韓国コスメは日本人に合わないというのは嘘!?安全なコスメの選び方を紹介

あなたのお気に入りのコスメは何ですか?

様々なブランドやメーカーがコスメを製造していますが、お気に入りを一つと言われると韓国コスメを挙げる方も多いのではないでしょうか。

韓国の化粧品の輸出額は約1兆1350億円(食品医薬品安全処2022年のデータ)と言われ、その輸出額は10年間で10倍も成長しています。

今や世界で韓国コスメを見ない日はないと言っても過言ではないでしょう。

その一方で、みなさんはこんな噂を耳にしたことがないでしょうか?

韓国コスメは日本人に合わないって聞いたことある!

実際にSNSやインターネットで韓国コスメのレビューを見てみると、「肌が荒れてしまった」「やたら安いけど、なんかヤバいもんでも入ってるんじゃないの?」と、マイナスイメージを持たれる方も一定数見受けられます。

結論から申し上げますと、韓国コスメが日本人に合わないというのは、嘘です!!

本記事では、「韓国コスメは日本人に合わないの?日本人にも合う韓国コスメってないの?」という皆様の不安を解消していただけるよう、いろいろと調べてみました!

安全な韓国コスメの選び方や、危険と言われる成分についてもご紹介いたします♪

この記事を読み終わるころには、あなたも韓国コスメを安心して使えるようになっているでしょう!

韓国コスメは日本人に合わないというのは嘘!悪い噂の理由3選

韓国コスメは日本人に合わない、というのは嘘です!

だから韓国コスメは日本人に合わない!?
  • 実際に肌が荒れてしまったから
  • 安価な商品が多いから
  • 品質や安全性を不安視する声があるから

『韓国コスメは日本人には合わない』から使わないほうがいい、と言われる原因としてよく挙げられるものがこの3つの理由です。

一つずつ見ていきましょう。

悪い噂の理由その1は実際に肌が荒れてしまったから

韓国コスメは日本人に合わないと言われてしまう理由として最も多いのが「実際に肌が荒れてしまった」という口コミですが、肌トラブルの原因は韓国コスメそのものに起因するというよりは、自身の肌質と使用した化粧品との相性が原因と言われています。

あなたも新しい化粧品の購入を検討する際、実際に使ってみた方の使用感や感想を口コミで調べることが多いのではないでしょうか。

「肌がキレイになった」「ハリが出て若返った感じがする」という評価するコメントもあれば、「肌が真っ赤になり、一日で使用をやめた」「痒みが出てしまった」というようなコメントも出てきます。

一体、どちらの口コミを信じればいいのでしょうか?

皆さんは、日本の一番売れている化粧品メーカーを皆さんご存じでしょうか?

それは 資生堂 です。

お化粧品を使う人が、誰しも一度は手に取ったことのあるメーカーですね!

年間売上高は、なんと1.3兆円(企業価値検索サービス2022年のデータ)
この売上高は日本航空や味の素などの一流企業と並びます。

資生堂の売れ筋商品といえば、マキアージュのパウダーファンデーション「ドラマティックパウダリー(\3,300)」です。

資生堂の年間売上高をこの単価で割ってみると、約3億9300万個売れた計算になります。

日本の人口が1億2454万人(総務省統計局2023年8月現在)ですので、日本の国民一人あたりが年間で3個以上購入しているということになります。

単純に数だけで考えれば、国民の大半が使っているそんな資生堂でも、「なぜか資生堂の化粧品だけは肌荒れしてしまう」「肌の弱い人は、昔から資生堂はタブーと言われている」なんて声が少なからず挙がっています。

日本のコスメでもこのようなネガティブ意見が出てきますから、まだ日本上陸の歴史が浅い韓国コスメなら、なおさらそんな偏見が生まれてしまうのも当然です。

韓国コスメだから日本人に合わない、日本人なのに日本のコスメが合わない。

ということではなく、使った化粧品の成分が自分の肌に合っているかどうかが重要と言えるのではないでしょうか。

悪い噂の理由その2は安価な商品が多いから

韓国コスメは日本人に合わないと言われてしまう原因として「安価な商品が多い」ということがよく挙げられますが、韓国コスメが安価な商品が多いのは「生産コストが低く、質はいいのに安いというブランディング」だからです!

韓国コスメが安価な理由
  • 生産コストが低い
  • 「質はいいのに安価!」というブランディング

<生産コストが低い>

化粧品の原価率は、大体10%程度というのが一般的だそうです。

10,000円の化粧品の場合、原価は1,000円という計算です。

えっ、ということは9,000円も利益が出てるの?ぼったくりじゃん!!

