看護助手の自己PRを例文ありで解説!志望動機まで網羅する履歴書作り

あなた

看護助手になりたいけど、履歴書の自己PRどうやって書こう…。

自己PRってどうやって書けばいいか悩みますよね…。

看護助手になりたい人向けの自己PRは、これまでの経験や強みを洗い出すことなど重要点を3つおさえて書いていくことで、採用担当者に響きやすくなりますよ!

解説を見ずに書いてしまうと、志望動機と混在してしまったり、書きたいことがまとまらなかったりと失敗してしまう可能性もあります。

今回はそんな失敗をしないように、自己PRと志望動機を分けて解説と例文をあげていきます。

例文を見て履歴書を書いたあなたは、きっと素敵な看護助手になれているはず。

未経験の方と経験者の方ともわけて例文も交えて解説していきますので、未経験だからと諦めずに最後まで読んでいってくださいね!

看護助手の自己PRの重要点は3つで例文紹介もあり!

看護助手の自己PRを書くにあたって重要な点は、これまでの経験や自分の強みを洗い出す、経験・強みによって得られた結果のエピソードを書くなど3つあります。

重要点
  • これまでの経験や自分の強みを洗い出す
  • 経験や強みによって得られた結果のエピソードを書く
  • 経験や強みをどのように活かしていくかを書く

自己PRと志望動機ってよく似ていますが、実は書くことが違うんです。

自己PRは、「自分がその病院や施設でどう貢献できるか」を伝えるためのものです。

一方、志望動機は、「志願者がなぜその病院や施設に就職したいか」ということを伝えるものです。

どちらにせよ、その病院や施設に合った自己PRや志望動機を準備する必要があります。

今回はまず自己PRの書き方を、例文を踏まえながら、重要な点をお伝えしていきます。

重要点①これまでの経験や自分の強みを洗い出す

これまでの経験や自分の強みを洗い出すことにより、その経験に基づいたスキルや得意なこと、自分の長所などをまとめることができます。

最初に行うのが、今までの経験や強みをまとめる作業です。

看護助手の転職の場合は、これまでの経験も大きなアピールポイントになるでしょう。

医療機関や施設の規模や診療科目、役職などはしっかりと洗い出しましょう。

別の職からの転職でも同様で、どういった規模の仕事をしていて、どういった役職についていたなども洗い出しましょう。

役職等だけではなく、個人的なことでの強みでももちろんOKです!

まとめてみることで、自分の強みがはっきりとわかるようになるでしょう。

重要点②経験や強みによって得られた結果のエピソードを書く

強みだけではあなたの魅力が伝わりきらないため、それにあなたの強みがしっかりと伝わるようなエピソードを付け加えていきます。

強みによって得られた結果のエピソードがあれば、より明確で効果的な自己PR文になるでしょう。

経歴や強みだけではあなたの魅力は伝わりきらないです。

どのような経験をしたのかを具体的に書き出してみて、そこで自分が何に貢献できたのかを思い出してみましょう。

その何に貢献できたのかを足したエピソードを自己PR文に入れると、よりあなたの魅力が伝わり採用担当者の印象にも強く残るでしょう。

重要点③経験や強みをどのように活かしていくかを書く

重要点②までの内容をもとに、これからの自分の強みをどのようにして志望施設で活かしていくことができるのかをアピールします。

重要点②までで終えてしまうと、ただの昔話で終わってしまいます。

この段階では、未来に目を向けて、今までの重要点をまとめていく段階となります。

書き出したり、思い出したりした内容を踏まえて、しっかりまとめていきましょう。

まとめたものを今後どのように活かせるかを踏まえて、自己PRとして履歴書に書いていけばOKです。

あなた

これなら私にも自己PR書けそうだな!

重要点を活かして作った例文を3つ紹介

重要点をまとめてみて、作った例文を3つご紹介しますが、実際は、あなたが看護助手として働く上で、重要点で洗い出した内容をもとに自己PRを書きましょう。

例文を見ながら、あなたなりの自己PR文を書くときっと魅力的な看護助手像が見えてきますよ!

看護助手だからといって特別に自己PRがあるわけではありません。

エピソードが今までの病院や施設でも経験をもとに書くだけなので、特別な自己PRが必要なわけではないのですよ。

そのエピソードさえしっかりしていれば、おのずと看護助手になるための自己PR文になるでしょう。

例文はあくまでも例文なので、あなたの言葉でしっかりと書いてくださいね!

