中性脂肪やコレステロール値を下げてくれるアマニ油は少量でその効果を発揮します。
なるべく健康に長生きしたくて、アマニ油を食生活に取り入れようとするも、詳しく知らないため踏み出せずにいませんか?
あまり日本人になじみのない植物性油なので、なぜ体に良いのか根拠を知りたいですよね。
そこでアマニ油の成分や効果的な使い方を調べました!
本記事では、なぜアマニ油が男性の薄毛に効果があるのか、注意点も交えて紹介しています。
オメガ3を手軽に摂れるアマニ油はコレステロールや中性脂肪の悩み解決にひと役買うこと間違いなし!
フラット・クラフトのアマニ油は特有のクセや匂いが少ないので、料理の味を邪魔しないと多くの人に評判です!
ヨーグルトや味噌汁にサッとかけるだけなので、簡単に習慣化できますよ♪
アマニ油は中性脂肪やコレステロールの吸収を抑えられる
オメガ3に分類されるアマニ油は中性脂肪やコレステロールの吸収を抑える効果があるため、生活習慣病の予防に役立ちます。
食品メーカーやオーガニックスーパーなどがこぞって取り上げるようになってきたアマニ油。
健康に良いとされる理由はアマニ油に含まれるオメガ3の効果によるものが大きいです。
オメガ3とは不飽和脂肪酸に分類される脂肪酸で、積極的に摂りたい油といわれています。
コレステロールや中性脂肪などの脂質を減らす効果があるため、血液がサラサラになり、動脈硬化を防いで脳梗塞や心筋梗塞などの予防に役立ちます。
アマニ油はどれくらい摂取すればいいの?
1日に摂る目安はだいたい15g(大さじ1)といわれているので、ヨーグルトやサラダにちょっと垂らせば、手軽に十分な量が摂取できます。
オメガ3は光や熱で酸化しやすいため、加熱料理は避ける、早めに使い切るなどの工夫をしないと、思った効果を得られない可能性が高いです!
ですが、正しく摂取すれば好きなものを食べながら、生活習慣病を防ぐことにつながるので、試してみたい場合は少量から取り入れてみてください。
コレステロールの量は肝臓で管理されており、一定量になるよう調整されていますが、あまりに多いとだんだん体に害をもたらします。
脂質や糖質に溢れる現代の食文化により、悪玉コレステロールや中性脂肪は高まりやすくなりました。
どうしてもファストフードからは卒業できない私にとって、耳の痛い事実です。
そのため、食べるだけで血液中の脂肪を減らしてくれるアマニ油は救世主のように注目されているようです。
アマニ油はホルモンに働きかけるという研究結果が出ているため、妊娠中はお控えください!
中性脂肪が増えたら脂質異常症になる!控えるべき食材紹介!
中性脂肪が増えれば悪玉コレステロールも増え、脂質異常症を引き起こします。
脂質は体に必要な栄養素で、血液中に含まれる血中脂質は主に、コレステロールと中性脂肪です。
悪玉コレステロールはいかにも悪さをしそうな名前ですが、基準値であれば本来は体の働きに欠かせない存在です。
それぞれの脂肪酸の働きを把握しておきましょう。
- LDLコレステロール
肝臓に蓄えられたコレステロールを全身へ運び、胆汁酸やホルモンを作ったり、細胞膜を作ったりする。
- HDLコレステロール
蓄積した余分なコレステロールを除去してくれるため、血液を固まりにくくしてくれる。
- 中性脂肪
体を動かすエネルギーとなり、糖質不足を補ったり、体温を維持したりする。内臓脂肪となる。
脂肪酸は正常値であれば、体を作ったり動かしたりする源になるんだね。
ところが、なにかしらの理由で血液中の中性脂肪が増えるとLDLコレステロールは増加、HDLコレステロールは減少します。
そうやって、体内の脂肪成分が基準値でなくなった場合、体には以下のような症状が出てきます。
- LDLコレステロールの増加…余分になった脂質が血管壁にたまる。
- HDLコレステロールの減少…コレステロールの量を抑えられなくなる。
- 中性脂肪の増加…内臓脂肪や皮下脂肪が増える。
このように、脂質異常症とは血中の脂肪酸の量が変わり、バランスが崩れてしまうことをいいます。
脂質異常症はどれか1つでも値が基準値ではない場合に当てはまります。
男性では40代、女性では60代が多く、LDLコレステロールの値が高くなり、脂質異常症とされることが多いようです。
脂質異常症を防ぐには食生活を変えることが必要不可欠なので、まずは避けるべき食材をご紹介します。
もちろん、取り過ぎがいけないのであって、本来は体を動かすためのエネルギーですから、適量を食べれば問題ありません。
ここで少し着目したいのが、マーガリンなどに含まれているトランス脂肪酸。
このトランス脂肪酸とは不飽和脂肪酸の一種で、食品の加工や調理の段階で生成される脂肪酸です。
不飽和脂肪酸には前述したオメガ3も含まれます。
このオメガ3やオメガ9など、積極的に摂るべきといわれる種類がある一方で、体に悪影響があるとされているトランス脂肪酸もあります。
トランス脂肪酸の過剰摂取はLDLコレステロールを増やす作用があったり、血管への害を指摘されていたりと、あまり良い話を聞きません!
