ライフジャケットを股紐なしで着ると危険!おすすめの選び方も紹介! 

ライフジャケットには股に通すベルトがついているタイプのものがあります。

このベルトは、つけないで着ても大丈夫なのでしょうか?

  • ライフジャケットは股紐なしで着てもいい?
  • ライフジャケットをつけない理由は?
  • ライフジャケットとフローティングジャケットとの違いは?
  • おすすめの選び方は?

そこで、股紐なしでつける危険性やつけ方、ライフジャケットをつけない理由、フローティングジャケットとの違い、おすすめの選び方などについてご紹介します!

  • 股紐なしで着ると落水時、身体が浮かびにくく危険なのでNG!
  • つけない理由は安全だと思ったからが多いが、思わぬ危険もあるので大人もつけよう!
  • 違いは使う目的や収納ポケットの有無、安全基準など!
  • おすすめの選び方は、浮力、サイズ、色、取っ手の有無など4つ!

この記事を読んで、安全に水場のアクティビティを楽しみましょう!

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ライフジャケットの股紐なし着用は水中で浮かびにくく危険!

股紐なしで着用すると、万が一落水したとき身体が浮かびにくくなる可能性があり危険なので、必ずつけましょう!

ライフジャケットや釣り用のフローティングベスト、ゲームベストなどには股部分に通すベルトがついているタイプがあります。

この股部分のベルトには、万が一落水してしまったとき身体が確実に浮かぶようにする役割があります。

なぜなら水の中では、浮力の大きな素材で作られているジャケットと、体重がある人間の身体で浮き方に大きな差があるからです。

ジャケットの浮力はとても大きく、勢いよく水面へと上がっていきます。

そのため、股紐なしで固定が不十分な状態だと、ライフジャケットが脱げてしまい身体が水中に取り残される危険性があるんです!

身体がちゃんと浮くようにするためにも、股紐はしっかりとつけましょう!

ライフジャケットのつけ方は身体にフィットさせることを意識!

ライフジャケットを正しく着用するコツは、股や腰にあるベルトなどで調整して身体にぴったりとフィットさせることです!

一般的なつけ方は以下の通りです。

STEP

股紐がセッティングされていない場合は、内部の背中部分に通す。

STEP

腕を通し、正面のファスナーを締める。

STEP

側面に調整用のベルトがある場合は、身体にフィットするように締める。

STEP

股紐を背中側から前面に通して、バックルにつけたあとベルトで締めて調整する。

製品ごとに違いもあるので、お手元のアイテムの説明書も読みながらチェックしておきましょう。

各ベルトやアジャスターがしっかり締まっておらず身体との間に隙間があると、落水したときに浮力のあるライフジャケットのみが浮かぶことになります。

ただでさえ衣服が水を吸って重くなったところに、上方向へと浮かぼうとするジャケットが邪魔をして、動きが非常に制限されてしまうんです!

衣服を着ている状態で泳ぐことは、かなり大変です!

そのため、身体との間に隙間が少なくなるように各ベルトを調整し、フィットさせることが重要です。

こちらの動画では、PART2である3分37秒から一般的な股紐のつけ方について紹介されています!

動画でも、身体にぴったりと密着させるように着用していることが分かりますね!

各部位の調整が不十分で、身体との間に隙間が出来ている状態での着用は絶対に止めましょう!

安全面では股紐つきのタイプがおすすめ!

ライフジャケットには股紐なしのタイプもありますが、安全面を考えると股にベルトを通す製品がおすすめです!

身体への固定方法でタイプを分けるとベスト型では以下の2つがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。

ライフジャケットの固定タイプ
  • 股にベルトを通すタイプ
  • 腰で強く締めつけるタイプ

安全面を第一に考えつつ、あなたに合うタイプを検討してみると良いでしょう!

以下で、それぞれのタイプについて詳しくご紹介しています。

  • 股にベルトを通すタイプ

股にベルトを通すことで、落水時に脱げてしまうことを予防できるタイプです。

沈もうとする身体を下からしっかり支えることができるので、安全性が高いというメリットがありますね!

一方で、股にベルトがあるため違和感や煩わしさを抱きやすい、というデメリットもあります。

ベルトの違和感も、適切にフィット感を調整することで軽減できますよ!

  • 腰で強く締めつけるタイプ

腰にあるベルトやアジャスターで身体を締めつけることで、落水時に脱げてしまうことを予防するタイプです。

すっきりと腰回りで身体を固定するので、股の煩わしさから解放されることがメリットです!

