骨伝導イヤホンで気持ち悪いのは振動のせい!耳鼻科的リスクも紹介

あなたは骨伝導イヤホンを使っていて、「なんだか気持ち悪い」と感じたことはありませんか?

  • 骨伝導イヤホンが「気持ち悪い」と感じるのはなぜ?
  • 骨伝導イヤホンはからだに悪いの?
  • 音漏れの原因はなに?
  • おすすめや楽しい使い方を教えて!

今回は、骨伝導イヤホンが「気持ち悪い」と感じる原因を解説し、体に優しい使い方と対策、おすすめのイヤホンについてご紹介します。

この記事でわかること
  • 「気持ち悪い」と感じるのは、振動による頭部の不快感に起因している!
  • 骨伝導イヤホンは、危険性は低いが適度に休憩を挟む必要がある!
  • 音漏れする原因は音量が大きすぎること!
  • 音漏れ対策に配慮されたおすすめメーカーと日常での使い方を紹介!

調べてみると、骨伝導が気持ち悪いと感じる人と、特に不快感を感じない人がいるようです。

この記事を読んで、不安を取り除き、ぜひ骨伝導イヤホンを試してみてほしいと思います。

骨伝導イヤホンで気持ち悪いのは振動による頭部の不快感のせい

骨伝導イヤホンは音を骨に振動で伝えるため、頭に直接響く感覚として捉えられ、違和感や気持ち悪さを引き起こすことがあります。

気持ち悪いと感じる原因
  • 振動による頭部の不快感
  • 長時間装着による耳や頭の疲れ
  • 三半規管さんはんきかんが元々弱い
  • 振動による頭部の不快感

骨伝導イヤホンは音を骨に振動で伝えるため、頭部に微細な振動が感じられることがあります。

この振動は、慣れていないユーザーにとっては頭に直接響く感覚として捉えられ、「気持ち悪い」と感じる原因になることがあります。

  • 長時間装着による耳や頭の疲れ

通常のイヤホンと比べ、直接振動が伝わるため、長時間使用すると耳や頭に負担がかかり、気持ち悪いと感じることもあるようです。

特に長時間使用することによって、頭や耳周辺の筋肉が疲労し、不快感が強まる場合もあります。

  • 三半規管が元々弱い

三半規管が弱い人に骨伝導イヤホンが合わない(気持ち悪い)と感じている人が多いようです。

医学的根拠はありませんが、もしあなたが「三半規管が弱い」と感じているならば、商品を購入する前に試すことをおすすめします。

骨伝導イヤホンと聞くと、使ったことのない人にとっては想像しにくいかもしれません。

しかし、私たちは骨伝導というものを身近に体験しています。

例えば、煎餅を食べている時の咀嚼音そしゃくおんや、耳を塞いで話した時に聞こえる自分の声などです。

これらの音は、骨を伝って聴覚神経に伝わって「聴こえて」いるのです。

骨伝導の技術は、元々難聴の方が使用する補聴器のために開発された技術であり、正しく使えば危険性はないといえます。

音を感じる仕組みには気導音と骨導音の2通りある

音を感じる仕組みには、気導音きどうおん骨導音こつどうおんの2通りあります。

  • 気導音…空気を伝って鼓膜を振動させ聴覚に伝わる音
  • 骨導音…振動が骨を導体として(耳の穴や鼓膜を介さず)直接聴覚に伝わる音

普段の自分の声は、気導音と骨導音が合わさって聞こえています。

通常、イヤホンと聞くと、耳の穴に入れるタイプが思い浮かぶと思います。

カナル型(密閉型)やインナーイヤー型と呼ばれる、耳の穴に入れるイヤホンでは、気導音が「聴こえて」いるということです。

骨伝導イヤホンのメリットは耳の穴を塞がないなど4つある

骨伝導イヤホンのメリットは耳を塞がないなど4つあります。

骨伝導イヤホンのメリット
  • 耳の穴を塞ぐ必要がないこと
  • 周囲の音が聞こえること
  • 耳の穴に圧迫感がなく、自分の声に違和感が出ないこと
  • 耳の穴が小さくても使えること