では例文を見ていきますが、まずは内科勤務経験がある看護助手のあなたの自己PR例です。

自己PR例文① 内科勤務経験者

前職では内科中心の病棟に勤務しておりました。その内科では、ご高齢の患者様が多かったため、介護を必要とされる方々への対応が得意になりました。その結果、自宅で介護を受けながら病院に通っていらっしゃる要介護者の方々が、少しでも快適に通院できるように処置や治療について深く学び、また習得してきました。

患者様が安心できるような対応と、学び続ける姿勢をもって業務に邁進させて頂きます。

しっかりと前職での強みを入れて書けていますよね。

また、学びの姿勢も強みに入れることによって、今後どのように活かしていくかまで書けていますね。

次は、内科クリニックでの経験があるあなたの自己PR例です。

自己PR例文② クリニック経験者

内科クリニックで7年勤務しました。クリニックで働く中で身についたのは、ひとりの看護助手として、そしてひとりの社会人としての自覚と責任感です。病院とは違い、クリニックは少人数で運営しなければならないため、ひとりひとりの働きがよりいっそう必要になります。そのため、備品管理などのハード面や、患者さんひとりひとりへの処置や対応などのソフト面まで、自分自身の仕事の1つ1つがクリニックの評判を左右するという自覚をもって働くようになりました。

こちらでも、前職で培った責任感を十分に発揮し、安心して現場を任せられる看護助手として頑張りたいと考えています。

クリニックの特徴から自分の強みへと結びつけていますね。

そこからエピソードを交えて強みを書いていることで説得力が増しています。

最後に療養型病院の経験者のあなたへの自己PR例です。

自己PR例文③ 療養型病院経験者

医療現場ではチームワークがとても大切だと考えています。チーム全体がお互いに良い関係性を保つことで、患者様に質の高いケアができると考えるからです。また、働きやすい職場としても機能することを前職の療養型病院で学びました。

チームワークの1つとして、カルテは誰もが見やすいように書くなど、気を付ける点を見つけました。他者のことを考えて仕事をする力が身についたと思っています。チームの一員であるということを自覚し、戦力になれるように邁進していきたいです。

前職の経験で学んだことを先に示し、その後今後どう活かしていくかに重点を置いて書いていますね。

どれも重要点をおさえた例文となっていますので、ぜひ参考にしてみてください!

看護助手未経験者でも自己PRは十分に書ける!

看護助手の自己PR文は、未経験者でも重要点3つを個人的なことに置き換えて書いてあげると十分魅力的な自己PR文になります。

未経験者だと、今までの経験がない分、どうやって書いたら病院や施設への自己PRになるんだろうと思うかもしれません。

ですが、自分自身の人生のこれまでの経験でいいのです。

看護助手未経験者でも仕事につながる強みがあるので、思い出して書き出してみましょう。

それが次の看護助手の職場でどう活かせるかに繋がれば、しっかりとした自己PRになりますよ!

2つ例文を作ってみましたので早速見ていきましょう。

まずは、前職別の仕事をしていたあなたへの例となります。

自己PR例文④ 未経験者

私は責任感は人一倍ある自信があります。それは今までの仕事でチームリーダーに任命されたとき、最後までやりきる気持ちを持ち続けスタッフにもそれを伝播させられたからです。患者様にも、根気強く寄り添いながら、わからないことはそのままにせず、常に勉強する責任と向上心が取り柄です。

また、チームワークも大事にすることができます。看護助手も病院内ではチームプレーだと考えていますので、目の前の課題に対して最後まで責任をもってチームで取り組んでいけるようにしていきます。

チームとして培った強みを全面におしてエピソードも交えながら書けている例文です。

次に、同様に別の業種からの転職のあなたへの例となります。

自己PR例文⑤ 未経験者

私は行動力には誰にも負けないという自負があります。自分でもできることを探すということを頭に置いていつも行動しています。会議の会場のセッティングを先輩が担当していましたが、お手伝いできないかと申し出ると任せて頂けました。会議開始時には、プロジェクタなどの設置が終わっているように事前準備をしっかり行い、スムーズに会議が進行するように努めました。

この行動力を御医院では、積極的に出し切り、医師や看護師の方がスムーズに動けるようサポートして参ります。また、行動力をもとに自分から率先してできることを探し動いていきます。

行動力という強みを持ってエピソードを伝え、この病院でもそれを活かすということまで書けていたかと思います。

どちらも前職の経験などを活かした文章になっていたと思います。

前職についていなくて、初めて書く場合には、学校生活や普段の生活の中でのことを振り返って書いてみましょう。

私も自己PR文を書いた時には、大学生活の充実さに目を向け書いた覚えがあります。

どんなことでも必ず自分が頑張ったことがありますので、それを探してみてください。

頑張ったことが見つかると、きっとあなたもいい自己PR文が書けるようになりますよ!