一方で、落水時に身体を下から支える股紐つきよりも、胴回りで固定し支えるため上下の力には弱く、脱げてしまう可能性がやや高いのがデメリットです。

説明書をよく読み、適切に着用することで脱げにくくなります!

こちらの記事では股下ベルトが痛いときの子供向け対策についてご紹介しています!

違和感が気になってしまう場合は、ぜひ参考にしてみてください♪

ライフジャケットをつけない理由で多いのは安全だと思ったから

ライフジャケットをつけない理由は安全だと思ったからなどが多いですが、水辺では思わぬ事故が起きやすいので着用しておくことが重要です!

家族と水場で遊んだり、釣りを楽しんだりするとき、子供にライフジャケットをつけない理由で多かったものとして、以下が挙げられるようです。

ライフジャケットをつけない理由
  • 水深が浅く溺れる危険がないと思った
  • もし溺れてもすぐに助けられると思った
  • つけることを思いつかなかった

安全だと判断してつける必要性を感じなかったり、選択肢になかったりという理由が多いのですね!

ですが、自然の環境は変わりやすく、例え浅い水場でも思いがけない事故が起きやすいものです。

とりわけ、子供の場合は予想外の行動をすることもあるため、安全対策をするに越したことはありませんよね。

また、子供だけでなく、中高生や大人でも思わぬ危険があることには変わりないため、必ずつけるようにしましょう!

大人が率先してつけることで、子供もつけることへの抵抗感を減らせますよ。

家族全員でつける習慣を作っておくこともおすすめです♪

磯で活動する場合は、クッションの役割もしてくれるので転倒時のケガも軽減できます!

着用義務の範囲が広がったため基準をよく確認しよう!

2018年2月から船で釣りをするときに加え、磯渡りなど移動で船に乗る場合にもライフジャケットの着用義務が設けられました!

2024年12月現在、すべての小型船舶に乗る人は国の安全基準を満たしているものを着用することが定められています。

国の安全基準を満たしているかは、桜マークがあるかを見れば分かります!

また、桜マークの中でも4段階のグレードがあり、着用できる区域が変わってくるのでどのグレードかもチェックしましょう!

ここで言う小型船舶とは漁船をはじめとした、操縦に小型船舶操縦士免許を必要とするものを指します。

堤防や磯など陸地からの釣りでは任意となっていますが、安全のために着用することをおすすめします!

安心して釣りをするためにも着用を習慣にしていくと良いでしょう♪

ライフジャケットとフローティングジャケットの違いは目的など!

ライフジャケットとフローティングジャケットの違いは、使用目的や収納用ポケットの有無、安全基準などで、用途にあったアイテム選びが重要です!

以下は2つのアイテムの違いをまとめた表です。

 ライフジャケットフローティングジャケット
使用目的救命胴衣レジャー用アイテム
収納用ポケットの有無ない、少ない多い
安全基準の有無国の基準である桜マーク業界の基準であるCSマーク
※固型式の場合

こうしてみると、違いのある部分が多いことがわかりますね。

以下で各項目についてご紹介しますので、あなたの目的にあったものを選ぶようにしましょう♪

  • 使用目的

ライフジャケットは水難事故が起きたときなどに、救命胴衣として役割を果たしてくれるものを指します。

落水時の浮力や安全性を第一に考えて作られていることが特徴で、船での使用が想定されています。

一方、フローティングジャケットはアイテムによってフローティングベスト、ゲームベストなどの呼び方もあり、レジャー用のベストとして扱われます。

浮力はあるものの、レジャー用アイテムとしての利便性なども考えて作られていることが特徴で、堤防や磯などの陸地で使うことが想定されています。

  • ポケットの有無

ライフジャケットは水難事故のとき安全に浮かぶことに特化しているので、アイテムを収納できるポケットはないか、あっても少ない場合が多いです!

捜索時に発見されやすいようホイッスルなどがついているものもあります。

一方のフローティングジャケットは、釣りなどのレジャーで便利なようにアイテムを収納できるポケットやポーチが多くついています。

動きやすさも追求されており、デザインもさまざまな商品があるのが特徴です!

  • 安全基準の有無

救命胴衣としてのライフジャケットは国の基準を満たしていることが必須で、基準を満たしている証として桜マークがつけられます。

桜マークを取得するには、浮力が7.5キログラム以上あることや、長時間水中で顔を出して浮かんでいられることなど、多くの基準をクリアする必要があります。

また、着用できる状況により4段階のグレードに分けられているため、どのグレードがついているかを確認するようにしましょう!