冷凍食品やアイスクリーム、スナック菓子などにショートニングは使用されているので、トランス脂肪酸は知らず知らずのうちに摂取していることが多いです。
日常的にトランス脂肪酸を大量摂取しているかも?!
ただ、2006年の食品安全委員会「食品に含まれるトランス脂肪酸の評価基礎資料調査」では日本人の1日のトランス脂肪酸の摂取量は1日約0.67g。
この程度の摂取量であれば健康を害する可能性は低いです。
どの食品にどのくらいの脂肪酸が含まれているのか、だいたいでも把握しておけば、過剰摂取を防ぐ目安になりますよ♪
摂るべきは血中脂質を抑えるオメガ3!控えるべきはオメガ6!
オメガ3の植物性油は血中脂質を抑える働きがある一方、オメガ6は摂りすぎると体に悪影響があるとされています。
では、脂質異常症を防ぐために、血中脂質を抑える食材をご紹介します。
- 食物繊維…野菜、海藻類、きのこ類
- 大豆製品…納豆、みそ、豆腐、豆乳
- 不飽和脂肪酸…アマニ油、クルミ、オリーブ油
このどれもがコレステロール値を減少させるといわれています。
コレステロールといったら“油”が元凶というイメージがありますが、油のなかにも体に良いものとそうでないものがあります。
不飽和脂肪酸を含んだ植物性油はまさしく体に良い油!
固形物の食材に比べ、液体なので摂りやすく、生活に取り入れやすいというメリットもあります。
ですが、不飽和脂肪酸の種類には注意が必要です。
不飽和脂肪酸は、原子の結合の違いで「オメガ3系脂肪酸」、「オメガ6系脂肪酸」、「オメガ9系脂肪酸」に分類されます。
この3つのなかでもっとも摂るべきとされているのはオメガ3といわれており、アマニ油、魚油、クルミなどに含まれています。
オメガ3は体内で作られない必須脂肪酸なので積極的に摂る必要さえあります。
必須脂肪酸とは、体では作られないから、摂取する必要がある脂肪酸のこと!
そのとおり!同じくオメガ9もコレステロール値を下げたり、便秘を予防する効果もあるので、適度に摂ることが推奨されています。
ただ、その3つのなかでオメガ6にはお気をつけください!
植物性油であれば問題ないわけではなく、むしろオメガ6は過剰摂取すると心筋梗塞やがんなどの病気を引き起こす、とまでいわれています。
ですが、品質の良いサラダ油であれば健康に害はないとされていることも多く、一概に良い悪いと明言できないのが、正直なところ。
そのため、あくまで参考程度にしていただき、食用油を使う際は品質の良いものを正しく使ってください。
ちなみに、トランス脂肪酸は植物性油から人工的に生まれたため、不飽和脂肪酸の一種とされています。
アマニ油に食物繊維とリグナンは含まれていない
アマニ油に食物繊維とリグナンは含まれていないため、摂りたい場合は粉末のローストアマニやサプリメントがおすすめです。
コレステロール値を下げる働きがある食物繊維とリグナンがアマニには含まれていますが、それは油になる前のお話。
アマニはアマという植物の種子のことで、紀元前300年頃には植物学者のテオプラストスから体に良い影響をもたらすと評価されています。
すでにそのころからスーパーフードとして人々には重宝されていたようです。
食物繊維を気にするあなたは、もしや腸活に興味がおありですか?