看護助手の自己PRと志望動機は別物!志望理由を明確に書こう

志望動機とは、「志願者がなぜその病院や施設に就職したいか」を書くもので、自己PRは、「自分がその病院や施設でどう貢献できるか」を伝えるためのものと違いがあります。

前述した通り、自己PRが、「自分がその病院や施設でどう貢献できるか」を伝えるためのものだったのに対しての違いがあります。

履歴書では間違えないように記入をしていかないと、せっかくの自己PRも台無しになってしまいます。

では志望動機はどのように書いていけばいいのかを見ていきましょう。

看護助手への志望動機に必要になるポイントは4つあります。

必要なポイント
  • なぜ看護助手になりたいのか、看護助手として働きたいのかを明確に書く
  • ここまでの人生で培ってきたスキルや経験のアピールをする
  • その病院や施設を志望した理由を必ず述べる
  • 将来的にどうなりたいのかのビジョンも踏まえて書く

2点目などは自己PRと少しかぶる部分も出てきますが、大事なのは、自己PRだけで終わらず、必ずその病院や施設を志望した理由を入れることです。

履歴書によっては、自己PRか志望動機かを書く欄しかないものもありますが、どちらにも対応できるようにしておきましょう。

なぜ看護助手になりたいのかを明確に書く

なぜ第一に看護助手として働きたいかを書くかというと、まずは意欲を示すためです。

採用担当者も意欲的な人を採用していきたいと思うはず。

なぜ看護助手になりたいかを明確に書くことで、その意欲を示すことができます。

自身の強みや看護助手の役割の理解ができているかを踏まえて述べる必要があります。

ここで自分に看護助手としての適性があることや熱意をアピールしましょう。

看護助手は無資格・未経験でも応募ができますが、そもそも看護助手の役割を理解していないと説得力のある志望動機は書けません。

しっかり役割や仕事内容を理解した上で、採用に臨みましょう。

人生で培ってきたスキルや経験のアピールをする

スキルや経験のアピールは自己PRとかぶりますが、志望している病院や施設でどう活かせるかを踏まえて考えていきます。

ここでは、アピールできる点としていくつか例をあげたいと思います。

アピールできる点
  • コミュニケーション能力
  • 行動力
  • 責任感
  • 看護助手で役立つ資格
  • 看護師や介護士としての経験(看護助手としての経験)

そのほかにもありますが、上記5点は看護助手において特にアピールしやすい項目になっています。

コミュニケーション能力は、人と接する仕事なため、必ず必要になります。

また、職場の仲間とのコミュニケーションがしっかりとれていないと、看護師から指示に応えられないこともでてくることもあります。

コミュニケーション能力であれば、どの仕事でも必要になるので、あなたが初めて看護助手を目指していたとしても、すでにもっていて強みになる可能性が高いですよね!