全ての小型船舶で着用できるものから、磯に向かう渡り船でのみ着用できるものまで段階が決められています!

一方、フローティングジャケットなどのレジャー用アイテムでは、国の安全基準は明確には設けられていません。

ただ、レジャー用アイテムの中でも固型式と呼ばれるタイプでは、日本小型船舶検査機構による一定の基準を満たしている場合にCSマークがつけられています。

CSマークにも着用する状況に合わせて大人向け製品で3段階、子供向け製品で2段階のグレードがあるため、どのグレードかを確認するようにしましょう!

膨張式と呼ばれるタイプでは上記の桜マークを取得している製品もあります。

ライフジャケットのおすすめの選び方は浮力や色など4つ!

ライフジャケットのおすすめの選び方は、浮力、サイズ、色、取っ手の有無など4つあります!

おすすめの選び方
  • 一定以上の浮力があること
  • 身体のサイズに合っていること
  • 赤やオレンジ、黄色など水辺や水中で目立つ色であること
  • 背中に引き上げ用の取っ手があること

上記はどれも安全を考えたときに重要なポイントで、これらをクリアしているアイテムを選ぶとより安心です!

それぞれどのようなポイントで安全にかかわってくるのでしょうか?

以下で、4つのポイントについて詳しく紹介していきますね!

  • 一定以上の浮力があること

人が水面に顔を出して浮かぶためには、ライフジャケットが一定以上の浮力を持っていることが必要です。

例えば、国の安全基準では7.5キログラム以上の浮力をもつことなどが定められています。

商品情報を見て浮力が一定以上あることをチェックするようにしましょう!

  • 身体のサイズに合っていること

着用する人の身体に合うサイズを選ぶことも大切です!

子供用の小さめサイズから大人用のフリーサイズまで幅広くあるので、記載されている適正サイズを確認しましょう。

身体にぴったり合うサイズのものを着用することで動きやすくもなり、安全性も上がります。

  • 赤やオレンジ、黄色など水辺や水中で目立つ色であること

自然の中で活動するとき、目立つ色の恰好をすることは大切です!

例えば、登山をするときや山林に入るとき、派手な色の服装をすることが推奨されていますよね。

自然界に少ない色の衣服を着ることで、自分がいることを周囲に分かりやすく伝えられるからです。

私は目立たない色の服で森に入って迷子になったとき、見つけてもらうまでにかなり時間がかかったことがあります…。

水辺や水中でも同じことが言えるほか、さらに色の見え方も普段とは変わってきます。

緑色や黒色、グレーなどの青色に近い色は、水の青色に溶け込んで見えづらくなるんです!

逆に、青い水の色とは反対色にあたる、赤やオレンジ、黄色などがよく目立つということなんですね♪

そのため、上記の明るく派手な色を選ぶとより安心です!

反射材つきのアイテムもあるので、加えておすすめです!

  • 背中に引き上げ用の取っ手があること

落水したときなど、背中部分に取っ手があると救助に役立ちます!

特に、子供が溺れてしまったときになるべく早く水から引き上げるのは大人でも大変です。

緊急時はどうしても焦ってしまいますし、衣服も水を吸って重くなっています。

また、ライフジャケットにはホイッスルつきの商品もあり、こちらも水難事故にあったときに心強いアイテムです!

こちらの記事では、お手頃な価格のライフジャケットのおすすめを8つご紹介しています!

安全基準についても説明しているので、ぜひアイテム選びの参考にしてみてください♪

まとめ

  • ライフジャケットを股紐なしで着ると落水したとき身体が浮かびにくく危険なのでNG!
  • つけない理由は安全だと思ったからが多いが、思わぬ危険もあるので大人もつけよう!
  • ライフジャケットとフローティングジャケットの違いは、使う目的や収納ポケットの有無、安全基準など!
  • ライフジャケットのおすすめの選び方は、浮力、サイズ、色、取っ手の有無など4つ!

ライフジャケットを股紐なしの状態で着用すると、落水したときの安全性が低くなってしまうことがわかりましたね!

せっかくの水辺でのアクティビティ、なるべく危険なしに楽しみたいですよね。

股紐を始めとしたパーツを適切に調整して、安全に水辺へ出かけましょう!

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