骨伝導イヤホンで気持ち悪いと感じる人がいる一方で、問題なく使えている人も数多くいます。

ウォーキングやランニング中、BGMがないトレーニングジムの施設等、活用されているシーンは様々です。

骨伝導イヤホンは耳を塞がないため、耳への直接的な負担は少ないとされていますが、長時間の使用による影響には注意しましょう。

骨伝導イヤホンの危険性を耳鼻科の観点から解説!リスクと対策も

骨伝導イヤホンの使用について耳鼻科の観点から考えると、危険性は他のイヤホンに比べても低いと言えるでしょう。

もともと骨伝導技術は、難聴の人の補聴器として開発された、という経緯があります。

古くから研究されている安心・安全性の高い技術と言えるでしょう。

骨伝導イヤホンが他のイヤホンと比べて危険性が低いと言える根拠としては、耳のトラブルで多い、外耳炎になりにくいという点が挙げられます。

外耳炎とは、耳の穴から鼓膜までの道である外耳道が傷ついて炎症を起こすことで発症します。

症状としては、かゆみや痛みなどを伴い、難聴や耳の異臭、閉塞感などを感じることもあるそうです。

初期の症状としては、かゆみが多いようですが、かゆいから掻くことを繰り返していると傷が悪化し重症化してしまう、ということです。

イヤホンが原因になる場合は、耳にはめ込むタイプのイヤホンだとなりやすいです。

外耳道にピッタリのサイズのイヤホンだと、それを押し込むことによって外耳が傷ついてしまうことがあります。

ピッタリのサイズだと、高温多湿になってしまい、菌の温床になってしまう可能性もあり、さらに悪化させてしまうかもしれません。

一方、骨伝導イヤホンだと、耳の穴を塞がないので、イヤホンが原因でなる外耳炎にはならないと言えるでしょう。

こういった耳鼻科的な観点からも骨伝導イヤホンの危険性は低いと言えるでしょう。

耳を大切にしよう!騒音性難聴を予防するための対策5つ

大きな音を聞き続ける環境は「騒音性難聴」を引き起こす危険性がありますが、そんな難聴の予防ができる対策を5つ紹介します!

あなたは耳の聞こえが悪いと感じたことがありますか?

耳鼻科の先生によると、骨伝導イヤホンに限らず、大きな音を長い時間にわたって聞き続けることは良くないとされています。

大きな音を聞き続ける環境は、耳の神経細胞を壊してしまう危険性があり、壊れた神経細胞は耳鼻科に通っても修復できません。

最近は20代から難聴で耳鼻科に相談する人が増えており、大きな音で耳を傷めてしまうことが懸念されています。

難聴予防の5つの対策
  • 1時間使ったら10分休む(適度に休憩を挟むことが大切です)
  • ノイズキャンセリング(周りの音が大きい時にあなたの耳を守ってくれます)
  • スマホの音量は60%を目安にする(大きすぎる音は耳に負担がかかります)
  • 骨伝導イヤホン+耳栓の利用(周囲の音を遮断して骨伝導音に集中できます)
  • 首のコリを取る運動をする(耳の神経細胞を栄養する血管への血流が良くなります)

騒音性難聴の初期症状には「耳鳴り」があります。

もし聞こえ方がおかしいと感じたり、耳鳴りが続いたりしている場合は、早めに耳鼻科で相談しましょう。

骨伝導イヤホンが音漏れするのは音量が大きすぎるため

骨伝導イヤホンで音漏れする最大の原因は、音量が大きすぎるからです。

骨伝導イヤホンは耳を塞がずに音を伝えるため、周囲の音に負けじと音量を上げてしまうと、シャカシャカと周囲に音漏れします。

満員電車など、人と人との距離が近い状況では、通常のイヤホンやヘッドホンでも音漏れを感じることがありますよね。

音漏れは、周りの人にとっては不快に感じる雑音と認識されます。

また、大きすぎる音量は耳への負担も大きくなりますので、音量には注意しましょう。

骨伝導イヤホンの音漏れ対策は音量調節など4つ

骨伝導イヤホンの音漏れ対策は、音量調節や適切に装着するなど4つあります。

骨伝導イヤホンの音漏れ対策
  • 音量を調節する(図書館など静かな環境では特に小さい音に設定する)
  • 適切に装着する(耳にしっかりかけ、こめかみの近くにフィットさせる)
  • 定期的にメンテナンスする(定期的な動作確認や購入時の保証を確認する)
  • 音漏れが少ないモデルを選ぶ(音漏れ対策が施された最新モデルを選ぶ)