と、一瞬思ってしまいませんか?

ですが、モノの値段というのは原材料だけで決まるわけではありません。

実際には、広告費・人件費・開発費・パッケージ代といった、もろもろの生産コストが合わさって商品の価格は決められています。

では、販売価格をもっと下げるにはどうすればいいのでしょうか。

答えは単純です。生産コストを低くすればいい。

韓国では、原材料の大量仕入れが一般的。

原材料の仕入れ先と「まとめ買いをする分安く仕入れさせてくれ」という取引を交わせば原材料費が抑えられます

また、韓国では実店舗を持たず通販のみで販売しているコスメブランドが沢山あります。

こうすることで店頭での販売員が必要なくなりますから、人件費が抑えられます

さらには、高額なギャランティが発生する芸能人の起用、印刷代や紙代のかかるチラシやダイレクトメールを止め、SNSを使いインフルエンサーに宣伝してもらえれば、広告費も抑えられます。

このように生産コストをカットすることで、安価な商品を生むことが出来るのです。

<「質はいいのに安価!」というブランディング>

中国人の爆買い、一時期話題になりましたよね。

「日本の商品は質がいい。だから、高くても買う」

こう考える中国人の方が、こぞって日本商品を求め日本にやってきました。

しかし、同時に同じ性能なら、安く買いたいと考える消費者もいます。

もしあなたが4Kの75インチのテレビの購入を検討していて、15万円と30万円の商品が並んでいたら、どちらを選びますか?

高くても日本製の30万円のテレビのほうが絶対安心と考えますか?

同じ4Kで75インチなら、半額で買える海外製のテレビのほうがいいと考えますか?

これはどちらのほうがいい悪いということではなく、どちらのブランディングを取るかという消費者の選択になります。

韓国コスメは、後者の消費者に向けたブランディングをしている商品が多い

そのため、安価な商品が多く存在するのです。

悪い噂の理由その3は品質や安全性を不安視する声があるから

韓国コスメは日本人に合わないと言われてしまう理由の一つに「品質や安全性が心配」という声がよく挙げられますが、韓国コスメの品質や安全性を疑って避けるのではなく「正しい知識を身に着け、安全な韓国コスメを見極める」ということが、韓国コスメライフを楽しむ上で重要になってきます!

韓国コスメは、その価格に安さから「安かろう悪かろうで、体に悪い成分が使われているのでは」と疑う消費者が一定数存在します。

ひとつ前の項目でお伝えしたように、韓国コスメに安価な商品が多いのは「徹底的なコストカット」や「安さを売りにしたブランディング」によるもの。

《安い=質が悪い》というわけではないこと、もうお分かりいただけたかと思います。

ここでは、安価であるということ以外で、不安視される理由について触れていきます。

韓国コスメの品質や安全性が不安視される理由
  • 専門家でなくてもコスメブランドを作れてしまう
  • 安全性の基準はメーカーが決める

専門家でなくてもコスメブランドが作れてしまう>

韓国コスメは毎年たくさんのブランドが生まれます。

皆さんも、SNSなどでインフルエンサープロデュースのコスメブランドをよく見かけませんか?

韓国コスメのブランド立ち上げには、専門知識はいりません。

こんなコンセプトで、こんな感じのコスメを作りたい!

あとは製造メーカーに、成分の配合からパッケージデザインまで委託するだけでオリジナルのコスメブランドが出来上がります。

韓国コスメが日々爆発的に増えていく背景には、このようにブランド立ち上げのハードルが低さが理由として挙げられます。

ですが、製造ラインが増えるということは、一つ一つの品質維持が難しくなり、またヒューマンエラーが起こる可能性も高くなっていくことに繋がっていきます。

また、製造や品質の管理は業務委託をしている製造メーカー任せになるわけですから、委託者にとって不透明な部分があるのは否めないでしょう。

<安全性の基準はメーカーが決める>

化粧品法(韓国)や薬機法(日本)など、化粧品に関する法律は色々とありますが、化粧品の安全性の基準は国ではなく各メーカーが独自に決めています。

そうなると、研究や開発にお金がかけられる大手メーカーと個人ブランドでは、安全性の基準が違ってくることになります。

メーカーごとと言っても、もちろん法律に基づいた基準ですので、個人ブランドだからといって必ずしも安全性が低いというわけではありません。

ですがやはり大手メーカーと比べると、安全性の知識や認識が低いブランドが一部あることも事実。

上述したように、コスメブランド立ち上げのハードルが低いため、中には副業でコスメを作る委託者もいるそうですから、そういった点も安全性に不安視の声があがる要因になっているのではないでしょうか。

つまり…やっぱり危ないということ…?

