優れているので、ロードバイクレースなどの本格的な乗り方をする方におすすめです。

デメリットとしては、オイルの蒸発が早く耐久性も低いということ。

走行距離100㎞程を目安にこまめな注油が必要です。

ぽんちゃん

なるほど、どんな乗り方をするかでオイルタイプも注油頻度も変わってくるんだね

オイルスプレーでの注油に慣れたら、用途に応じたオイルを選ぶことをおすすめします。

自転車の油差しに556は使ってOK!

オイルスプレーで有名なのがKUREの556ですが、自転車の油差しにも使えるんです。

ネット界隈では自転車の油差しに556は使ってはいけないとまことしやかに噂されていますが、これについてKURE(呉工業株式会社)さんが公式HPで答えています。

Q 5-56は自転車のチェーンにはよくないと聞きましたが本当ですか?
A そんなことはありません、5-56は自転車のチェーンにもお使いいただけます。すでにグリース等が注油されている新しい自転車の場合は、チェーンの潤滑力が低下してきた際にお使いください。チェーンにスプレーすれば潤滑効果を発揮します。屋外に駐輪されている場合は雨が降った後にもスプレーしていただくことをおすすめします。

https://www.kure.com/5-56series/faq/ 呉工業株式会社HPより引用

「水置換(ちかん)効果」があるので多少濡れていてもスプレーできちゃうそう。

雨の後などは助かりますね。

ただし、自転車の油差しに使う場合には注意が必要なようです。

556はプラスチックやゴムにかかると劣化してしまうため、かかってしまった場合はすぐにふき取らないといけません。

(すぐに劣化するわけではないので、きちんとふき取れば問題なし)

このデメリットを解消する製品「5-56無香性」もあるそうです。

スプレーに慣れていない方はこちらもチェックするといいかもしれません。

まとめ

  • 自転車にオイルスプレーで注油するやり方は、必要なものを用意する・下準備をする・注油する・オイルをふき取るの4ステップ
  • 自転車チェーンの注油頻度はオイルで変わり、オイルは乗り方にあわせて決めるとよい
  • 自転車の油差しに556は使ってOK

オイルスプレーのやり方って意外と簡単ですよね。

これなら自分でもできると思った方が多いのではないでしょうか。

自分でメンテナンスができるようになると、普段何気なく乗っている自転車も、より愛着がわいてきます。

こどもから大人まで日常で頻繁に使う自転車。

長く快適に乗り続けられるように、まずはオイルスプレーのやり方をマスターしていてはいかがでしょうか。

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