メイクの必需品であるカラーコンタクト!無いと困るけどコスパも気になる。
今回は使い捨てタイプで手軽なワンデーカラコンを使い回すことにどんな危険性があるのか。
安全にオシャレを楽しんでいただけるようにトラブルの一覧やカラコンの種類をご紹介していきます。
これからカラーコンタクトを使用する方、安く抑えたいけどトラブルに繋がるリスクについて知りたい方は要チェックです。
・ワンデーのカラコンを使い回し起こるトラブル一覧表
・トラブルに繋がる原因と理由
・初めて使う方も安心して選べるコンタクトの選定基準
・安全で安いを叶えるコンタクトはどれか
カラコンのワンデータイプを使い回しすると起こる眼障害の危険
節約などの理由でワンデータイプのカラコンを使い回しすると、失明に繋がる視力低下や感染症などのトラブルになってしまう危険性があります。
今やお洒落に敏感な方やメイクがお好きな方なら、知らない方はいないほど認知度が高いカラーコンタクト。
女性だけではなく男性もおしゃれのひとつにメイクを取り入れ、カラコンを使用しファッションを楽しんでいらっしゃいます。
必需品になっているからこそカラコンの費用を安く抑えたいですよね。
そこで最初に思いつくのが初期費用を抑えられるワンデータイプのカラコンを使い回して使うことだと思います。
*正直私も学生時代は節約効果を狙い危険行為であると認知しながらワンデーのカラコンを使い回していました。。。
でも待って。すぐに失明はしなくても、こんなにたくさんの失明に繋がるトラブルがあります。
〜実際にコンタクトの使用で起こりやすいトラブル一例〜
・視力低下・ドライアイ・感染症・角膜炎・角膜上皮びらん・角膜浸潤(かくまくしんじゅん)・アカントアメーバ角膜炎・角膜潰瘍(かくまくかいよう)・角膜内皮障害・急性角膜上皮浮腫(きゅうせいかくまくじょうひふしゅ)・巨大乳頭結膜炎(きょだいにゅうとうけつまくえん) ・アレルギー性結膜炎 など
本当にたくさんの危険が潜んでいますが眼障害の主な発生原因に、汚れ、長時間の装着、レンズの傷、処方が不適が挙げられます。
これらの眼障害に繋がる原因は使いまわしに限られたことではありませんが、1番やりがちでトラブルに繋がりやすい危険な行為です。それではどうして危険なのか理由を見ていきましょう。
ワンデーカラコンの危険行為”使いまわし”による眼障害の原因と理由
・雑菌が繁殖すること:ワンデーコンタクト(1日使い捨てタイプ)は洗浄に対する耐久性がないため洗って目に戻すことが出来ません。
そのため使い回し行為は感染症リスクが上がり危険です。
・カラーコンタクトの劣化:カラーコンタクトを使いまわすためにはコンタクトレンズの洗浄やタンパク質除去などお手入れが必須となります。
ですが先ほども記述した通り耐久性がないため無理に洗浄をすることでコンタクトレンズ破損の恐れがあり、それは鋭利な刃物を直接目に入れているのと同じ感覚なので大変危険です。
また”使い回し”というと自分が同じコンタクトレンズを何度も使うこと。という理解も正しいですが自分が使っているものを他人へ譲渡、または他人のものを使う行為も使い回しとなります。
これは使用したコンタクトレンズはもちろん、未使用であっても度数やコンタクトレンズのカーブと瞳のカーブの不一致が原因でトラブルに繋がりますので控えましょう。
このように説明不足や指導不適、誤認なども眼障害の原因になりますので正しい知識を身につけ正しく安全に使用しながら洒落を楽しんでください。
ちなみに間違えやすい眼障害に繋がる原因は以下のようなことです
・装着時間・期限を守らない:コンタクトレンズには1日における標準的な使用時間とレンズごとに定められている使用期限があります。
瞳が酸素不足となり目の抵抗力が弱まることで感染症にかかるリスクが上がってしまいます。
長時間の酸素不足が続くと角膜内部の細胞数が減少し視力低下やかすみ目の原因になります。
(角膜内皮細胞は一度減少すると再生されないため損傷部は周りの細胞が面積を拡張することで補っており進行すると角膜移植が必要になります)
※ワンデーと聞くと24時間使えると認識されやすいですが、使用禁止時間を除く1日の活動時間を想定し作られています。この使用禁止時間などは後ほどご説明します。
・1日に何度も付け外し:ワンデーのカラコンは利用推奨時間は約8時間、最大利用時間は12時間から14時間とされていますが、一度目から取り出したカラコンは利用時間内であっても再装着は不可能です。
これは取り出す際にレンズに付着する汚れなどから感染症の危険があるため洗えないワンデーのカラコンは出来ません。
・酸素透過率の低下:乾燥することによりドライアイの危険度上昇!たくさんの種類が販売されているカラーコンタクトですが、その違いはデザインだけではなく目の負担を軽くするような瞳に優しい機能が備わったコンタクトレンズもございます。