骨伝導イヤホンは音漏れがデメリットともいわれます。

しかしそれは、音漏れが気になるほど大きな音にしないと聞こえない環境で使ってしまっていることが問題かもしれません。

骨伝導イヤホンは、基本的には周囲の音が気にならない場所で使うことが推奨されています。

周囲の音が大きい時には、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを使うなど、あなたの耳を守るためにも使い分けが必要です。

カフェや図書館など音が響きやすい場所では、音漏れを気にかけて音量を控えたり、他の音楽視聴方法を検討しましょう。

骨伝導イヤホンは、トレッキングにもおすすめです。

風の音や小鳥のさえずりのような自然音と好きな音楽の調和を楽しめます♪

骨伝導イヤホンのおすすめと日常での使い方を紹介♪

骨伝導イヤホンのおすすめメーカーには、Shokz(ショックス)、BoCo(ボコ)、radius(ラディウス)などがあります。

骨伝導イヤホンのおすすめ
  • Shokz(ショックス)
  • BoCo(ボコ)
  • radius(ラディウス)

こちら3点をそれぞれご紹介していきますね!

  • Shokz(ショックス)

Shokzは、有名な骨伝導イヤホンのメーカーです。

周囲の環境音を聞きながら音楽や通話を楽しめる製品を生み出しています。

購入日から30日間は理由を問わず返品可能で、2年間のメーカー保証付きというのも嬉しいですよね。

購入後のサポートが充実していて、安心感の高いメーカーです。

  • BoCo(ボコ)

BoCo は難聴者のQOL向上を目指して会話用骨伝導イヤホンも開発している会社です。

従来の補聴器とは異なるアプローチで、聴覚補助の新たな選択肢を提供しています。

日本の株式会社BoCoが開発・販売する「earsopen®」は、音漏れを最小限にし、聴こえを重視したモデルです。

  • radius(ラディウス)

魔法のような静音性、音漏れを最小限に抑える「リバーサルフェーズアンチリーク」を採用しています。

この独自の音声伝達構造により、オープンイヤー型イヤホンの課題となる周囲への「音漏れ」を効果的に抑制します。

また、ラディウスの骨伝導イヤホンは、独自のフローティングフィットシステムを採用し、側頭部への圧迫感を軽減しています。

そして、中低音域から高音域までバランスの取れた音質を実現しています。

ランニング中にも活躍する骨伝導イヤホン。

こちらの記事では着脱が楽なランニングシューズなど紹介しています♪

骨伝導イヤホンがあれば家事も楽しくなる♪

料理や洗濯などの家事をするときにも、骨伝導イヤホンはおすすめです♪

骨伝導イヤホンは、ウォーキングやランニング中に周囲の音が聞こえるので安全です。

公共の交通機関や交通量が多い道路などでは周囲の音が大きいため、骨伝導イヤホンの使用は不向きです。

周囲の音が大きい環境では、骨伝導イヤホンの使用は控え、カナル型やインナー型のイヤホンを使うなど、使い分けましょう。

ちなみに、私が骨伝導イヤホンをよく使うのは、家事をしている時です。

洗濯物を干したり片付けたりする時には、部屋をあちこち移動しますよね。

また、料理中にもよく使っています。

炒め物程度の生活音なら、骨伝導イヤホンの音量が小さくてもよく聞こえます。

それから、掃き掃除や拭き掃除の時にはノリノリで音楽をかけて動き回っています。

誰かに見られたら少し恥ずかしいですが(笑)、来客時にもすぐ対応できるので、家事のお供に骨伝導イヤホンはおすすめです。

まとめ

  • 骨伝導イヤホンは音を骨に振動で伝えるため、頭に直接響く感覚として捉えられ、違和感や気持ち悪い感じを引き起こすことがある
  • 骨伝導イヤホンの使用について耳鼻科の観点から考えると、危険性は他のイヤホンに比べても低いと言える
  • 骨伝導イヤホンで音漏れする最大の原因は、音量が大きすぎるから
  • 骨伝導イヤホンのおすすめメーカーには、Shokz(ショックス)、BoCo(ボコ)、radius(ラディウス)などがある

骨伝導イヤホンで気持ち悪いと感じる理由がお分かりいただけたでしょうか。

イヤホンを場面によって使い分けることで、音楽やポッドキャストなどをより快適に楽しめると思います♪

振動が気持ち悪いと感じる人は一定数いますが、快適に使っている人も数多くいますので、まずは試してみてほしいです!

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