残念ながら、一部にそういった危険性がある商品が存在することは否定できません。

いかに安全性の高い商品を見極めるかが大事になってくるのではないでしょうか。

韓国コスメは日本人の肌にも合う!安全な商品の選び方2選

安全な韓国コスメを買う方法として、日本公式商品を選ぶこと、そして個人輸入品や韓国本土・コリアンタウンでの購入を避けることが大事になってきます。

韓国コスメを安全に選ぶ方法2選
  • 日本進出しているブランドの公式商品を購入する
  • 個人輸入品や韓国本土・コリアンタウンでの購入を避ける

この2つのポイントを押さえて選べば、日本人の肌に合う韓国コスメにきっと出会えるでしょう!

ではこの選ぶ方法について、もう少し詳細に解説していきますね。

安全な韓国コスメを買うなら日本公式店舗の公式商品から選ぶ

日本人の肌にも合う、安心・安全な韓国コスメを選びたいあなたは、日本公式店舗の店頭で購入するようにしましょう。

日本に出店しているブランドの韓国コスメは、日本の「薬機法」をクリアしているものなので安全性が確保されています。

日本公式商品は、基本的に「正規品」と呼ばれるもので、販売元であるブランドから日本の正規代理店に卸されたものであるため、輸入ルートも販売元もはっきりしています。

また正規品は、日本語の成分表がシールで貼られているため、自身の肌質に合う合わないの確認も購入者自身である程度見極めることができます。

店頭での商品選びは、心配なことや疑問点を販売員にその場ですぐに確認できますし、さらにはタッチアップができるというメリットもあります。

さらに、日本公式商品は品質保証もしっかりしていて、何か不具合やトラブルがあってもきちんと対応してもらえるという絶対的な安心感がありますから、日本公式店舗での買い物は安全性においていいことしかありません!

個人輸入品や韓国本土・コリアンタウンでの購入を避ける

逆を言うと、個人輸入品や韓国本土での購入は、当然日本の検査をすり抜けているため、品質・安全性に不安が残ります。

特に、個人輸入品はよりリスクが高いです。

韓国コスメの購入で利用者が多いQoo10やメルカリなどは、法人・個人、国内外問わず幅広い売り手が自由に商品を出品しています。

悲しいことに、購入意欲を高めるために「日本公式」と偽ってうたっていたり、公式画像を使用しながら実物は人気商品によく似せた別物を販売していたりする悪質ユーザーも少なからず存在します。

お得で良心的な商品がある一方で、偽物の見極めが非常に難しいので、こういった個人輸入品の購入は個人的には避けた方がいいのではないかと考えております。

そしてもう一つ、注意が必要なのが、コリアンタウンとして有名な東京・新大久保や大阪・鶴橋で販売されている韓国コスメ

取り扱っている商品がどういうルートで仕入れられたものなのかが不透明なため「あとあと成分を見てみたら日本語表記が変だった」「パッケージに違和感を覚え画像検索してみたら、本物によーく似せた偽物だった」という声が時折見受けられます。

また、コリアンタウンの販売員は外国人であることが多く、日本人の販売員に比べると押しが強い印象です。

たたみかけられてうまく断れず、きちんと吟味できないまま買う羽目になってしまったということも少なくないよう。

渡韓せずに韓国気分を味わうのにうってつけのコリアンタウンですが、化粧品を買うというのが目的の場合は、ここでの購入は避けた方がいいかもしれません。

韓国人と日本人の肌質の違いは環境や食文化の違いから

韓国コスメが日本人の肌に合うかどうかを見極めるためには、韓国人と日本人の肌質の違いがお互いの国の環境や食文化の違いで生まれているということをきちんと理解することが、自身の肌に合うコスメ選びをする上で重要な判断材料の一つになります。