その一例に酸素透過率というものがあります。こちらは酸素がコンタクトレンズを通してどれくらい酸素が通るかを表す指標のことです。
ですがいくら目の負担を少なく作られていても使用する時の季節や気候、ご自身の体調などによって負荷に変わることがあるため機能性だけに頼らず違和感を感じたら対策をしてあげてください。
機能性に過信して危険行為を行うことはトラブルに繋がります。
そして少しでも目に異常を感じた場合は直ちに使用を中止し眼科を受診してください。
カラコンのワンデータイプを安全に使うための選び方と使用方法
ワンデータイプのカラコンを安全に使うためにサイズ・度数・含水率などの数値を参考に、一人ひとりの瞳にあった商品を選んでください。
ドラッグストアや雑貨店に通販などたくさんの場所でさまざまな種類のカラコンが販売されていますがどんなものを何を基準に選んだら良いのかわからない。安全なカラコンを選びたい。
そんな不安をお持ちの方も大丈夫!これらを知っていれば迷わず安心してご自身にあったカラーコンタクトをお選びいただけます。
コンタクトレンズの違いと選び方
カラコンには顔の印象を変えるデザイン以外に、レンズの細かな違いがあるので下記を参考にしながら選んでください。
【DIA(ダイア):レンズ全体の直径のこと】この数値が大きいほどレンズも大きくなります。
サイズが大きいことで目の中でのズレは少なくなりますが大きい分角膜の酸欠リスクが上がります。
初めてご利用される際大きさは14.0mmから使うと目への負担も少なく素顔とのギャップも大きくないので似合わないという違和感も軽減されるので安心です。
このサイズの重要性はファッションで例えるとお洋服のサイズ感の違いと同じだと考えると想像しやすいと思います。1ミリから0.何ミリの差ですがその違いは同じ服でもタイトからカジュアルまでサイズで印象が変わるお洋服と同じくらい印象を左右するのでご自身のお好みやメイクに合わせて選んでくださいね
私は上記のDIAで選ぶことが多いですが、着色直径というレンズの着色部分の直径を表す数値もあり混合しやすいので注意してください。
着色直径は黒目の直径となる数値でこちらを基準にお探しになる場合は日本人の平均は11mmとされていますのでご参考にしてください。
【BC(ベースカーブ):レンズのカーブを表す数値のこと】このカーブの数値が自分の目より小さいと目の負担が大きくなります。
ですが逆に大きいとレンズがズレてしまい、頻繁に動くので痒みや視界不良になります。
安全に使うために自分に合ったサイズは眼科で教えてもらいましょう。
【PWR(パワー):視力補正値のこと】こちらはご存じの方も多いんではないでしょうか。レンズの度数を表す数値のことです。
±0.00は度数なし+(プラス)は遠視−(マイナス)は近視を表しています。数値が上がるほど矯正の強さも上がります。
【含水率(がんすいりつ):カラーコンタクトに含まれる水分量を表したもの】コンタクトはたくさん水を含むほど柔らかくなるので装着時目に馴染みやすいです。
50%を基準としそれ以上のものを高含水率、未満のものを低含水率と分類されます。
ただ高含水率のカラコンは水分量を保つため装着中足りなくなった水分を涙から吸収するので目が乾きやすく汚れに弱いです。
一方で低含水率ののカラコンは目が乾きにくく汚れには強いが目に馴染みにくいという特徴があります。
【DK:酸素透過率】レンズの素材がどれだけ酸素を通すか表した値のこと。この数値が高いほど酸素をたくさん通します。
先ほど出てきた含水率が高いほどこの酸素透過率も上がりますが、高い数値を発表したいというメーカーの意図と全メーカーで計測方法が統一されていないという実態から一概に数値が高いものを選べばいい!というのは危険です。
また汚れが付着してしまうと酸素透過率が下がってしまい、その汚れがレンズの凹凸になり摩擦が生じることでトラブルに繋がるので安全に使うためには数値だけではなくワンデータイプ、2ウィークタイプなどを選ぶと安全性は上がります。
【1Day(ワンデー)・2Week(ツーウィーク)・1month(ワンマンス)タイプ:使用期限を表したもの】カラーコンタクトにはレンズの耐久性によって「毎日使い捨て」「頻回交換レンズ」「定期交換レンズ」「従来型レンズ」など装着可能期間が異なるものがあります。
どのタイプにもメリットデメリットがあるので一概にこのタイプが安全!というものではありません。
先ほど汚れの付着の観点から頻繁に交換するワンデーやツーウィークをおすすめしましたが、しっかりと使用方法を理解していればコスパを抑えることが出来ます。
なので予算や使用頻度によってお選びいただくと良いと思います。