行動力も看護助手には必要で、行う仕事が多い分、自分で考えて行動することが重要になってきます。

これの行動力は責任感にも通ずる部分がありますね。

資格はメディカルケアワーカーや看護助手認定実務者試験などの資格が役立つでしょう。

看護師や看護助手、介護士などの実際の現場での経験は言わずもがな、即戦力になれることですよね。

自己PR同様、志望動機でもその強みをまとめていきましょう。

その病院や施設を志望した理由を必ず述べる

その病院や施設で働きたい理由を述べることで、採用担当者にここで働いてもらいたいと思ってもらえるようになります。

志望動機では、ここが一番大事になるところです。

病院や施設のホームページからわかる特徴や、実際に足を運んでみて現場を見てみて感じたことを書くようにしましょう。

実際に志望する病院などに足を運ぶのはとても有利になります。

それだけ意欲的だと判断してもらいやすくなるからです。

実際に見学などを行っているかは各病院などに確認する必要がありますので、問い合わせをしてから行くようにしてください。

将来的にどうなりたいのかのビジョンも踏まえて書く

将来的にどのような看護助手になりたいかを書くことで、スキルアップしていく姿勢があるかをアピールすることができます。

採用担当者は、なるべく長期的に働いてほしいと考えて選考しています。

採用後のキャリアやビジョンなどが考えられている人材は、採用担当者側からしても信頼度が増します。

あなたが目指している看護助手としての働き方や、看護師などの資格の取得などの目標を伝えることで、向上心やキャリアについての熱意を伝えることができるでしょう。

4点のポイントをおさえた志望動機の例文を3つ紹介

前述したようなポイントをおさえた志望動機の例文を3つご紹介します。

ポイントをおさえていないと、志望動機として中途半端な文章になってしまいがちです。

志望動機は自己PRと同じで採用担当者が一番注目するところでもあります。

しっかりポイントをおさえることで、あなたのよさが伝わる熱意ある志望動機を書くことができますよ。

それでは志望動機の例文を一緒に見ていきましょう。

まずは志望病院にお世話になったことがあるあなたの例文です。

志望動機例文①

3年前に入院で貴院にお世話になり、その時に私を親身に支えてくれたのが、看護助手さんであることをのちに知りました。そこで看護助手のという職業の需要や素晴らしさを知り、私も看護助手として働きたいと考えるようになりました。

患者様にとっても最も身近な存在であることは自身の経験からよくわかっています。また、医師や看護師の皆さんがより良い環境で医療を提供するためにも欠かせない存在であると認識しています。

私自身、人と接することが好きで、前職で培ったコミュニケーション能力や行動力を看護助手としても役立てていきたいと思っています。

貴院では私自身がお世話になった病院であり、多くの患者様が入院しています。将来的にはメディカルワーカーの資格も取得して、長く貴院に貢献していきたいと思います。

4つのポイントが全て入っていてより伝わる志望動機になっています。

次は、看護助手経験者の志望動機の例文です。

志望動機例文②

私は看護助手として、今まで循環器の急性期病棟で5年間勤務してきました。この5年間で心疾患をもつ患者様の生活の解除に必要な知識と技術を学ぶことができたことが私の強みです。

今回貴院を志望した理由は、長期療養型施設に入院している慢性期疾患の患者様の介助を学びたいと考えたからです。

急性期病棟で得た経験を活かしながら、慢性期患者様の自立を目指した介助を学びたいと考えております。また、看護師資格取得のため、病気や治療を念頭に置いた介助方法を習得していくことが今後の目標です。

強みとなぜこの病院を志望するのかがしっかり入っていますね。

次に紹介するのは、同様に看護助手経験者の志望動機の例文です。

志望動機例文③

1年ほど○○病院で看護助手として勤務してきました。日々、看護助手として仕事に携わりながら、もっと患者様のお役に立ちたい、もっと医療を深く知りたいと思うようになり看護師免許の取得をしたいと思うようになりました。貴院は働きながら勉強ができる環境が整っていると聞き、貴院への就職を強く希望致します。

私の強みは今までの看護助手としての経験をもとに、よりレベルの高い介助ができることです。前職でも看護師の方に様々な業務を任せて頂き、患者様とのコミュニケーションも蜜にとることができます。

仕事と勉強の両立をして、1日でも早く看護師として貴院に貢献できる人材になりたいと思っております。勉強はもちろん、仕事においても真摯に取り組んで邁進して参ります。

なぜその病院を選んだのかを明確に書けているため、アピールに十分ですね!

それぞれの例文をもとにあなたも志望動機を書いてみてください!

あなた

これで自己PRも志望動機もばっちり書けそうです!

まとめ

  • 看護助手の自己PRを書くにあたって重要な点は、これまでの経験や自分の強みを洗い出す、経験・強みによって得られた結果のエピソードを書くなど3つある
  • 看護助手の自己PR文は、未経験者でも重要点3つを個人的なことに置き換えて書いてあげると十分魅力的な自己PR文になる
  • 志望動機とは「志願者がなぜその病院や施設に就職したいか」を書くもので、自己PR「自分がその病院や施設でどう貢献できるか」を伝えるためのものと違いがある

看護助手になるにあたり、まずはこの履歴書の自己PRと志望動機をクリアしなければ、次へ進めませんよね。

例文はあくまで例文なので、あなたの言葉でしっかり例文にならって書いていってくださいね。

あなたが憧れの看護助手になれることを祈っています!

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