韓国人と日本人の肌質は、同じアジア人ですので一見大きな差はないように見えます。

ですが、韓国の女優さんやアイドルを見ても分かるように、美肌で色白な方が多いですよね。

どうして韓国人は肌がキレイな人が多いのか、分析してみました。

韓国人と日本人の肌質の違いの理由
  • 韓国は大陸性気候のため寒暖差が出やすく乾燥している
  • 幼いころからキムチなどの発酵食品・辛い物を摂取する食文化

<韓国人と日本人の肌質の違いの理由1 大陸性気候>

韓国は、日本に比べると『寒暖差』が激しいです。

これは大陸性気候の特徴で、高気圧が発達し水蒸気の供給が少ないため快晴の日が多く、日中は直射が強く地面の温度がぐんぐん上がるのに対し、逆に夜は地面からの放射が強く気温が著しく下がります。

一日の寒暖差だけでなく季節による寒暖差も大きく、夏の暑さは日本とそれほど変わらないのですが、冬は-10℃を下回るほど冷え込みます。

韓国日本
大陸性気候 快晴が多い海洋性気候 雨が多い
夏は暑くなるが湿度が高くないため同じ気温でも日本よりは暑く感じない海に囲まれ湿度が高いため夏は韓国より暑く感じる
冬は乾燥しているため氷点下になり、また湿度が低いため気温が上下しやすく昼夜間の寒暖差もかなり激しい冬は日本も乾燥はしているが韓国ほどではない

雨は夏季に集中しているため年間の降水量は少なく、乾燥している時期が長いです。

韓国コスメの保湿アイテムの代表格フェイスマスクの種類があれほど豊富なのも、この乾燥しやすい気候というのが背景にあるからではないでしょうか。

寒暖差や乾燥というのは、それだけで肌へのストレスになります。

こういった大陸性気候の環境で育つ韓国人は、自然と肌が強く育っていくのでしょう。

韓国人と日本人の肌質の違いの理由2 食文化>

そして、韓国の『食文化』も韓国人の美肌に大きく影響しています。

韓国の食事には欠かせないキムチ。

多少の個人差はあるようですが、韓国ではキムチデビューが早く、キムチ入りのお粥を離乳食として食べさせ始め、2歳過ぎるころには水で薄めたキムチ…と徐々にステップアップして、小学校に上がるころには大人と同じようにキムチが食べられるようになるんだとか。

韓国の発酵食品と言えばやはりキムチですよね!

毎食卓に発酵食品が出るのですから、アンチエイジング・デトックス効果は言わずもがな。

日本にも、発酵食品と言えばお味噌や納豆などありますが、日本は飽食気味で食の選択肢が多いため毎食発酵食品を食べているかというとそうとも限りませんよね。

また韓国料理は、キムチに限らず唐辛子を使った辛い物が多いです。

唐辛子の発汗作用が新陳代謝を上げ、肌のターンオーバーを活発にしているため、常にきれいな肌が保たれます。

ところでみなさん、『デトックス』というとどんなものを想像するでしょうか?

デトックスは、半身浴やホットヨガなど発汗で行うイメージが強くないでしょうか。

ですが、実際には汗によるデトックス効果というのは全体の3%程度で、一番効果が高いのは排便によるデトックスと言われています。

排便によるデトックスは全体の75%もあり、体内の毒素を排出するのに一番効果的なんだとか!

キムチの発酵成分乳酸菌も、唐辛子の辛み成分カプサイシンも、どちらも腸内環境を整える効果があると言われています。

韓国の食文化は美味しいだけでなく、美肌を保つ上で理にかなっていると言っても過言ではないでしょう。

韓国コスメの危険と言われる成分一覧!合わない人はこんな人!

韓国コスメの危険と言われる成分としてよく耳にするのは「界面活性剤」「着色料」「ビタミン」などの成分があり、また元々肌が弱くアレルギー体質な人は韓国コスメが合わない傾向であると言われています。

肌トラブルが心配な方は、気を付けるべき成分を一覧にしましたので、買う前にチェックするようにしてください。

韓国コスメの危険と言われる成分3つ
  • 肌への負担が大きい『界面活性剤』
  • アレルギー反応が起きやすい『着色料』
  • 痛みや痒みなどが出やすい『レチノール』

前の章でお話したように、韓国コスメだろうが日本のコスメだろうが、自分に合わない成分が含まれたコスメでは肌トラブルが起きるリスクが高まります。

安心・安全を追及したい方は、成分をしっかりと見るようにしましょう

界面活性剤は肌への負担が大きいため避けられがち

界面活性剤は肌への負担が大きいとされるため、危険と言われることが多い成分です。

危険と言われる成分なのに、実際には多くの化粧品に含まれています。

なぜ界面活性剤は、化粧品に使われるのでしょうか?