ダイエットのコツや腸活に効果的なレシピも紹介されています♪
亜麻仁油の効果で男性の薄毛を改善する可能性がある
亜麻仁油は、男性の薄毛の原因の1つであるジヒドロテストステロンを減少させるため、発毛や育毛に効果があるといわれています。
男性の薄毛の一因といわれているのがテストステロンという男性ホルモンの一種。
このテストステロンは体内でジヒドロテストステロン(DHT)に変身して、毛髪の成長を邪魔します。
亜麻仁油はこのジヒドロテストステロンを抑制するといわれており、発毛を促す効果が期待されています。
そのジヒドロテストステロンになる前のテストステロンは、男性にとってとても重要な働きをするんです。
- 筋肉の増強
- 骨の形成
- 男性機能の向上
- 記憶力・集中力の向上
このように、ジヒドロテストステロンが薄毛をもたらす一方で、テストステロンは男性の肉体的・精神的な健康を維持する働きがあります。
テストステロンが増えるとジヒドロテストステロンも増えて薄毛になるの?
いいえ、テストステロンがジヒドロテストステロンになるには5αリダクターゼという酵素が必要です。
なので、テストステロンの量が多くても5αリダクターゼが多くなければジヒドロテストステロンは多くなりません。
亜麻仁油を控えるべきは男性ホルモンを増やしたいあなた
男性ホルモンを増やしたい場合、その主要成分であるテストステロンを減少させる亜麻仁油は摂らないほうがいいでしょう。
なぜなら、種子の状態のアマニに含まれるリグナンという物質はテストステロンと結合して、体外へ出てしまう可能性があるといわれているからです。
でも亜麻仁油にはリグナンは含まれていないんでしょ?
そうではありますが、亜麻仁油を摂取し続けた男性のテストステロンが減少した、という研究結果もあるようなので、はっきりと影響するかしないかは明言できません。
前述したように、テストステロンは男性にとって大事な成分の1つです。
そのため、不足すると疲労感がとれなくなったり、気分が落ち込みやすくなったりしてしまいます。
もしテストステロンを増やそうとしているならば、ひとまずアマニおよび亜麻仁油の摂取は控えたほうがよさそうです。
亜麻仁油には抗酸化作用などのアンチエイジング効果がある一方で、ホルモンの量に影響を及ぼすといった効果もあります。
亜麻仁油によるテストステロンへの影響が心配ならば控えたほうが無難でしょう。
オメガ3の摂取量の目安は男性と女性で違う
オメガ3の摂取量は1日、男性だと2g、女性だと1.6gが目安とされています。
オメガ3が体に良い効果をもたらすと前述しましたが、もちろん亜麻仁油以外にもオメガ3を含んでいる食材はたくさんあります。
たとえばチアシードやクルミなどありますが、身近なものでいえば魚介類が代表的です。
カキやマグロ、イワシ、少しめずらしいですがクジラもオメガ3を多く含んでいます。
なかでも100gあたりで一番多くオメガ3を含んでいるのは、あんこうきも!
オメガ3をたくさん含んでいるのはアンコウの肝!
ただ、食卓に魚が並ぶことがめっきり少なくなった現代において、毎日のように魚でオメガ3を摂るのは非現実的ともいえます。
そのため、効率よく摂れる亜麻仁油やえごま油が注目されたようです。
ヨーグルトに少し垂らしたり、ドレッシングを作ってサラダと和えたり、発酵食品や野菜などほかの栄養といっしょに摂ることができます。
ですが、亜麻仁油の独特の風味や匂いを苦手とする人もいるようなので、短い期間で使いきれるサイズから試すことをおすすめします。
これを機にお魚料理を増やしてみようと思ったあなたに以下の記事をご紹介!
亜麻仁油が危険なのは酸化することで物質が変化したとき
亜麻仁油を加熱すると酸化して過酸化脂質となり、人体に有害な物質になってしまうため、とても危険です。
危険性を抑えるためにも、アマニ油は生のまま食べることをおすすめします。
亜麻仁油を始めとした食用油は、なんといっても酸化が大敵!
ついつい大容量のサラダ油なんかを買って、消費期限を過ぎても使い続けていませんか?
油は酸化すると風味が落ちるだけでなく、摂取するとお腹を壊すなど、体調に支障をきたすこともあります。
油は酸化すると過酸化脂質となり、人体に有害な物質になってしまうんです。
食用油の消費期限は死守しよう!