【有効期限】費用期限とは別に未開封の状態で適切に保管できる期間というのがあります。
どんなに正しく使ってもこの有効期限が切れていると安全に使用できないので気をつけましょう。
ワンデーカラコンの安全な使い方
今回はお試し感覚、またはお休みの日やイベントなどの特別な日だけなど手軽にお使いいただけるワンデータイプのカラコンの使い方を紹介します。
毎日取り替えるので汚れ付着や洗浄によるレンズの破損などトラブルが少ないので安全で簡単に取り入れやすいので是非実践してみてください。
- 装着時しっかり手指を清潔にし水分を除去する
指側の水分が少ないことで目の水分にレンズが吸い付くので装着がスムーズでレンズを眼球に押し付けることなく装着が可能
- レンズの裏表を確認し異物の付着や傷損傷汚れ変色など異常がないかチェックする
- メイクする前に装着クレンジング前に外す
レンズに化粧品が付着、油分が多く含まれており付着することでレンズの曇りや装着時のゴロゴロ感に繋がる
- 活動中のみの装着とする
瞬きを行わない時間は涙の量が減少するため睡眠時外さないと乾燥し張り付いてしまいトラブルに繋がる。
ワンデーカラコンは再装着不可能なため、昼寝や仮眠時は不便に感じるかもしれません。
1時間程度であれば瞳に大きな影響はないとされているのでリスクを考慮しながらのご使用をおすすめします。
*私は日常的ではなく特別な日のお洒落としてカラコンを利用することが多かった為、はしゃぎ過ぎてしまい体力を使い切ってカラコンを付けたまま睡眠してしまうことがあり、朝起きてカラコンが目の中で行方不明になり焦った経験があります。
目の構造的に眼球の裏に入ることは不可能なのでありえませんが知識が無かった私は目の裏に入ってしまったと勘違いをし怖い思いをした記憶があります。
実際には瞼の裏側、行き止まりのところに折れて隠れていたりすでに目から落ちていたりします。
ただやはり何かあってからでは手遅れとなってしまうので安全に使用するには正しい知識が重要です。
水道水には微生物が多く含まれている可能性があるため劣化の恐れに加えて目への影響も考慮し控えましょう。
カラコンはワンデーが安い?使用期限ごとの費用について
週末やイベント時だけなど気軽に使うならワンデーカラコンが安いですが、毎日長期的にお使いになるならあまり費用に差が無い2Weekや1monthタイプがおすすめです。
もう怖いものはない!何が危険でどんな違いがあって、どうやって使うのかまで理解できたらやはり気になるのが値段ではないでしょうか。
危険と分かっていても使いまわしたくなってしまう位お洒落と節約の両方を叶えたい方へ
安全に安いカラコンをお選びいただけるように平均費用と相場をご紹介いたします。
ただ安いという基準だけで商品を選んでしまうとどんなに使用方法を守っていてもトラブルに繋がる可能性があります。
相場を知ってご自身に合った予算や使用方法を見つけてください。
1Day (ワンデー) | 1ヶ月平均費用 ¥6,000- 〜 ¥10,000- 相場(10枚入り) ¥1,500-〜¥2,000- (30枚入り) ¥3,000-〜¥4,000- | |
2Week (ツーウィーク) | 1ヶ月平均費用 ¥1,500- 〜 ¥2,000- 相場 (60枚入り) ¥2,000-〜¥2,500- | |
1month (ワンマンス) | 1ヶ月平均費用 ¥2,000- 〜 ¥3,000- 相場 (2枚入り) ¥2,000-〜¥2,500- |
先ほど”ワンデー”や”ワンマンス””ツーウィーク”と使用期限が異なることをご紹介しました。
その使用期限によって金額が異なり入っている枚数も違います。
またワンマンスやツーウィークタイプは洗浄と保管が必要のためワンデーに比べると手間と準備が必要ですが、1ヶ月や年間で換算すると安い金額でお洒落が楽しめます。
そして実際に相場を見てみるとワンデーのカラコンを使い回して使用することは費用に大きな差は無く同じ手間をかけて危険な行為を行なっているということが分かりますね。
カラーコンタクトは使用方法をよく理解し正しく使うことができれば怖いものでも危険なものでもありませんのでルールを守ってお洒落を楽しんでください。
まとめ
・ワンデーカラコンの使いまわしなど危険行為から起こる眼障害が失明に繋がる
・コンタクトの種類とワンデーカラコンの特徴を知って買い物の失敗をなくそう
・カラコンの危険性を回避出来る使用方法
・使い回しは本当の節約じゃない。平均費用や相場を知ることで安全に本当の節約が叶う
・毎日のメイクにカラコンは絶対必要だけど失明とか目のトラブルが不安
・ワンデーのカラコンを使い回すのはなんで危険なの?
・安全にカラコンを選ぶためには何を見ればいいか分からない