界面活性剤の働きとは

界面活性剤は、二つの異なる固体や液体を混ざり合わせる性質を持つ物質のことです。

例えば水と油は、本来そのままでは混ざりません。

ですが、界面活性剤は水・油それぞれの物質と親和性が高いため、それぞれの間に入って二つを結び付けることが出来るようになります。

界面活性剤は水と油を混ぜ合わせるというその性質から、化粧品の成分を均等に混ぜ合わせ安定性を高めることが出来るため、ファンデーションや日焼け止めなどによく使われています。

しかし、界面活性剤は刺激が強く、また分解されにくく皮膚に残留しやすいため、肌トラブルの原因になりやすいです。

そしてシャンプーや食器用洗剤に多く含まれるように、界面活性剤には強い洗浄成分があるため、肌の必要なうるおいを奪い、肌を守るためのバリア機能を損なう恐れがあります。

ファンデーションや日焼け止めにはなくてはならない成分のため、なかなか避けて通ることは難しいでしょう。

ですが、完全に避けることはできなくても、肌への負担が少ない界面活性剤を選ぶことはできます。

界面活性剤にもいろいろと種類がありますが、大きく分類すると「天然」と「合成」の2種類になります。

天然界面活性剤合成界面活性剤
メリット植物や生物由来で洗浄成分が優しい安価で大量生産が可能洗浄力が高く泡立ちが良い
デメリット肌への負担は少ないがその分洗浄力が弱い洗浄力が強いため肌の潤いを奪い皮脂によるバリア機能を失いやすく、また肌に残留しやすいため肌への負担が強い
代表的な界面活性剤ペプチド、レシチン、カゼイン等ラウリル硫酸Na、トリエタノールアミン(TEA)等

気になるあなたは、成分表をきちんと確認し、洗浄力がマイルドな天然界面活性剤を使用した商品をチェックしてみるといいでしょう。

特に最近は、そういった消費者の意識の高まりを受け、「オーガニック」や「界面活性剤フリー」をうたう商品も増えているようです。

さて、韓国コスメのベースメイク用品と言えば、クッションファンデーションが有名ですね!

リキッドファンデーションをスポンジに含ませた形状で、化粧下地を使わずに使用できるお手軽さや、薄付きなのにカバー力が高いことから、日本でも爆発的に流行りました。

時短に便利なアイテムですが、もしクッションファンデーションを使用して肌荒れが起きてしまったことがある方は、成分だけが原因ではないかもしれません

クッションファンデーションは、一度肌につけたパフとリキッドファンデーションが染み込んだスポンジが同じコンパクトケースの中にしまわれる構造になりますから、菌が増殖しやすいです。

菌が増える条件というのは、温度・水分・栄養の3つが揃った時です。

クッションファンデーションはまさにその3つが揃っていますから、菌の温床になってしまうわけです。

「念入りなスキンケアをしているのに肌荒れが治らなくて皮膚科に行ったら、クッションファンデのパフのカビが原因だった…」という声もありますから、成分以上に衛生面に気を付けることが大事と言えるでしょう。

着色料はアレルギー反応が起きやすいとされる

リップティントなどによく含まれる着色料は、アレルギー反応が起きやすいと言われます。

さて皆さん、リップティントをお使いになったことはありますか?

ティントとは「tint=染める」の意味で、文字通り唇の色を染めるタイプの化粧品です。

色持ちがよく、食事をしてもマスクをしても色が落ちない、と一躍有名になりました。

今や韓国コスメの定番とも言える商品ですが、「唇の皮剥けがすごい」「痒くなってしまった」という口コミや声を見たり聞いたりしたことはありませんか?

実際に、私もコロナでのマスク生活でリップの色落ちが気になり、韓国のリップティントをいくつか試したことがありますが、中には唇の皮剥けが気になる商品もありました。

何故、唇の皮剥けや痒みが発生してしまうのでしょう。

ずばり、リップティントの成分に「染料」が含まれるからです。

そもそも、普通の口紅とリップティントは何が違うのでしょうか?