もちろん、亜麻仁油を含む植物性油も例外ではありません。
むしろ植物性油のなかのオメガ3、オメガ6系の脂肪酸を含んだ油は酸化しやすいため注意が必要です。
亜麻仁油のブームとは裏腹に植物性油を危険視する声も一部ありますが、主にこの酸化しやすい性質に対するものです。
私は、酸化というと空気に触れることで起きる現象かと思っていましたが、熱や光によっても進行するようです。
つまり、亜麻仁油を加熱してはいけないというのは、風味を損なうだけじゃなく酸化を招いてしまうから、という重大な理由がありました。
そのため、亜麻仁油を食生活に取り入れる際は、品質の良い商品を選び、新鮮なうちに正しく食すこと、それが危険因子をなくすことにつながります。
亜麻仁油のオメガ3にはEPAとDHAがない!注意点を紹介
亜麻仁油のオメガ3にはDHAとEPAが含まれていないため、魚由来のオメガ3もいっしょに摂るなど、効果的に摂取するにはいくつか注意点があります。
以下が亜麻仁油を生活に取り入れる際の注意点です。
栄養をとるにはなんといってもほかの食材との組み合わせが大切です。
どれだけ多く体内に取り込んでも少ししか吸収されていなければあとは体外に出るだけ。
その解決法として、ほかの食材と組み合わせて吸収率の低い栄養を補う、という方法があります。
亜麻仁油のオメガ3は魚由来のオメガ3といっしょに摂るとそれぞれの効果を得やすいとされています。
魚由来のオメガ3はEPAとDHAという成分が含まれていますが、亜麻仁油にはありません。
ないというより、EPAとDHAに変換される前の「αリノレン酸」という成分を持っているのですが、その変化率はとても低く5〜10%ほど。
つまり亜麻仁油と魚由来のオメガ3をいっしょに摂ることで、オメガ3の効果を全面的に得られるということです!
EPAとDHAはどんな魚に多く含まれているの?
クジラ(本皮)、サバ(開き干し)、サンマ、シロサケなどがあります。
魚によってEPAとDHAどちらか一方が少ない場合もあるので、興味があるなら調べてみてくださいね♪
EPAとDHAは心疾患死亡リスクを低下させる効果があるので、亜麻仁油と合わせて摂れば健康に長生きできちゃうかも?!
また、栄養を摂るばかりでなく運動もしましょう!
亜麻仁油は栄養価が高いうえ、カロリーも動物性油と同じく100gあたり約890kcal。
コレステロール値を下げはしますが、まぎれもない“油”なので、体を動かしてきちんと消費することもお忘れなく。
亜麻仁油は乾性油であるため発火する危険性あり
亜麻仁油は乾性油といって、酸化する際にわずかに熱を発生する油なので、発火する可能性があります。
ここから、とても大事な亜麻仁油の処分についての注意喚起をします!
余った亜麻仁油を処分するときは、正しい方法でしなければ発火する危険性も出てくるので気をつけてください。
ですが、方法はいたって簡単で、ほかの食用油と同じく、新聞紙に染み込ませて捨てるというもの。
- 牛乳パックに新聞紙や使い古した布を入れる。
- 冷ました状態の油を入れて染み込ませる。
- 密閉し、生ごみと同じく「燃えるごみ」に出す。
布に染み込ませた亜麻仁油をほおっておくと、まれに発火を招く危険性があるようです。
パッケージや容器の記載も確認し、注意事項を守って正しく使って処分しましょう。
亜麻仁油とえごま油は風味は違うが成分はほぼ同じ
亜麻仁油とえごま油は抽出元が違うため、成分はほとんど同じですが匂いや風味が異なります。
亜麻仁油は人によって匂いや風味の好みが分かれるようです。
亜麻仁油を「まずい」って言う人もいるよね。
そんな場合は、えごま油を試してみると解決されるかもしれません。
えごま油は亜麻仁油と同様にオメガ3の脂肪酸を含んでおり、そのほかの成分もだいたい同じ。
そのため同じような効果を得ることができます。
違いは抽出元で、亜麻仁油はアマの種子から作られているのに対し、えごま油はエゴマの種子から作られています。
もし、亜麻仁油が好みでなかったあなたは、えごま油を試してみてはいかがでしょう?
まとめ
- オメガ3に分類されるアマニ油は中性脂肪やコレステロールの吸収を抑える効果があるため、生活習慣病の予防に役立つ
- アマニ油は、男性の薄毛の原因の1つであるジヒドロテストステロンを減少させるため、発毛や育毛に効果があるといわれている
- アマニ油を加熱すると酸化してしまいとても危険なので、生のまま食べる
中性脂肪は偏った食生活により増加することが多いですが、睡眠不足やストレスによっても増えるそうです。
健康診断で中性脂肪の数値は測れても、精神的な正常値を測る方法は今のところありません。
心の健康も体に大きく影響するので、これをきっかけに生活習慣を見直してみてくださいね♪
アマニ油は鮮度が大事だけれど、食用油のボトルっていつのまにかベタベタになりますよね。
フラット・クラフトのビンは注ぎ口が液だれしづらいらしいので衛生的ですよ!
タイムセールで定期的にお値下げされているので気になるあなたはすぐチェック!