口紅リップティント
顔料がメインで使われている
顔料は、粒子が大きいため
色素は皮膚の表面に乗っている状態
染料がメインで使われている
染料は、粒子が小さいため
皮膚に浸透しやすく色素が定着しやすい

リップティントは染料がメイン。

文字通り唇を染めるため、顔料がメインの口紅より色落ちがしにくいです。

ですが、この染料は厄介で、アレルギーが起こりやすい成分が多く含まれます。

リップティントが原因で起こる皮剥けや痒みなどは、このアレルギー反応によるものです。

着色料は、成分表で言うと「赤227」「橙205」のように「色+数字」で書かれているのですが、やっかいなことに染料も顔料も同じように色と数字で表記されるため、正直に言いますと見分けるのはかなり難しいです。

傾向としてさらっとしたテクスチャーの「ウォーターティント」は染料が使われているケースが多いので、気になる方はそういった商品を避けるといいかもしれません。

レチノールは痛みや痒みが出やすいとされる

化粧水や美容液などによく含まれるレチノールは、痛みや痒みなどの症状が出やすいと言われます。

レチノールは、皮膚のターンオーバーを活性化させ、肌のきめを整えくすみや色むらがケアされる効果があると言われ、多くの化粧水や美容液などのスキンケア商品に含まれています。

ところが、レチノールが配合されたスキンケア商品を使用することで、痛みや痒み感じたり、皮むけやニキビが悪化してしまうなど、逆に肌のコンディションが悪くなることがあります。

これは、レチノール反応(ビタミンA反応)と呼ばれる、肌の新陳代謝が急激に促進されることで起こる好転反応の一種です。

レチノールという成分はビタミンAの一種で、ビタミンAが不足している肌に使用すると上記のような過敏反応が起きることがあります。

この反応はアレルギーや毒性から来るものではなく、このような症状が出たとしてもそこまで心配するものではありません。

レチノールを使用し続けるうちに肌が成分に慣れるため、次第に症状が治まります。

肌のターンオーバーは4週間周期のため、1か月ほど使用を続けると肌への効果が感じられるようになると言われているのですが、1か月間の使用中でずっとヒリヒリしたり痒みが続くと辛いですよね。

その場合は、塗布する量を減らしたり使用する頻度を減らしたりしながら続けるといいでしょう。

レチノール反応はすべての人に出るわけではないですが、元々敏感肌で肌トラブルが起きやすい方や、なんらかのアレルギーを持っている場合は反応が出やすいです。

レチノールは使用を継続することで効果が出るタイプの成分と言われていますが、炎症がひどく出たり、痒みやヒリつきが我慢できないなど不快感を強く感じる方は長期間の使用を控えたほうがいいかもしれません。

さて以上を踏まえると、ずばり韓国コスメが合わない人の特徴は、肌トラブルが起こりやすい敏感肌・アレルギー体質の方や、成分をいちいち確認しながらコスメを選ぶのが面倒な人は残念ながら韓国コスメが合わない可能性があります。

韓国コスメが合わない人はこんな人
  • もともと敏感肌で肌トラブルが起きやすい人
  • 食物アレルギー・動物アレルギー・花粉症など、アレルギー反応が起きやすい人
  • 「本物か?」「成分は?」などいちいち確認したりするのが面倒な人

リスクは分かっているけどそれでも韓国コスメが使ってみたいというあなたは、上記一覧の気を付けるべき成分がどのように配合されているのかなるべく確認し、また使用頻度や一度に使う量を調整しながら、ご自身が安心して使えるラインを探っていくようにしましょう。

成分を気にしながら韓国コスメを使うようになると、一覧の成分以外にも「これが入ってる化粧品は肌が荒れるな」など、自分の肌に合う合わないの見極めができるようになるので、習慣化するのがおすすめです!

まとめ

  • 韓国コスメは日本人に合わないと言われてしまう理由は、実際に肌が荒れてしまった人がいたり、安価な商品が多いことから品質や安全性を不安視する声があったりするためだが、正しい知識を身につけ自身の肌質に合う韓国コスメを選べば問題ない
  • 安全な韓国コスメを選ぶには、日本公式店舗の公式商品から選び、成分の確認が難しい韓国本土や仕入れルートが不明な個人輸入品・コリアンタウンでの購入は避ければ安心
  • 韓国コスメに含まれる危険な成分としてよく挙げられるのが「界面活性剤」「着色料」「レチノール」などがあり、元々敏感肌やアレルギー体質など肌トラブルが起きやすい人や、いちいち成分を確認するのが面倒な人は韓国コスメが合わない傾向にあるので注意が必要

韓国コスメは日本人に合わないのか、いろいろと調べてみました!

この記事を読んで、皆さんもご自身に合ったお気に入りの韓国コスメを探してみてはいかがでしょうか?

『韓国コスメは日本人に合わない』という噂が気になって今まで韓国コスメに挑戦が出来なかった方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです♪

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